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公開番号2023042335
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149581
出願日2021-09-14
発明の名称通信装置、通信方法、及び、プログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04W 74/04 20090101AFI20230317BHJP(電気通信技術)
要約【課題】キャリアセンスによる周波数利用効率の劣化を防ぐこと。
【解決手段】通信装置は、通信装置と他の通信装置とが実行可能な、通信装置の通信と他の通信装置の通信との間の干渉を回避する制御に基づいて、通信装置と接続中の相手装置が保持しているデータが通信装置へ送信される際に相手装置がキャリアセンスを行う必要があるか否かを判定し、判定の結果を示す情報を含み、相手装置に対してデータの送信を指示するフレームを、相手装置へ送信する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
通信装置であって、
前記通信装置と他の通信装置とが実行可能な、前記通信装置の通信と前記他の通信装置の通信との間の干渉を回避する制御に基づいて、前記通信装置と接続中の相手装置が保持しているデータが前記通信装置へ送信される際に前記相手装置がキャリアセンスを行う必要があるか否かを判定する判定手段と、
前記判定の結果を示す情報を含み、前記相手装置に対して前記データの送信を指示するフレームを、前記相手装置へ送信する送信手段と、
を有することを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記通信装置と前記他の通信装置とが実行可能な前記制御に基づいて、前記他の通信装置との間で前記制御を実行する実行手段をさらに有し、
前記送信手段は、前記通信装置と前記他の通信装置との間で、前記通信装置の通信と前記他の通信装置の通信との間の干渉を回避する制御が行われる場合に、前記データが送信される際に前記相手装置がキャリアセンスを行う必要がないことを示す情報を含んだ前記フレームを送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記送信手段は、前記通信装置と前記他の通信装置との間で前記制御を行わない場合に、前記データが送信される際に前記相手装置がキャリアセンスを行う必要があることを示す情報を含んだ前記フレームを送信する、ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記通信装置と前記他の通信装置とが実行可能な前記制御に基づいて、前記他の通信装置との間で前記制御を実行する実行手段をさらに有し、
前記送信手段は、前記制御の種別が所定の種別である場合に、前記データが送信される際に前記相手装置がキャリアセンスを行う必要がないことを示す情報を含んだ前記フレームを送信し、前記制御の種別が前記所定の種別でない場合に、前記データが送信される際に前記相手装置がキャリアセンスを行う必要があることを示す情報を含んだ前記フレームを送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記所定の種別の制御は、周波数領域における干渉回避制御と、時間領域における干渉回避制御と、電力領域における干渉回避制御と、の少なくともいずれかを含む、ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
【請求項6】
前記他の通信装置から、前記通信装置の通信と前記他の通信装置の通信との間で実行されるべき前記制御に関する通知を受信する受信手段をさらに有し、
前記送信手段は、前記通知を受信した場合に、前記データが送信される際に前記相手装置がキャリアセンスを行う必要がないことを示す情報を含んだ前記フレームを送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項7】
前記通知は、周波数領域における干渉を回避する制御のための、前記通信装置の通信において使用されるべき周波数リソースを指定する情報を含む、ことを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
【請求項8】
前記通知は、時間領域における干渉を回避する制御のための、前記通信装置の通信において使用されるべき時間リソースを指定する情報を含む、ことを特徴とする請求項6又は7に記載の通信装置。
【請求項9】
前記通知は、電力領域における干渉を回避する制御のための、前記相手装置が前記データを送信する際に使用されるべき送信電力を制限する情報を含む、ことを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の通信装置。
【請求項10】
前記通信装置は、IEEE802.11be規格に準拠した無線LANのアクセスポイントであり、前記相手装置は前記無線LANのステーションである、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、周波数利用効率を改善する技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
無線LAN(Wireless Local Area Network)に関する通信規格として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格が知られている。IEEE802.11規格シリーズのうちの最新規格であるIEEE802.11ax規格では、OFDMA(直交周波数分割多元接続)を用いて、高いピークスループットに加え、混雑状況下での通信速度向上を実現している。
【0003】
現在、さらなるスループット向上のために、IEEE802.11axの後継規格として、IEEE802.11be規格の策定のためのTask Groupが結成されている。そして、このTask Groupでは、複数のAP(アクセスポイント)が協調して通信するMulti-AP Coordination構成が提案されている。この構成では、IEEE802.11axから導入されているOFDMA通信が2つ以上のAPの間での調整を介して行われる(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2019/0288767号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
無線LANでは、信号を送信する通信装置が、信号を送信すべきチャネルにおいてキャリアセンスを実行して、他の通信装置が通信を行っていないことを確認してから信号を送信することにより干渉の発生を回避することとなっている。このキャリアセンスは、周囲の他の通信装置がそのチャネルを使用することがないように通信装置の配置などが決定されている場合であっても実行される。このため、干渉が発生しない環境においても不必要にキャリアセンスが実行され、その間は通信を行うことができないため、周波数利用効率が劣化してしまいうる。
【0006】
本発明は、キャリアセンスによる周波数利用効率の劣化を防ぐ技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様による通信装置は、前記通信装置と他の通信装置とが実行可能な、前記通信装置の通信と前記他の通信装置の通信との間の干渉を回避する制御に基づいて、前記通信装置と接続中の相手装置が保持しているデータが前記通信装置へ送信される際に前記相手装置がキャリアセンスを行う必要があるか否かを判定する判定手段と、前記判定の結果を示す情報を含み、前記相手装置に対して前記データの送信を指示するフレームを、前記相手装置へ送信する送信手段と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、キャリアセンスによる周波数利用効率の劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
無線通信システムの構成例を示す図である。
通信装置のハードウェア構成例を示す図である。
アクセスポイントの機能構成例を示す図である。
ステーションの機能構成例を示す図である。
無線通信システムにおける通信の流れの例を示す図である。
干渉回避の調整の例を説明する図である。
通信装置によって実行される処理の流れの例を示す図である。
通信装置によって実行される処理の流れの例を示す図である。
MAC frame formatの構成を説明する図である。
HT Control field formatの構成を説明する図である。
トリガフレームの構成を説明する図である。
トリガフレームの構成を説明する図である。
無線通信システムにおける通信の流れの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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