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公開番号2023042269
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149481
出願日2021-09-14
発明の名称シート給送装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B65H 3/56 20060101AFI20230317BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】小サイズ原稿に対しても給送動作を正確に実行する。
【解決手段】アームと、アームに回転可能に支持された給送ローラ17と、駆動源から給送ローラ17に伝達される駆動力の接続及び切断を切り替える給送クラッチ25と、ストッパ10を付勢力に抗して押圧するストッパ押圧部19と、を有する給送ユニットを備える。給送ユニット21は、駆動源の駆動によりアームを昇降させることで給送ローラ17を原稿トレイに支持された最上位の原稿に接離するように昇降可能であり、アームを下降させて給送ローラ17を原稿トレイに支持された最上位の原稿に当接させたときは、ストッパ押圧部19がストッパ10を押圧してストッパ10を許容位置に位置させる。ストッパ押圧部19は、給送方向に直交する幅方向において、給送ローラ17と給送クラッチ25との間に配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シートを支持する支持部と、
駆動源と、
前記支持部に支持されたシートが当接して当該シートの給送を規制する規制位置と、前記支持部に支持されたシートの給送を許容する許容位置とに移動可能なストッパと、
前記ストッパが前記規制位置に位置するように付勢する付勢手段と、
昇降可能なアームと、前記アームに回転可能に支持され、前記支持部に支持された最上位のシートを給送する給送回転体と、前記駆動源から前記給送回転体に伝達される駆動力の接続及び切断を切り替えるクラッチと、前記ストッパを前記付勢手段の付勢力に抗して押圧するストッパ押圧部と、を有する給送ユニットと、を備え、
前記給送ユニットは、前記駆動源の駆動により前記アームを昇降させることで前記給送回転体を前記支持部に支持された最上位のシートに接離するように昇降可能であり、前記アームを下降させて前記給送回転体を前記支持部に支持された最上位のシートに当接させたときは、前記ストッパ押圧部が前記ストッパを押圧して前記ストッパを前記許容位置に位置させ、
前記ストッパ押圧部は、シートの給送方向に直交する幅方向において、前記給送回転体と前記クラッチとの間に配置されている、
ことを特徴とするシート給送装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記クラッチは、前記給送回転体と同軸上に配置され、
前記ストッパ押圧部は、少なくとも一部が前記給送回転体と同軸上に配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
シートを検知する検知部を有する検知ユニットを備え、
前記検知部は、前記幅方向において前記給送回転体を挟んだ前記ストッパの反対側に配置されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記検知部は、その検知位置が前記給送方向において前記ストッパよりも上流側に配置され、前記支持部に支持されるシートの有無を検出する、
ことを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記幅方向に関して、シートの給送中心から前記検知ユニットまでの距離は、前記給送中心から前記ストッパまでの距離以下である、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記クラッチは、給送クラッチであり、
前記給送ユニットは、前記給送回転体により複数のシートが給送された場合に1枚ずつ分離する分離回転体と、前記駆動源から前記分離回転体に伝達される駆動力の接続及び切断を切り替える分離クラッチと、前記給送回転体と前記給送クラッチとを連結する給送軸と、前記分離回転体と前記分離クラッチとを連結する分離軸と、を有し、
前記ストッパ押圧部は、前記給送軸及び前記分離軸に跨って支持されるように取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記ストッパ押圧部は、前記給送軸に着脱可能に装着される第1嵌合部と、前記分離軸に着脱可能に装着される第2嵌合部と、前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部を連結すると共に、前記ストッパに対向する平面部を有する連結部と、を有し、
前記連結部は、前記アームを下降させたときに前記ストッパを押圧する、
ことを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
【請求項8】
前記ストッパは、前記ストッパ押圧部により前記規制位置から下方に押し下げられることにより前記許容位置に移動する、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項9】
前記支持部に支持されるシートは、名刺サイズであり、
前記幅方向に関して、シートの給送中心から前記ストッパまでの距離は、前記名刺サイズの半分以下である、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
前記シート給送装置によって給送されたシートの画像を読み取る画像読取部と、
前記画像読取部によって読み取られた画像に基づいて記録材に画像を形成する画像形成部と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを給送するシート給送装置と、これを利用した画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、原稿トレイ等に積載された原稿(シート)を1枚ずつ自動的に給送しながら、給送される原稿の画像情報を読取可能な画像読取装置が用いられている。画像読取装置に用いられるシート給送装置としては、原稿を自動的に給送するADF(Auto Document Feeder)が普及している。この種のシート給送装置では、原稿の先端をストッパに突き当てて原稿トレイに載置し、この状態で原稿が検知センサにより検知される。そして、給送ローラの回転により原稿が給送され、複数枚が給送された場合は分離ローラによって1枚ずつ分離される構成になっている(特許文献1参照)。このシート給送装置では、ストッパの構成は、構成部品点数が少なくコスト面と装置の小型化に有利な構成となっている。更に、シート給送装置の給送部の構成として、上述した給送ローラ、検知センサ、分離ローラ、ストッパの他に、給送時にストッパを解除するストッパ押圧部、給送ローラ及び分離ローラの駆動を制御するクラッチが設けられたものが知られている。これらは、原稿の主走査方向(幅方向)において、クラッチと、給送ローラ及び分離ローラと、ストッパ及びストッパ押圧部と、検知センサとの順で配置されている(図7参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-007790号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、画像読取装置において、多様なサイズの原稿を給送することが求められている。その中でも名刺サイズ等の小サイズ原稿と言われる原稿の給送が可能な画像読取装置のシート給送装置が求められている。小サイズ原稿を給送するためには、原稿の主走査方向(幅方向)において、検知センサと、給送ローラと、ストッパ及びストッパ押圧部との距離を短くする必要がある。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されたシート給送装置では、クラッチと、給送ローラ及び分離ローラと、ストッパ及びストッパ押圧部と、検知センサとの順で配置されている。また、給送ローラ及び分離ローラは、給送中心に配置する必要がある。このため、検知センサと、給送ローラと、ストッパとを小サイズ原稿の限られた主走査方向の範囲内に配置するのは困難である。これにより、例えば、名刺サイズのように主走査方向の長さが短い原稿に対しては、検知センサやストッパ、給送ローラ、分離ローラが適正な位置に配置されておらず、本来の機能を阻害してしまう可能性がある。従って、小サイズ原稿に対しては、原稿の検知、給送、分離を正確に実行できない虞があった。
【0006】
本発明は、小サイズ原稿に対しても給送動作を正確に実行できるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のシート給送装置は、シートを支持する支持部と、駆動源と、前記支持部に支持されたシートが当接して当該シートの給送を規制する規制位置と、前記支持部に支持されたシートの給送を許容する許容位置とに移動可能なストッパと、前記ストッパが前記規制位置に位置するように付勢する付勢手段と、昇降可能なアームと、前記アームに回転可能に支持され、前記支持部に支持された最上位のシートを給送する給送回転体と、前記駆動源から前記給送回転体に伝達される駆動力の接続及び切断を切り替えるクラッチと、前記ストッパを前記付勢手段の付勢力に抗して押圧するストッパ押圧部と、を有する給送ユニットと、を備え、前記給送ユニットは、前記駆動源の駆動により前記アームを昇降させることで前記給送回転体を前記支持部に支持された最上位のシートに接離するように昇降可能であり、前記アームを下降させて前記給送回転体を前記支持部に支持された最上位のシートに当接させたときは、前記ストッパ押圧部が前記ストッパを押圧して前記ストッパを前記許容位置に位置させ、前記ストッパ押圧部は、シートの給送方向に直交する幅方向において、前記給送回転体と前記クラッチとの間に配置されていることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の画像形成装置は、上記のシート給送装置と、前記シート給送装置によって給送されたシートの画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部によって読み取られた画像に基づいて記録材に画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、小サイズ原稿に対しても給送動作を正確に実行できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る原稿読取装置を示す斜視図である。
実施形態に係る原稿読取装置を示す断面図である。
実施形態に係る原稿読取装置を示す平面図である。
実施形態に係る原稿給送装置の主要部を示す断面図である。
実施形態に係る原稿給送装置の主要部を示す側面図である。
実施形態に係るストッパ押圧部を示す側面図である。
比較例に係る原稿給送装置を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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