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公開番号2023042233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149425
出願日2021-09-14
発明の名称撮像装置
出願人凸版印刷株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01N 21/89 20060101AFI20230317BHJP(測定;試験)
要約【課題】包装フィルムにより覆われた品物の画像を適切に撮像できる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、光源と、拡散板と、カメラとを有する。光源は、トレイに搭載されて透明な包装フィルムで覆われた検査対象物を平面視したときの検査対象物の最輪郭よりも外側に設置され、検査対象物の最輪郭のうちで最も近い辺の長さ以上の長さを有し、光源光を照射する。拡散板は、検査対象物の最輪郭よりも外側に設置され、検査対象物の最輪郭のうちで最も近い辺の長さ以上の長さを有し、光源からの光源光を拡散させる。カメラは、光源から拡散板を介して検査対象物に照射された面均一光の検査対象物からの反射光を撮像する。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
トレイに搭載されて透明な包装フィルムで覆われた検査対象物を平面視したときの前記検査対象物の最輪郭よりも外側に設置され、前記検査対象物の最輪郭のうちで最も近い辺の長さ以上の長さを有し、光源光を照射する光源と、
前記検査対象物の最輪郭よりも外側に設置され、前記検査対象物の最輪郭のうちで最も近い辺の長さ以上の長さを有し、前記光源からの光源光を拡散させる拡散板と、
前記光源から前記拡散板を介して前記検査対象物に照射された面均一光の前記検査対象物からの反射光を撮像するカメラと、
を具備する撮像装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記拡散板の長さは、前記光源の長さよりも長い請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記カメラに入射する前記反射光を偏光する偏光子をさらに具備する請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記検査対象物は、長尺の品物を含み、
前記偏光子の偏光方向は、前記品物の長尺方向に対して平行な方向に設定されている請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記偏光子の偏光方向が調整できるように構成されている請求項3に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記光源及び前記拡散板は、遮光筐体の中に配置されており、
前記カメラは前記遮光筐体に空けられた空孔に配置されている請求項1乃至5の何れか1項に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記遮光筐体の内壁が白色である請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記トレイの色は、黒色又は白色である請求項1乃至7の何れか1項に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記光源は、白色の前記光源光を照射する請求項1乃至8の何れか1項に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、撮像装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
収穫された野菜又は果物(果菜)等の品物は、例えば、トレイに載せられ、包装フィルム等により覆われた状態で、箱詰めされて出荷される。
【0003】
この種の品物は、箱詰めの前に不良品であるか否かといった種々の検査がされることが望ましい。この検査に撮像装置が用いられることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3886006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
果菜等の品物は、出荷の直前の状態、すなわちトレイに乗せられ、透明な包装フィルムにより覆われた状態で検査されることが望ましい。通常、この種の検査は、外光の影響を除くために暗箱内で光源から光照射を行いつつ、トレイに乗せられた果菜の画像をカメラで収集することで行われる。しかしながら、一般に、果菜を包装している包装フィルムの反射率は、果菜自体の反射率に比べて大きい。また、包装フィルムは果菜と比較してはるかに平滑であり、さらに屈折率も高い。さらには、トレイに乗せられる果菜は自然物であるので、その形状は様々である。したがって、果菜を覆う包装フィルムの形状も果菜の形状に応じた様々な形状を取り得る。このように様々な形状を有する包装フィルムは、当然ながら光源からの光を様々な角度で反射する。これにより、カメラに入射する反射光の光量ばらつきが生じたり、特定の角度からカメラに入射する反射光が大きな光量を有してしまったりして、画像による検査が困難になってしまうことがある。
【0006】
本開示は、包装フィルムにより覆われた品物の画像を適切に撮像できる撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様に係る撮像装置は、光源と、拡散板と、カメラとを有する。光源は、トレイに搭載されて透明な包装フィルムで覆われた検査対象物を平面視したときの検査対象物の最輪郭よりも外側に設置され、検査対象物の最輪郭のうちで最も近い辺の長さ以上の長さを有し、光源光を照射する。拡散板は、検査対象物の最輪郭よりも外側に設置され、検査対象物の最輪郭のうちで最も近い辺の長さ以上の長さを有し、光源からの光源光を拡散させる。カメラは、光源から拡散板を介して検査対象物に照射された面均一光の検査対象物からの反射光を撮像する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、包装フィルムにより覆われた品物の画像を適切に撮像できる撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る撮像装置を含む品物の箱詰めシステムの一構成例を概略的に示す図である。
図2Aは、撮像装置の第1の構成例を概略的に示す図である。
図2Bは、撮像装置の第1の構成例を概略的に示す図である。
図2Cは、偏光子が吸収型偏光子であるときの搬送方向と吸収軸との関係を示した図である。
図3Aは、撮像装置の第2の構成例を概略的に示す図である。
図3Bは、撮像装置の第2の構成例を概略的に示す図である。
図4は、品物の箱詰めシステムの制御系の一構成例を概略的に示すブロック図である。
図5は、撮像装置の動作の一例を説明するための図である。
図6は、偏光方向の調整の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係る撮像装置を含む品物の箱詰めシステムの一構成例を概略的に示す図である。ここで、図1においては、互いに直交する3方向としてx方向、y方向及びz方向が規定されている。品物の箱詰めシステムは、品物を、梱包箱B1-B4に箱詰めする。実施形態における品物としては、包装体が想定されている。実施形態における包装体は、果菜等の食品、例えばみょうがをトレイに載せ、食品が載せられたトレイを透明な包装フィルムで包装し、さらに包装フィルムにラベルを付すことによって形成される物品である。ここで、実施形態における透明な包装フィルムは、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、セルロース等の少なくとも何れかから構成され得る。みょうがをトレイに載せること、トレイを包装フィルムで包装すること、及び包装フィルムにラベルを付すことは、実施形態に係る箱詰めシステムのさらに上流のシステムにおいて自動的に実施されてもよいし、手動で実施されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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