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公開番号2023042226
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149416
出願日2021-09-14
発明の名称風向調整装置
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60H 1/34 20060101AFI20230317BHJP(車両一般)
要約【課題】隣接するルーバの重なりによる風路の閉塞の気密性を向上した風向調整装置を提供する。
【解決手段】風向調整装置1は、回動軸線Aが互いに平行となるように隣接して配置された複数のルーバ10と、ルーバ10を互いに連動して回動させるリンク15と、を備え、隣接するルーバ10,10の一方が他方に対し所定の回動位置で順次重なって風路3を閉塞可能である。隣接するルーバ10,10の一方は、他方に対し所定の回動位置で少なくとも一部が回動軸線Aを超えるように配置される。ルーバ10とリンク15とのいずれか一方に、軸部19が形成される。ルーバ10とリンク15との他方に、軸部19が挿入される穴部18が形成される。穴部18は、第一穴部18aと、第一穴部18aよりも開口が大きい第二穴部18bと、が設定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回動軸線が互いに平行となるように隣接して配置された複数のルーバと、前記ルーバを互いに連動して回動させるリンクと、を備え、隣接する前記ルーバの一方が他方に対し所定の回動位置で順次重なって風路を閉塞可能な風向調整装置であって、
隣接する前記ルーバの一方は、他方に対し前記所定の回動位置で少なくとも一部が回動軸線を超えるように配置され、
前記ルーバと前記リンクとのいずれか一方に、軸部が形成され、
前記ルーバと前記リンクとの他方に、前記軸部が挿入される穴部が形成され、
前記穴部は、第一穴部と、この第一穴部よりも開口が大きい第二穴部と、が設定されている
ことを特徴とする風向調整装置。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
軸部は、抜け防止用のアンダー形状を有して第一穴部に挿入される第一軸部と、円柱状に形成され第二穴部に挿入される第二軸部と、が設定されている
ことを特徴とする請求項1記載の風向調整装置。
【請求項3】
第一穴部と第二穴部とは、ルーバの隣接方向に交互に配置されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の風向調整装置。
【請求項4】
第二穴部は、ルーバの回動方向に沿う長穴状である
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の風向調整装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、隣接するルーバの一方が他方に対し所定の回動位置で順次重なって風路を閉塞可能な風向調整装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車などの車両に用いられる空調装置において、吹き出す風向を調整する風向調整装置がある。風向調整装置は、空調風吹出装置、エアアウトレット、ベンチレータ、レジスタなどとも呼ばれ、例えばインストルメントパネルやセンタコンソール部などの車両の各部に設置されて、冷暖房による快適性能の向上に寄与している。
【0003】
このような風向調整装置において、隣接するルーバ同士が互いに重なることで空調風を遮断する、いわゆるルーバシャット機能を備えるものが知られている。このとき、隣接するルーバの一方の端部を他方の端部に当接させるだけの構造の場合、ルーバの寸法誤差や組み付け後の温度変化等に起因するルーバの寸法変化等によって、ルーバの当接が不十分となって隙間が生じるおそれがある。そのため、ルーバを互いに連動させるリンクに形成される穴部の間隔を、ルーバに設定される回動軸とリンクの穴部に挿入されるリンク軸との間隔より大きく設定した構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-34734号公報 (第4-6頁、図1-4)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の風向調整装置の場合、ルーバの回動角度を規制するために、一部のルーバがケース体に当接する構成となっているので、寸法誤差などによってルーバ同士が当接する前の位置でルーバがケース体に当接したときにすべてのルーバ同士の間に隙間が生じないように、さらなる構成が必要になる。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、隣接するルーバの重なりによる風路の閉塞の気密性を向上した風向調整装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の風向調整装置は、回動軸線が互いに平行となるように隣接して配置された複数のルーバと、前記ルーバを互いに連動して回動させるリンクと、を備え、隣接する前記ルーバの一方が他方に対し所定の回動位置で順次重なって風路を閉塞可能な風向調整装置であって、隣接する前記ルーバの一方は、他方に対し前記所定の回動位置で少なくとも一部が回動軸線を超えるように配置され、前記ルーバと前記リンクとのいずれか一方に、軸部が形成され、前記ルーバと前記リンクとの他方に、前記軸部が挿入される穴部が形成され、前記穴部は、第一穴部と、この第一穴部よりも開口が大きい第二穴部と、が設定されているものである。
【0008】
請求項2記載の風向調整装置は、請求項1記載の風向調整装置において、軸部は、抜け防止用のアンダー形状を有して第一穴部に挿入される第一軸部と、円柱状に形成され第二穴部に挿入される第二軸部と、が設定されているものである。
【0009】
請求項3記載の風向調整装置は、請求項1または2記載の風向調整装置において、第一穴部と第二穴部とは、ルーバの隣接方向に交互に配置されているものである。
【0010】
請求項4記載の風向調整装置は、請求項1ないし3いずれか一記載の風向調整装置において、第二穴部は、ルーバの回動方向に沿う長穴状であるものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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