特許ウォッチ

公開番号2023042215
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149404
出願日2021-09-14
発明の名称通信装置
出願人株式会社東海理化電機製作所
代理人個人,個人
主分類H04B 1/3822 20150101AFI20230317BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信の確立により適した送信信号の指向性を形成する。
【解決手段】移動体の外装に配置される通信装置であって、他の通信装置との間の距離の推定に用いられる第1の通信規格に準拠した信号を送信する第1のアンテナ、を備え、前記第1のアンテナが送信する信号の指向性は、当該指向性に係るヌル点が前記移動体の車高方向を向くように形成される、通信装置が提供される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
移動体の外装に配置される通信装置であって、
他の通信装置との間の距離の推定に用いられる第１の通信規格に準拠した信号を送信する第１のアンテナ、
を備え、
前記第１のアンテナが送信する信号の指向性は、当該指向性に係るヌル点が前記移動体の車高方向を向くように形成される、
通信装置。
続きを表示（約 330 文字）【請求項２】
前記移動体の外装に備えられるドアハンドルに内蔵される、
請求項１に記載の通信装置。
【請求項３】
前記他の通信装置の認証に用いられる第２の通信規格に準拠した信号を送信する第２のアンテナ、
をさらに備える、
請求項１または請求項２のうちいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項４】
静電容量の変化に基づいて物体の近接を検知する静電センサ回路、
をさらに備える、
請求項１から請求項３までのうちいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項５】
前記第１の通信規格は、超広帯域無線通信を含む、
請求項１から請求項４までのうちいずれか一項に記載の通信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、通信装置に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、装置間で送受信した無線信号に基づく処理を行う技術が開発されている。例えば、特許文献１には、超広帯域（ＵＷＢ：Ultra Wide Band）の信号を用いて装置間における測距を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１１８０３０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ＵＷＢ等の送信信号には指向性が存在する。このため、ＵＷＢ信号を送信するアンテナとの位置関係によっては、当該アンテナから送信されるＵＷＢ信号を受信しづらい状況が生じる。
【０００５】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、通信の確立により適した送信信号の指向性を形成することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、移動体の外装に配置される通信装置であって、他の通信装置との間の距離の推定に用いられる第１の通信規格に準拠した信号を送信する第１のアンテナ、を備え、前記第１のアンテナが送信する信号の指向性は、当該指向性に係るヌル点が前記移動体の車高方向を向くように形成される、通信装置が提供される。
【発明の効果】
【０００７】
以上説明したように本発明によれば、通信の確立により適した送信信号の指向性を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の一実施形態に係るシステム１の構成例を示すブロック図である。
一般的なダイポールアンテナの理想的な指向性について説明するための図である。
本発明の一実施形態に係る第１のアンテナ１１０が送信する信号の指向性の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【００１０】
＜１．実施形態＞
＜＜１．１．構成例＞＞
まず、本発明の一実施形態に係るシステム１の構成例について述べる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許