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公開番号2023042192
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149374
出願日2021-09-14
発明の名称包装袋
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類B65D 75/60 20060101AFI20230317BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】環境負荷が小さく再封が可能な包装袋を提供する。
【解決手段】包装袋101は、内容物Fを収容する収容空間9が積層シート10のヒートシールにより形成され、収容空間9を形成するヒートシール部として、横シール部4,下シール部5,上シール部6を有し、収容空間9に対して内容物Fを出し入れするための開口部6hにおいて再封を可能とする粘着シール部6aを有する。積層シート10は、紙製の基材層と、ヒートシール剤3の塗布により形成されたヒートシール層と、感熱粘着剤2の塗布により形成されて加熱により粘着性を発現させる粘着層と、を有する。上シール部6等のヒートシール部はヒートシール層の加熱により構成され、粘着シール部6aは粘着層の加熱により構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容物を収容する収容空間が積層シートのヒートシールにより形成されるように製袋された包装袋であって、
前記収容空間を形成するヒートシール部と、前記収容空間に対して内容物を出し入れするための開口部において再封を可能とする粘着シール部と、を有し、
前記積層シートが、紙製の基材層と、ヒートシール剤の塗布により形成されたヒートシール層と、感熱粘着剤の塗布により形成されて加熱により粘着性を発現させる粘着層と、を有し、
前記ヒートシール部が前記ヒートシール層の加熱により構成され、前記粘着シール部が前記粘着層の加熱により構成されることを特徴とする包装袋。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記ヒートシール部の一部が前記開口部に位置し、その開口部に位置するヒートシール部の一部のみに前記粘着シール部の全体が重なるように位置することを特徴とする請求項1記載の包装袋。
【請求項3】
前記開口部に位置するヒートシール部において、内縁部分と重なるように前記粘着シール部が位置し、外縁部分にヒートシールされていない未シール部が位置することを特徴とする請求項2記載の包装袋。
【請求項4】
前記粘着層が前記基材層と前記ヒートシール層との間に隣り合って位置することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の包装袋。
【請求項5】
前記ヒートシール層よりも前記粘着層が弱く接着する延伸フィルム層を前記積層シートが更に有し、前記延伸フィルム層が前記基材層と前記粘着層との間に隣り合って位置することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の包装袋。
【請求項6】
前記ヒートシール部の一部が前記開口部に位置し、その開口部に位置するヒートシール部と前記粘着シール部とが重ならないように隣り合って位置することを特徴とする請求項1記載の包装袋。
【請求項7】
前記内容物が前記収容空間内に収容された状態で密封包装されていることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の包装袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は包装袋に関するものであり、更に詳しくは、いったん開封しても再封(リクローズ)が可能な包装袋に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
再封機能を有する包装袋は、開口部を何度も再封して保存できるという利便性から、食品(菓子,おつまみ,ナッツ類,トッピングシュガー等),医薬品(錠剤等),日用品(クリップ,乾電池等),サプリメント等の包装に広く用いられている。その包装形態は様々であり(三方シールタイプ,四方シールタイプ,ガセットタイプ,ピロータイプ,スタンディングタイプ等)、再封を可能にするための構成も様々である。
【0003】
包装袋の再封を可能とする構成としては、プラスチック製のチャック部材(咬合具)が一般的である。しかし、チャック部材を包装袋の開口部に取り付けるには、加工工程や取り付け設備等の追加が必要となるため、コストアップや生産効率の低下が問題となる。また、包装袋の外面に再封テープを剥離可能に貼り付けるようにしたものが、特許文献1で提案されている。しかし、再封テープを使用すると再封・再開封の作業が煩雑になってしまい不便である。例えば、再封の際には、再封テープを剥離して開口部を折り曲げて貼り付けることが必要になり、再開封の際には、再封テープを剥離して開口部を再び伸ばすことが必要になる。
【0004】
上記問題点を解決する技術として、基材層と熱接着性樹脂層とを有する積層体からなり熱接着部により形成された包装袋において、熱接着部の一部が積層体の熱接着性樹脂層の基材層側ないしは内面に感熱粘着剤層が形成された再接着可能熱接着部を備え、再接着可能熱接着部より開封及び再封を可能とする包装袋が、特許文献2で提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-207940号公報
特開2003-95285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2に記載の包装袋では、再接着可能熱接着部を備えることにより、前述のコストアップや生産効率の低下の問題を解決することができ、また、再封・再開封の不便さも解消可能である。しかし、積層体の基材層として、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等のプラスチックフィルムが用いられているため、包装袋全体に占めるプラスチック使用量の削減が困難である。したがって、環境負荷が大きいという問題は避けられない。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、環境負荷が小さく再封が可能な包装袋を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、第1の発明の包装袋は、内容物を収容する収容空間が積層シートのヒートシールにより形成されるように製袋された包装袋であって、
前記収容空間を形成するヒートシール部と、前記収容空間に対して内容物を出し入れするための開口部において再封を可能とする粘着シール部と、を有し、
前記積層シートが、紙製の基材層と、ヒートシール剤の塗布により形成されたヒートシール層と、感熱粘着剤の塗布により形成されて加熱により粘着性を発現させる粘着層と、を有し、
前記ヒートシール部が前記ヒートシール層の加熱により構成され、前記粘着シール部が前記粘着層の加熱により構成されることを特徴とする。
【0009】
第2の発明の包装袋は、上記第1の発明において、前記ヒートシール部の一部が前記開口部に位置し、その開口部に位置するヒートシール部の一部のみに前記粘着シール部の全体が重なるように位置することを特徴とする。
【0010】
第3の発明の包装袋は、上記第2の発明において、前記開口部に位置するヒートシール部において、内縁部分と重なるように前記粘着シール部が位置し、外縁部分にヒートシールされていない未シール部が位置することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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