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公開番号2023042169
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149327
出願日2021-09-14
発明の名称吹付資材、吹付層形成方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A01G 24/23 20180101AFI20230317BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】土壌や岩盤表面の緑化を目的として施工した場合に保水性が高い吹付層を得られる吹付資材を提供する。
【解決手段】本発明の吹付資材は、植生基材と、保水性資材とを含む。保水性資材は、ケイ酸塩粘土鉱物及びバイオチャーの少なくとも一方を含み、保水性資材は、黒土の含有量が、植生基材と保水性資材との合計体積100%のうち5%以下である。この吹付資材によって形成される吹付層は、乾燥しにくいので植物が生育しやすい。そして、この吹付資材を用いれば乾燥しやすい時期でも緑化工事を行うことができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
植生基材と、保水性資材とを含み、
前記保水性資材は、ケイ酸塩粘土鉱物及びバイオチャーの少なくとも一方を含み、
前記保水性資材は、黒土の含有量が、前記植生基材と前記保水性資材との合計体積100%のうち5%以下である、吹付資材。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
更に浸透剤を含む、請求項1記載の吹付資材。
【請求項3】
前記保水性資材は、前記バイオチャーを含み、
前記バイオチャーの含有量は、前記植生基材と前記保水性資材との合計体積100%のうち1%~60%を占める量である、請求項1又は2記載の吹付資材。
【請求項4】
前記保水性資材は、ケイ酸塩粘土鉱物及びバイオチャーを含み、
前記バイオチャーの含有量は、前記ケイ酸塩粘土鉱物の含有量よりも体積比で大きい、請求項1~3のいずれか一項記載の吹付資材。
【請求項5】
更に肥料を含む、請求項1~4のいずれか一項記載の吹付資材。
【請求項6】
更に接着剤を含む、請求項1~5のいずれか一項記載の吹付資材。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項記載の吹付資材を対象面に吹き付けて吹付層を形成する、吹付層形成方法。
【請求項8】
前記対象面が法面である、請求項7記載の吹付層形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吹付資材、及び、吹付層形成方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、土壌や岩盤表面の緑化方法として植生基材吹付工が知られている。植生基材吹付工は種子を含ませた植生基材を対象面に吹き付けて種子を発芽させるものであるが、吹付施工後の植生基材が日射や風に晒されることが続くと、表面から水が蒸発して乾燥状態となり、種子が発芽不全に陥ることがある。そのため降雨が少ない時期にはそのリスクが大きいので緑化工事を控えることが望ましいが、他の工程との関係でやむなく実施することがある。その結果、緑化不成立での手直し工事が発生することがあった。
【0003】
乾燥の原因としては、植生基材として汎用されるバーク堆肥の保水性が低いこと、及び、乾燥した場合に撥水性を生じてしまい、吸水が困難になってしまうことが挙げられる。そこで撥水性を抑制するために、界面活性剤を含有させた吹付資材が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4048800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、撥水性を抑制した土壌に水が浸透したとしても、保水性が不十分であると水が蒸発するのが早く、植物が生存しにくい。本発明は、土壌や岩盤表面の緑化を目的として施工した場合に保水性が高い吹付層を得られる吹付資材を提供することを目的とする。また、この吹付資材を利用する吹付層形成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、植生基材と、保水性資材とを含み、保水性資材は、ケイ酸塩粘土鉱物及びバイオチャーの少なくとも一方を含み、保水性資材は、黒土の含有量が、植生基材と保水性資材との合計体積100%のうち5%以下である、吹付資材を提供する。
【0007】
この吹付資材は保水性資材を含んでいるので、この吹付資材を吹付けて得られる吹付層は保水性が高いものとなり、乾燥しにくく、植物が生育しやすい。そして、この吹付資材を用いれば乾燥しやすい時期でも緑化工事を行うことができる。
【0008】
この吹付資材は、更に浸透剤を含んでいてもよい。浸透剤を含んでいると、この吹付資材を吹付けて得られる吹付層は水を吸収しやすくなる。すなわち、撥水性が抑制される。また、保水性資材はバイオチャーを含み、バイオチャーの含有量は、植生基材と保水性資材との合計体積100%のうち1%~60%を占める量であってもよい。
【0009】
この吹付資材において、保水性資材はケイ酸塩粘土鉱物及びバイオチャーを含み、バイオチャーの含有量は、ケイ酸塩粘土鉱物の含有量よりも体積比で大きいことが好ましい。また、この吹付資材は更に肥料を含んでいてもよく、接着剤を含んでいてもよい。接着剤は吹付資材の粒子間を接着する働きをするので、この吹付資材を法面に吹き付けた場合に吹付層が滑り落ちることを防止することができる。
【0010】
また本発明は、上記の吹付資材を対象面に吹き付けて吹付層を形成する吹付層形成方法を提供する。ここで対象面は、法面であってもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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