TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023042081
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149169
出願日2021-09-14
発明の名称光電変換装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 25/70 20230101AFI20230317BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ブルーミングを低減し得る光電変換装置を提供する。
【解決手段】4つ以上の光電変換部から電荷が転送される電荷保持部を各々が含む複数の単位画素を有し、第1群の光電変換部の入射光に対する感度は、第2群の光電変換部の前記入射光に対する感度よりも大きく、前記第2群のすべての光電変換部において電荷の蓄積が開始された後に、前記第1群の光電変換部において電荷の蓄積が開始され、前記第2群のすべての光電変換部について蓄積された電荷に応じた信号が読み出された後に、前記第1群の光電変換部について蓄積された電荷に応じた信号が読み出される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
入射光に応じた電荷を各々が生成する4つ以上の光電変換部と、
前記4つ以上の光電変換部から電荷が転送される電荷保持部と、
前記4つ以上の光電変換部の各々に対応して配され、対応する光電変換部から前記電荷保持部に電荷を転送する電荷転送部と、
前記電荷保持部が保持する電荷に応じた信号を出力する出力部と、
を各々が含む複数の単位画素を有し、
前記4つ以上の光電変換部は、複数の光電変換部を含む第1群と、複数の光電変換部を含む第2群とに区分され、
前記第1群の光電変換部の前記入射光に対する感度は、前記第2群の光電変換部の前記入射光に対する感度よりも大きく、
前記第2群のすべての光電変換部において電荷の蓄積が開始された後に、前記第1群の光電変換部において電荷の蓄積が開始され、
前記第2群のすべての光電変換部について蓄積された電荷に応じた信号が読み出された後に、前記第1群の光電変換部について蓄積された電荷に応じた信号が読み出される
ことを特徴とする光電変換装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記電荷転送部における電荷の転送の順序を示す情報を記憶する記憶部を更に有し、
前記電荷転送部は、前記記憶部に記憶されている情報に基づく制御信号によって制御される
ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項3】
前記第1群は、各々が白の入射光に応じた電荷を生成する複数の光電変換部を含み、
前記第2群は、赤の入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、緑の入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、青の入射光に応じた電荷を生成する光電変換部とのうちの複数を含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光電変換装置。
【請求項4】
前記第1群は、各々が白の入射光に応じた電荷を生成する6つの光電変換部を含み、
前記第2群は、赤の入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、緑の入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、青の入射光に応じた電荷を生成する光電変換部とのうちの2つを含む
ことを特徴とする請求項3に記載の光電変換装置。
【請求項5】
前記複数の単位画素は、第1単位画素及び第2単位画素を含み、
前記第1単位画素の前記第1群は、各々が白の入射光に応じた電荷を生成する6つの光電変換部を含み、
前記第1単位画素の前記第2群は、赤の入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、緑の入射光に応じた電荷を生成する光電変換部とを含み、
前記第2単位画素の前記第1群は、各々が白の入射光に応じた電荷を生成する6つの光電変換部を含み、
前記第2単位画素の前記第2群は、緑の入射光に応じた電荷を生成する光電変換部と、青の入射光に応じた電荷を生成する光電変換部とを含む
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の光電変換装置。
【請求項6】
前記第1群は、各々が緑の入射光に応じた電荷を生成する複数の光電変換部を含み、
前記第2群は、赤の入射光に応じた電荷を生成する光電変換部及び青の入射光に応じた電荷を生成する光電変換部を含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光電変換装置。
【請求項7】
前記第1群は、各々が緑の入射光に応じた電荷を生成する2つの光電変換部を含み、
前記第2群は、赤の入射光に応じた電荷を生成する1つの光電変換部及び青の入射光に応じた電荷を生成する1つの光電変換部を含む
ことを特徴とする請求項6に記載の光電変換装置。
【請求項8】
前記4つ以上の光電変換部は、複数の行及び複数の列をなすように配されている
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光電変換装置。
【請求項9】
前記第2群の複数の光電変換部の各々は、前記第1群の複数の光電変換部のうちの少なくとも1つと隣り合うように配されている
ことを特徴とする請求項8に記載の光電変換装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光電変換装置と、
前記光電変換装置に対応した光学装置、
前記光電変換装置を制御する制御装置、
前記光電変換装置から出力された信号を処理する処理装置、
前記光電変換装置で得られた情報を表示する表示装置、
前記光電変換装置で得られた情報を記憶する記憶装置、及び
前記光電変換装置で得られた情報に基づいて動作する機械装置、の少なくともいずれかと、を備えることを特徴とする機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光電変換装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、1つのフローティングディフュージョンが複数のフォトダイオードにより共有されている画素を備えたCMOSイメージセンサが開示されている。
【0003】
特許文献2には、カラー画像を得るために、特定の波長成分の光を透過するカラーフィルタが所定のパターンで画素領域上に配列されている撮像装置が開示されている。特許文献2の撮像装置には、赤(R)、緑(G)及び青(B)の三色のカラーフィルタに加えて、可視光の全波長領域の光を透過する白(W)のカラーフィルタ(ホワイトフィルタ)を備えたRGBW配列が採用されている。また、特許文献2にも1つのフローティングディフュージョンが複数のフォトダイオードにより共有されている構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-118698号公報
特開2020-108061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1又は特許文献2に記載されているような光電変換装置において、入射光の光量等の条件によっては、ある画素で生じた電荷が他の画素に溢れ出ることによりブルーミングが生じることがある。ブルーミングが生じた画素では、蓄積時間に比例した信号が得られなくなる。そのため、ブルーミングは光電変換装置の信号取得精度を低下させる場合がある。
【0006】
本発明の目的は、ブルーミングを低減し得る光電変換装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一観点によれば、入射光に応じた電荷を各々が生成する4つ以上の光電変換部と前記4つ以上の光電変換部から電荷が転送される電荷保持部と、前記4つ以上の光電変換部の各々に対応して配され、対応する光電変換部から前記電荷保持部に電荷を転送する電荷転送部と、前記電荷保持部が保持する電荷に応じた信号を出力する出力部と、を各々が含む複数の単位画素を有し、前記4つ以上の光電変換部は、複数の光電変換部を含む第1群と、複数の光電変換部を含む第2群とに区分され、前記第1群の光電変換部の前記入射光に対する感度は、前記第2群の光電変換部の前記入射光に対する感度よりも大きく、前記第2群のすべての光電変換部において電荷の蓄積が開始された後に、前記第1群の光電変換部において電荷の蓄積が開始され、前記第2群のすべての光電変換部について蓄積された電荷に応じた信号が読み出された後に、前記第1群の光電変換部について蓄積された電荷に応じた信号が読み出されることを特徴とする光電変換装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ブルーミングを低減し得る光電変換装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る光電変換装置の概略構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係る単位画素の回路図である。
第1実施形態に係るカラーフィルタの配置を示す模式図である。
第1実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係る垂直走査部から出力される制御信号のタイミングチャートである。
第1実施形態に係る垂直走査部と画素アレイの接続を示す模式図である。
第1実施形態に係る画素に供給される制御信号のタイミングチャート及び光電変換部に蓄積される電荷量を示すグラフである。
第2実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図である。
第2実施形態に係る垂直走査部からの出力される制御信号のタイミングチャートである。
第2実施形態に係る垂直走査部と画素アレイの接続を示す模式図である。
第3実施形態に係る単位画素の回路図である。
第3実施形態に係るカラーフィルタの配置を示す模式図である。
第3実施形態に係る制御部の構成を示すブロック図である。
第3実施形態に係る画素に供給される制御信号のタイミングチャート及び光電変換部に蓄積される電荷量を示す模式図である。
第4実施形態に係る機器のブロック図である。
第5実施形態に係る機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第1実施形態]
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。複数の図面にわたって同一の要素又は対応する要素には共通の符号が付されており、その説明は省略又は簡略化されることがある。以下に述べる各実施形態では、光電変換装置の一例として、撮像装置を中心に説明する。しかしながら、各実施形態における光電変換装置は撮像装置に限定されるものではなく、他の装置にも適用可能である。他の装置の例としては、測距装置及び測光装置が挙げられる。測距装置は、例えば、焦点検出装置、TOF(Time-Of-Flight)を用いた距離測定装置等であり得る。測光装置は、装置に入射する光の光量を測定する装置であり得る。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
開閉式取手
29日前
個人
暗号化記憶媒体
3日前
個人
動画用電子透かし方法
1か月前
個人
非常時の情報伝達システム
2日前
日本電気株式会社
光供給装置
29日前
パイオニア株式会社
音響装置
1か月前
株式会社パロマ
リモコン
1か月前
太陽誘電株式会社
振動発生装置
1日前
株式会社パロマ
リモコン
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
15日前
個人
ブロックチェーンにおける認証方法
21日前
マクセル株式会社
センサユニット
1か月前
日本放送協会
送信装置及び受信装置
21日前
個人
下部取り出し型スマートフォンカバー
1か月前
個人
翻訳字幕付きビデオチャットシステム
今日
株式会社日立国際電気
通信システム
1か月前
キヤノン株式会社
画像処理システム
1か月前
株式会社JVCケンウッド
端末装置
6日前
株式会社ブイキューブ
表示装置
27日前
株式会社リンテック21
対面通話装置
21日前
アルプスアルパイン株式会社
音響装置
16日前
株式会社日立国際電気
無線通信システム
今日
株式会社デンソー
通信装置
2日前
株式会社日立国際電気
無線通信システム
15日前
株式会社ネットアプリ
飲料用演出グラス
15日前
株式会社日立国際電気
無線通信システム
3日前
ブラザー工業株式会社
画像記録装置
13日前
京セラ株式会社
通信機器、方法、及びプログラム
21日前
株式会社J-WAVEi
情報配信システム
1か月前
個人
姿勢検知によるスマートライト制御システム
1か月前
クェスタ株式会社
地震対応電力供給システム
1か月前
株式会社ユピテル
システム及びプログラム等
15日前
ブラザー工業株式会社
画像読取装置および書込方法
1か月前
フリーデータジャパン株式会社
電話システム
16日前
京セラ株式会社
光通信装置
21日前
株式会社日立国際電気
列車監視システム
1か月前
続きを見る