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公開番号2023042018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149070
出願日2021-09-14
発明の名称乳液状皮膚化粧料
出願人株式会社トクヤマ
代理人
主分類A61K 8/58 20060101AFI20230317BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 べとつき感がなく、かつ、軋み感のない、使用感が良好な乳液状化粧料を提供する。
【解決手段】 本発明の乳液状化粧料は、シリカエアロゲルが0.01~0.1質量%を含む。前記シリカエアロゲルは平均円形度が0.8以上であることが好ましい。前記シリカエアロゲルはメタノール湿潤性を表すM値が20以上であることが好ましい。前記シリカエアロゲルは、コールターカウンター法により測定された体積基準累積50%径(D50)が1μm以上200μm以下であることが好ましい。前記シリカエアロゲルは、コールターカウンター法により測定された体積基準累積50%径(D50)が1μm以上200μm以下であることが好ましい。前記シリカエアロゲルは、吸油量が400mL/100g以上800mL/100g以下であることが好ましい。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
0.01~0.1質量%のシリカエアロゲルを含むことを特徴とする乳液状化粧料。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記シリカエアロゲルは平均円形度が0.8以上である請求項1記載の乳液状化粧料。
【請求項3】
前記シリカエアロゲルはメタノール湿潤性を表すM値が20以上である請求項1又は2に記載の乳液状化粧料。
【請求項4】
前記シリカエアロゲルは、コールターカウンター法により測定された体積基準累積50%径(D50)が1μm以上200μm以下である請求項1~3のいずれかに記載の乳液状化粧料。
【請求項5】
前記シリカエアロゲルは、吸油量が400mL/100g以上800mL/100g以下である請求項1~4のいずれかに記載の乳液状化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乳液状皮膚化粧料に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
乳液状化粧料、いわゆる、乳液は、乾燥、紫外線、酸化、ストレス等から皮膚を守り、皮膚本来のもつ恒常性を維持し、健康に保つことを目的としたスキンケア化粧料のひとつである。乳液は、水分が多く、油分が適当に含有されているため、皮膚のモイスチャーバランスを保ち、皮膚の保湿や柔軟機能を果たすのに効果的である。
一般的な乳液に用いられる成分として、油性成分、水性成分、界面活性剤、増粘剤等であり、その種類や組み合わせは数多い。乳液は、油分を含むため、塗布後に水性成分が蒸発すると、油分に起因するべたつき感を感じやすく、べたつきのない使用感の良い乳液が求められている。例えば、疎水性粉末1~50質量%を内油相に、樹脂粉末から選ばれる疎水性粉末0.1~3質量%を外水相に配合することで、べたつきを抑えた水中油型乳化化粧料が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-286748号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、べたつきを軽減する目的で、多量の疎水性粉末を配合することで、乳液全体が増粘して、塗布後に軋みを感じる傾向があり、改善の余地があった。
そこで、本発明は、べたつき感がなく、かつ、軋み感のない乳液状皮膚化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、シリカエアロゲルを極少量配合することにより、べたつき感がなく、かつ、軋み感のない乳液状皮膚化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の乳液状化粧料は、0.01~0.1質量%のシリカエアロゲルを含む。
また、本発明の乳液状化粧料は、前記シリカエアロゲルの平均円形度が0.8以上であることが好ましい。
本発明の乳液状化粧料は、前記シリカエアロゲルのメタノール湿潤性を表すM値が20以上であることが好ましい。
また、本発明の乳液状化粧料は、前記シリカエアロゲルのコールターカウンター法により測定された体積基準累積50%径(D50)が1μm以上200μm以下であることが好ましい。
また、本発明の乳液状化粧料は、前記シリカエアロゲルの吸油量が400mL/100g以上800mL/100g以下であることが好ましい。
【発明の効果】
【0006】
本発明の乳液状化粧料は、べたつき感がなく、かつ、軋み感のない乳液状化粧料である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に本発明の乳液状化粧料について実施形態に基づき詳細に説明する。
【0008】
[乳液状化粧料]
本発明の乳液状化粧料は、0.01~0.1質量%のシリカエアロゲルを含む。更に、本発明の乳液状化粧料は、水性成分を55~95質量%、油性成分を1~30質量%、界面活性剤を1~3質量%、保湿剤を1~10質量%、その他の成分を含んでもよい。以下、各成分について詳述する。
【0009】
<シリカエアロゲル>
本発明の乳液状化粧料に使用されるシリカエアロゲルは公知の方法によって調製することができる。例えば、国際公開第2012/057086号、特開2014-218433号公報等に記載された方法によって調製することができる。
ここで、シリカエアロゲルは、多孔質なシリカ骨格構造を有し、分散媒体として気体を伴う固体材料を意味し、特に空隙率60%以上の固体材料を意味する。シリカエアロゲルは高い空隙率を有するにもかかわらず、優れた機械強度を示す。なお、空隙率とは、見掛けの体積中に含まれている気体の量を体積百分率で表した値である。
【0010】
(含有量)
本実施形態に係る乳液状化粧料に含まれるシリカエアロゲルの含有量の下限は、当該乳液状化粧料全体の質量に対して、0.01質量%以上が好ましく、0.03質量%以上がより好ましい。また、シリカエアロゲルの含有量の上限は、当該乳液状化粧料全体の質量に対して、0.10質量%以下が好ましく、0.08質量%以下がより好ましい。シリカエアロゲルの含有量が上記下限値未満になると、製剤中の油性成分や皮脂を吸収する効果が得られずに、べたついて、感触が悪化する。また、シリカエアロゲルの含有量が上記上限値を超えると、塗布後に軋みを感じ、感触が悪化する。シリカエアロゲルの含有量が上記範囲内であると、べたつき感がなく、かつ、軋み感のない乳液状化粧料を提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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