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公開番号2023042004
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149052
出願日2021-09-14
発明の名称ファンデーション
出願人株式会社トクヤマ
代理人
主分類A61K 8/25 20060101AFI20230317BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 伸び広がりが良好で、均一に塗布でき、かつ、べとつき感がなく、使用感が良好なマット感のあるファンデーションを提供する。
【解決手段】 本発明のファンデーションは、シリカエアロゲルが1~10質量%とフェニル基を有するオイルを1~5質量%を含む。前記シリカエアロゲルは平均円形度が0.8以上であることが好ましい。前記シリカエアロゲルはメタノール湿潤性を表すM値が20以上であることが好ましい。前記シリカエアロゲルは、コールターカウンター法により測定された体積基準累積50%径(D50)が1μm以上200μm以下であることが好ましい。前記フェニル基を有するオイルは、フェニル変性シリコーンおよび安息香酸誘導体のいずれか一方または双方を含むことが好ましい。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
1~15質量%のシリカエアロゲルと、1~10質量%のフェニル基を有するオイルとを含むことを特徴とするファンデーション。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記シリカエアロゲルは平均円形度が0.8以上である請求項1記載のファンデーション。
【請求項3】
前記シリカエアロゲルはメタノール湿潤性を表すM値が20以上である請求項1又は2に記載のファンデーション。
【請求項4】
前記シリカエアロゲルは、コールターカウンター法により測定された体積基準累積50%径(D50)が1μm以上200μm以下である請求項1~3のいずれかに記載のファンデーション。
【請求項5】
前記フェニル基を有するオイルは、フェニル変性シリコーンおよび安息香酸誘導体のいずれか一方または双方を含む請求項1~4のいずれかに記載のファンデーション。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ファンデーションに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ファンデーションは肌の色を整え、しみやそばかすなどのカバー、紫外線からの保護、外界のストレスからの防御などの機能を有する化粧料である。
ファンデーションは、日常生活を送る上での発汗や皮脂により、肌からの剥離や凝集が発生し、いわゆる、化粧くずれが経時的に起こるが、この化粧くずれを防止するために、疎水性粉末の使用が効果的である。
配合する疎水性粉末として、疎水性のシリカエアロゲルの粉末が、高い吸油特性により、皮脂を効率よく吸収すること、また、疎水性であることから、汗や雨などの水分をはじき、化粧持ちに効果的に寄与することから、好適に用いることができる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-88307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、吸油量が高い粉体を使用した場合、通常の疎水性粉末と比較して、マットになり過ぎて、くすんだ印象になったり、油分を吸着することで色調の変化が起こり、ともすれば、化粧崩れの原因になったりする傾向があった。
そこで、本発明は、化粧持ちが良好であり、かつ、色のくすんだ印象のないファンデーションを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、シリカエアロゲルとフェニル基を有するオイルを、特定の割合で組み合わせて用いることにより、フェニル基を有するオイルの光沢を付与する効果が、シリカエアロゲルの配合によって、くすんだ印象になることを防止するため、化粧持ちが良好であり、かつ、色のくすんだ印象のないファンデーションが得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明のファンデーションは、1~15質量%のシリカエアロゲルと、1~10質量%のフェニル基を有するオイルとを含む。
また、本発明のファンデーションは、前記シリカエアロゲルの平均円形度が0.8以上であることが好ましい。
本発明のファンデーションは、前記シリカエアロゲルのメタノール湿潤性を表すM値が20以上であることが好ましい。
また、本発明のファンデーションは、前記シリカエアロゲルのコールターカウンター法により測定された体積基準累積50%径(D50)が1μm以上200μm以下であることが好ましい。
本発明のファンデーションは、前記フェニル基を有するオイルがフェニル変性シリコーンおよび安息香酸誘導体のいずれか一方または双方を含むことが好ましい。
【発明の効果】
【0006】
本発明のファンデーションは、化粧持ちが良好であり、かつ、色のくすんだ印象のないファンデーションである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に本発明のファンデーションについて実施形態に基づき詳細に説明する。
【0008】
[ファンデーション]
本発明のファンデーションは、1~15質量%のシリカエアロゲルと、1~10質量%のフェニル基を有するオイルとを含む。更に、本発明のファンデーションは、粉体基剤成分を55~75質量%、その他のオイル成分を5~15質量%、着色剤成分を5~15質量%、及び、その他の成分を含んでも良い。以下、各成分について詳述する。
【0009】
<シリカエアロゲル>
本発明のファンデーションに使用されるシリカエアロゲルは公知の方法によって調製することができる。例えば、国際公開第2012/057086号、特開2014-218433号公報等に記載された方法によって調製することができる。
ここで、シリカエアロゲルは、多孔質なシリカ骨格構造を有し、分散媒体として気体を伴う固体材料を意味し、空隙率60%以上の固体材料を意味する。シリカエアロゲルは高い空隙率を有するにもかかわらず、優れた機械強度を示す。なお、空隙率とは、見掛けの体積中に含まれている気体の量を体積百分率で表した値である。
【0010】
(含有量)
本実施形態に係るファンデーションに含まれるシリカエアロゲルの含有量の下限は、当該ファンデーション全体の質量に対して、1質量%以上が好ましく、2質量%以上がより好ましい。また、シリカエアロゲルの含有量の上限は、当該ファンデーション全体の質量に対して、15質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。シリカエアロゲルの含有量が上記下限値未満になると、皮脂吸収や撥水性の付与の効果が得られずに、化粧持ちが悪化する。また、シリカエアロゲルの含有量が上記上限値を超えると、過剰なマット感が付与され、くすんだ印象になる。シリカエアロゲルの含有量が上記範囲内であると、化粧持ちが良好で、適度なマット感を有するファンデーションを提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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