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公開番号2023041989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-27
出願番号2021149016
出願日2021-09-14
発明の名称バッテリーターミナルカバー
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01M 50/591 20210101AFI20230317BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本体部に対して開閉可能な蓋部を有するカバー部材において、蓋部が開位置にあっても、バッテリーポスト及びバッテリー端子周辺の取り外し方向側のスペースを確保することができるバッテリーターミナルカバーを提供する。
【解決手段】バッテリーターミナルカバー4は、蓋部20が、閉位置において、着脱方向のうち、取り外し方向に向けて形成された第二上壁面21A,21Bと、第一連結方向に向けて形成された第二側壁面22と、を有する。係止機構9は、第一側壁面12に設けられた係止孔15と、第二側壁面22に設けられた係止片25とで構成され、開位置のときに、第一上壁面11A,11Bと第二上壁面21A,21Bとが着脱方向に対向し、かつ係止片25が係止孔15を係止することにより第一側壁面12と第二側壁面22とが連結方向に対向する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリーポストに固定されるバッテリー端子に対して固定され、かつ前記バッテリー端子を介して前記バッテリーポストと電気的に接続されるバスバーと、
絶縁性を有し、前記バスバーを内部に収容するベース部材と、
絶縁性を有し、前記バスバーが前記バッテリー端子を介して前記バッテリーポストに固定された固定状態において、少なくとも前記バッテリーポスト及び前記バッテリー端子を含む保護対象を覆うカバー部材と、を備え、
前記カバー部材は、
前記ベース部材に対して固定される本体部と、
開位置において前記保護対象を外部に露出し、閉位置において前記保護対象を覆う蓋部と、
前記本体部の幅方向に沿って延在し、かつ前記本体部に対して前記蓋部を前記開位置と前記閉位置との間で前記幅方向廻りに回動自在に連結するヒンジと、
前記蓋部が前記開位置のときに前記本体部に対して前記蓋部を係止する係止機構と、を備え、
前記本体部は、
当該本体部の着脱方向のうち、取り外し方向に向けて形成された第一上壁面と、
当該本体部の前記着脱方向及び前記幅方向と直交する連結方向のうち、第一連結方向に向けて形成された第一側壁面と、を有し、
前記蓋部は、前記閉位置において、
前記取り外し方向に向けて形成された第二上壁面と、
前記第一連結方向に向けて形成された第二側壁面と、を有し、
前記係止機構は、
前記第一側壁面及び前記第二側壁面の一方に設けられた係止部と、
前記第一側壁面及び前記第二側壁面の他方に設けられた被係止部と、で構成され、
前記開位置のときに、前記第一上壁面と前記第二上壁面とが前記着脱方向に対向し、かつ前記係止部が前記被係止部を係止することにより前記第一側壁面と前記第二側壁面とが前記連結方向に対向する、
ことを特徴とするバッテリーターミナルカバー。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記係止部は、
前記第一側壁面及び前記第二側壁面の一方から前記第一連結方向に突出して形成された係止片であり、
前記被係止部は、
前記第一側壁面及び前記第二側壁面の他方から内側壁面に向けて貫通して形成される係止孔である、
請求項1に記載のバッテリーターミナルカバー。
【請求項3】
前記係止部は、
前記第一側壁面及び前記第二側壁面の一方から前記第一連結方向に突出して形成された第一係止突起であり、
前記被係止部は、
前記第一側壁面及び前記第二側壁面の他方から前記第一連結方向に突出して形成された第二係止突起であり、
前記第一係止突起と前記第二係止突起は、
前記開位置において前記着脱方向に対向する、
請求項1に記載のバッテリーターミナルカバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリーターミナルカバーに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両用のバッテリーには、外部に露出するバッテリーポストとバッテリー端子との締結部を保護するために、着脱可能なカバーが装着される。例えば、特許文献1では、ヒンジ部に近接して先端側に係止部を有する差込片を設けたカバー開閉部と、差込片が嵌挿される挿孔部を設けたカバー本体部とを有し、カバー開閉部の差込片が、カバー本体部の挿孔部に挿入され、カバー開閉部の係止部が挿孔部に係止されて、カバー開閉部の開放状態が保持されるバッテリー接続部用保護カバーが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-329492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1では、カバー開閉部の差込片がカバー本体部の挿孔部に挿入され、カバー本体部に対してカバー開閉部が係止された係止状態において、カバー上方側のスペースが十分でなく、例えば、メンテンス時の作業性の点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、本体部に対して開閉可能な蓋部を有するカバー部材において、蓋部が開位置にあっても、バッテリーポスト及びバッテリー端子周辺の取り外し方向側のスペースを確保することができるバッテリーターミナルカバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るバッテリーターミナルカバーは、バッテリーポストに固定されるバッテリー端子に対して固定され、かつ前記バッテリー端子を介して前記バッテリーポストと電気的に接続されるバスバーと、絶縁性を有し、前記バスバーを内部に収容するベース部材と、絶縁性を有し、前記バスバーが前記バッテリー端子を介して前記バッテリーポストに固定された固定状態において、少なくとも前記バッテリーポスト及び前記バッテリー端子を含む保護対象を覆うカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、前記ベース部材に対して固定される本体部と、開位置において前記保護対象を外部に露出し、閉位置において前記保護対象を覆う蓋部と、前記本体部の幅方向に沿って延在し、かつ前記本体部に対して前記蓋部を前記開位置と前記閉位置との間で前記幅方向廻りに回動自在に連結するヒンジと、前記蓋部が前記開位置のときに前記本体部に対して前記蓋部を係止する係止機構と、を備え、前記本体部は、当該本体部の着脱方向のうち、取り外し方向に向けて形成された第一上壁面と、当該本体部の前記着脱方向及び前記幅方向と直交する連結方向のうち、第一連結方向に向けて形成された第一側壁面と、を有し、前記蓋部は、前記閉位置において、前記取り外し方向に向けて形成された第二上壁面と、前記第一連結方向に向けて形成された第二側壁面と、を有し、前記係止機構は、前記第一側壁面及び前記第二側壁面の一方に設けられた係止部と、前記第一側壁面及び前記第二側壁面の他方に設けられた被係止部と、で構成され、前記開位置のときに、前記第一上壁面と前記第二上壁面とが前記着脱方向に対向し、かつ前記係止部が前記被係止部を係止することにより前記第一側壁面と前記第二側壁面とが前記連結方向に対向する、ことを特徴とする。
【0007】
本発明に係るバッテリーターミナルカバーによれば、本体部に対して開閉可能な蓋部を有するカバー部材において、蓋部が開位置にあっても、バッテリーポスト及びバッテリー端子周辺の取り外し方向側のスペースを確保することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るバッテリーターミナルカバーが適用されたヒューズユニットの外観を示す斜視図である。
図2は、図1のヒューズユニットの概略構成を示す分解斜視図である。
図3は、蓋部が開位置にあるヒューズユニットの概略構成を示す側面図である。
図4は、蓋部が閉位置にあるバッテリーターミナルカバーの概略構成を示す部分縦断面図である。
図5は、蓋部が開位置にあるバッテリーターミナルカバーの概略構成を示す部分縦断面図である。
図6は、実施形態の変形例に係るバッテリーターミナルカバーの概略構成を示す部分斜視図である。
図7は、変形例に係る蓋部が閉位置にあるバッテリーターミナルカバーの概略構成を示す部分縦断面である。
図8は、変形例に係る蓋部が開位置にあるバッテリーターミナルカバーの概略構成を示す部分縦断面である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係るバッテリーターミナルカバーの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記実施形態における構成要素は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
【0010】
[実施形態]
図1~図3に示すバッテリーターミナルカバー4は、例えば、過電流保護機能を有するヒューズユニット1に適用されるカバー部材である。ヒューズユニット1は、自動車等の車両に搭載され、バッテリー端子60を介してバッテリー50のバッテリーポスト51に電気的に接続されており、電気回路の過電流保護に用いられる。ヒューズユニット1は、バスバー2と、ベース部材3と、バッテリーターミナルカバー4とを含んで構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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