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公開番号2023041638
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-24
出願番号2022140840
出願日2022-09-05
発明の名称偏光フィルム及び偏光板
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G02B 5/30 20060101AFI20230316BHJP(光学)
要約【課題】優れた光学特性を有しながらも、透過軸方向における吸収軸方向の収縮力の均一性に優れた偏光フィルムを提供する。
【解決手段】偏光フィルムは、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムに二色性色素が吸着配向している。偏光フィルムにおいて、視感度補正単体透過率Tyは、43.20%以上であり、視感度補正偏光度Pyは、99.9970%以上である。偏光フィルムの透過軸方向において、膜厚の最大値と最小値との差は、2.1μm以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリビニルアルコール系樹脂フィルムに二色性色素が吸着配向している偏光フィルムであって、
視感度補正単体透過率Tyは、43.20%以上であり、
視感度補正偏光度Pyは、99.9970%以上であり、
透過軸方向において、膜厚の最大値と最小値との差は、2.1μm以下である、偏光フィルム。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
透過軸方向の端領域における膜厚の最大値と、透過軸方向の中央領域における膜厚の最大値との差は、2.1μm以下である、請求項1に記載の偏光フィルム。
【請求項3】
透過軸方向の長さが800mm以上2500mm以下である、請求項1に記載の偏光フィルム。
【請求項4】
透過軸方向の中央領域における平均膜厚は、5μm以上30μm以下である、請求項1に記載の偏光フィルム。
【請求項5】
透過軸方向の中央領域における平均膜厚は、16μm以上29μm以下である、請求項1に記載の偏光フィルム。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の偏光フィルムの片面又は両面に、保護フィルムが積層された、偏光板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、偏光フィルム及び偏光板に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
偏光フィルムは、液晶表示装置及び有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置等の表示装置に用いられている。偏光フィルムとして、延伸したポリビニルアルコール系樹脂フィルムに二色性色素が吸着配向したものを用いることが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-148806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
偏光フィルムの光学特性を向上するために、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの延伸倍率を高めることがある。延伸倍率を高めた偏光フィルムでは、吸収軸方向の収縮力が透過軸方向の中央部と端部との間で大きく異なる傾向にあった。ここで、透過軸方向は、偏光フィルムの延伸方向に直交する方向であり、吸収軸方向は、偏光フィルムの延伸方向である。
【0005】
偏光フィルムは通常、その片面又は両面に保護フィルムが積層された偏光板として表示装置等に用いられる。表示装置に適用される偏光板として、生産効率等の観点から、材料としての偏光板から1以上の製品が得られるように切り出された偏光板、いわゆる丁取りによって得られた偏光板(以下、「丁取り偏光板」ということがある。)を用いることがある。例えば、丁取り前の偏光板からその透過軸方向に2以上の偏光板が得られるように多丁取りを行って丁取り偏光板を得る場合、丁取り偏光板が有する辺には、丁取り前の偏光板の偏光フィルムの透過軸方向の中央部又はその付近から形成された辺と、端部又はその付近から形成された辺とが含まれることがある。そのため、丁取り前の偏光板の吸収軸方向の収縮力が透過軸方向において異なっていると、丁取り偏光板の各辺において吸収軸方向の収縮力が異なることになる。このような丁取り偏光板では、例えば、丁取り偏光板の一辺の収縮力のみが大きくなる等のように、丁取り偏光板の各辺における収縮力に分布が発生することになる。このような収縮力の分布は、多丁取りによって丁取り偏光板を得る場合に限らず、丁取り前の偏光フィルムの透過軸方向の中央部及びその端部が含まれている1つの丁取り偏光板を得る場合にも同様に発生し得る。
【0006】
偏光板を表示パネルに貼合した表示装置を高温条件下に晒すと、偏光板に熱ムラが生じることがある。上記した収縮力に分布を有する丁取り偏光板を表示装置に適用した場合、上記の熱ムラが丁取り偏光板全体に均一に発生せず、不均一に発生する。不均一に発生した熱ムラは目立ちやすいため、表示装置の外観品質を悪化させる原因となり得る。また、上記のような収縮力の分布は、例えば丁取り偏光板の一辺の反りのみが大きくなる等のように、丁取り偏光板の各辺に発生する反りにも分布を生じさせるため、丁取り偏光板の取り扱い性を低下させる原因ともなり得る。
【0007】
本発明は、優れた光学特性を有しながらも、透過軸方向における吸収軸方向の収縮力の均一性に優れた偏光フィルム、及びそれを含む偏光板の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の偏光フィルム及び偏光板を提供する。
〔1〕 ポリビニルアルコール系樹脂フィルムに二色性色素が吸着配向している偏光フィルムであって、
視感度補正単体透過率Tyは、43.20%以上であり、
視感度補正偏光度Pyは、99.9970%以上であり、
透過軸方向において、膜厚の最大値と最小値との差は、2.1μm以下である、偏光フィルム。
〔2〕 透過軸方向の端領域における膜厚の最大値と、透過軸方向の中央領域における膜厚の最大値との差は、2.1μm以下である、〔1〕に記載の偏光フィルム。
〔3〕 透過軸方向の長さが800mm以上2500mm以下である、〔1〕又は〔2〕に記載の偏光フィルム。
〔4〕 透過軸方向の中央領域における平均膜厚は、5μm以上30μm以下である、〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の偏光フィルム。
〔5〕透過軸方向の中央領域における平均膜厚は、16μm以上29μm以下である、〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の偏光フィルム。
〔6〕 〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の偏光フィルムの片面又は両面に、保護フィルムが積層された、偏光板。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、優れた光学特性を有しながらも、透過軸方向における吸収軸方向の収縮力の均一性に優れた偏光フィルム、及びそれを含む偏光板を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の偏光フィルム及び偏光板について説明する。
(偏光フィルム)
本実施形態の偏光フィルムは、ポリビニルアルコール系樹脂フィルム(以下、「PVA系フィルム」ということがある。)に二色性色素が吸着配向している偏光フィルムである。偏光フィルムの視感度補正単体透過率Tyは43.20%以上であり、偏光フィルムの視感度補正偏光度Pyは99.9970%以上である。偏光フィルムの透過軸方向において、膜厚の最大値と最小値との差Δt1は2.1μm以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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