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公開番号
2023041454
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-03-24
出願番号
2021148836
出願日
2021-09-13
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
G03G
15/02 20060101AFI20230316BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】給気ダクトから取り入れた空気をコロナ帯電器内の放電ワイヤ毎に分けて通過させる際に、オゾンを効果的に排出するように空気を通過させる。
【解決手段】給気ダクト224には、第一放電ワイヤ2221側に空気を通す第一風路251と第二放電ワイヤ2222側に空気を通す第二風路252とに、給気ダクト224の内部を隔てる中央隔壁部253が形成される。中央隔壁部253と中央仕切り板2215、第一中央シールド板2212、第二中央シールド板2214との間には開口部270が形成されているが、開口部270は弾性シート259により塞がれている。弾性シート259により開口部270を塞ぐことで、第二風路252から第一風路251へと空気の流れが生じないので、第二風路252を流れる空気の風量が相対的に小さくならない。それ故、空気が第二風路252の隅部領域にも流れて、オゾンを効果的に排出することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
回転する感光ドラムと、前記感光ドラムの表面に対し隙間を空けて配置され、前記感光ドラムの表面を帯電するコロナ帯電器と、前記感光ドラムの反対側から空気を供給して前記コロナ帯電器内を通過させて前記感光ドラム側へ排出させる給気ダクトと、前記感光ドラムの回転方向において前記コロナ帯電器の下流側に配置され、前記コロナ帯電器内から排出されて前記感光ドラムに沿って流れる空気を排気する排気ダクトと、を備えた画像形成装置であって、
前記コロナ帯電器は、前記回転方向において、前記感光ドラムの表面を帯電する第一放電ワイヤと、前記第一放電ワイヤよりも上流側で前記感光ドラムの表面を帯電する第二放電ワイヤと、前記第一放電ワイヤの下流側に配置された第一シールド板と、前記第二放電ワイヤの上流側に配置された第二シールド板と、前記第一放電ワイヤと前記第二放電ワイヤを隔てるように配置された中央シールド部と、前記感光ドラムの回転軸線方向の両端部で、前記第一放電ワイヤと前記第二放電ワイヤと前記第一シールド板と前記第二シールド板と前記中央シールド部を保持する保持部と、を有し、
前記給気ダクトは、前記第一シールド板に接続される第一壁部と、前記第二シールド板に接続される第二壁部と、前記回転方向において前記第一壁部と前記第二壁部との間に前記回転軸線方向に亘って形成され、前記給気ダクト内を前記第一放電ワイヤ側に空気を通す第一風路と前記第二放電ワイヤ側に空気を通す第二風路とに分ける中央隔壁部と、を有し、
前記中央隔壁部は、前記中央シールド部との間に隙間を空けて設けられ、
前記給気ダクトには、前記中央隔壁部と前記中央シールド部との隙間を塞ぐように可撓性を有するシート部材が設けられている、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記シート部材は、前記回転軸線方向に交差する方向において、一端が前記中央隔壁部に固定され、他端が前記中央シールド部に対し接離可能に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記コロナ帯電器を着脱可能に保持し、前記回転軸線方向に沿って前記コロナ帯電器を前記給気ダクトへ案内するレール部材を備え、
前記シート部材は、前記レール部材に沿って移動する前記コロナ帯電器に摺擦されることに伴い、前記コロナ帯電器が前記中央隔壁部と前記中央シールド部との隙間を通過可能に前記中央シールド部から離れる、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記回転軸線方向に沿って移動しながら前記コロナ帯電器内を清掃する清掃ユニットを備え、
前記シート部材は、移動する前記清掃ユニットに摺擦されることに伴い、前記清掃ユニットが前記中央隔壁部と前記中央シールド部との隙間を通過可能に前記中央シールド部から離れる、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記清掃ユニットは、前記シート部材と摺擦する摺擦部を有し、
前記摺擦部は、前記シート部材と摺擦する摺擦面が移動方向において下流側から上流側に向かって前記中央シールド部から離れるように傾斜した形状に形成されている、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記中央隔壁部は、前記第一壁部との間で前記第一風路への空気の流入口を形成する先端部において前記第一壁部との距離が最も狭く、前記第二壁部との距離が前記中央シールド部と前記感光ドラムとの隙間よりも広い場合に、前記流入口の面積が前記隙間の距離と前記コロナ帯電器の前記回転軸線方向の長さとにより決まる面積と略同じに形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第二シールド板には、前記第二シールド板と前記感光ドラムとの隙間を塞ぐシール部材が設けられている、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記給気ダクトは、前記回転軸線方向に並べて配置され、前記回転軸線方向に流れる空気を前記回転軸線方向に交差する方向へ向けて複数に分流して前記コロナ帯電器に供給する複数の分流板を有し、
前記分流板は、分流前の空気が流れる方向において下流側の分流板の高さが隣り合う上流側の分流板の高さよりも高い、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの電子写真技術を用いた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式を用いた画像形成装置では、感光ドラムの表面を一様に帯電するためにコロナ帯電器が用いられている。コロナ帯電器は感光ドラムの表面に隙間を空けて非接触に配置され、感光ドラムはコロナ帯電器が発生するイオンによって帯電される。コロナ帯電器を用いた場合、コロナ放電に伴って、例えば放電ワイヤやグリッド電極板等を腐食させる虞のあるオゾンなどの放電生成物が生じ得る。そこで、コロナ帯電器に給気ダクトを配設し、給気ダクトからコロナ帯電器へと通じる空気の流路を形成して、コロナ帯電器からオゾンを排出させている(特許文献1)。コロナ帯電器から排出されたオゾンは、感光ドラムの回転方向においてコロナ帯電器の下流側に配置された吸引ダクトを通じて外部へ排気される。特許文献1に記載の装置では、複数の放電ワイヤを有するコロナ帯電器に関し、吸引ダクトから遠い放電ワイヤ側に清浄なエアを供給する風路(第二風路と呼ぶ)を形成するために、給気ダクト内に整流部材が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-91327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の装置のように、従来では、給気ダクトにおいて吸引ダクトに近い放電ワイヤ側へとエアを供給する風路(第一風路と呼ぶ)を形成すべく、整流部材はコロナ帯電器との間に隙間を空けて配設されている。しかしながら、整流部材とコロナ帯電器との間に空けた隙間を通じて第二風路から第一風路へと空気の流れを生じさせるので、第二風路を流れる空気の風量は相対的に小さくなる。そうなると、第二風路において特に上流側の隅部に向けて空気が流れ難くなるが故に、オゾンを効果的に排出できない虞があった。
【0005】
本発明は、給気ダクトから取り入れた空気をコロナ帯電器内の放電ワイヤ毎に分けて通過させる際に、オゾンを効果的に排出するようにコロナ帯電器内に空気を通過させることが可能な画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、回転する感光ドラムと、前記感光ドラムの表面に対し隙間を空けて配置され、前記感光ドラムの表面を帯電するコロナ帯電器と、前記感光ドラムの反対側から空気を供給して前記コロナ帯電器内を通過させて前記感光ドラム側へ排出させる給気ダクトと、前記感光ドラムの回転方向において前記コロナ帯電器の下流側に配置され、前記コロナ帯電器内から排出されて前記感光ドラムに沿って流れる空気を排気する排気ダクトと、を備えた画像形成装置であって、前記コロナ帯電器は、前記回転方向において、前記感光ドラムの表面を帯電する第一放電ワイヤと、前記第一放電ワイヤよりも上流側で前記感光ドラムの表面を帯電する第二放電ワイヤと、前記第一放電ワイヤの下流側に配置された第一シールド板と、前記第二放電ワイヤの上流側に配置された第二シールド板と、前記第一放電ワイヤと前記第二放電ワイヤを隔てるように配置された中央シールド部と、前記感光ドラムの回転軸線方向の両端部で、前記第一放電ワイヤと前記第二放電ワイヤと前記第一シールド板と前記第二シールド板と前記中央シールド部を保持する保持部と、を有し、前記給気ダクトは、前記第一シールド板に接続される第一壁部と、前記第二シールド板に接続される第二壁部と、前記回転方向において前記第一壁部と前記第二壁部との間に前記回転軸線方向に亘って形成され、前記給気ダクト内を前記第一放電ワイヤ側に空気を通す第一風路と前記第二放電ワイヤ側に空気を通す第二風路とに分ける中央隔壁部と、を有し、前記中央隔壁部は、前記中央シールド部との間に隙間を空けて設けられ、前記給気ダクトには、前記中央隔壁部と前記中央シールド部との隙間を塞ぐように可撓性を有するシート部材が設けられている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、放電ワイヤを複数有するコロナ帯電器を用いる場合に、給気ダクトから取り入れた空気をコロナ帯電器内の放電ワイヤ毎に分けて通過させる際に、オゾンを効果的に排出するようにコロナ帯電器内に空気を通過させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の画像形成装置を示す概略図。
コロナ帯電器及び給気ダクトを示す外観斜視図。
給気ダクトを示す断面図。
給気ダクトを示す斜視図。
給気ダクトを示す断面図。
分流板を拡大して示す断面拡大図。
給気ダクトに対する分流板の構成を示す分割断面図。
(a)本実施形態における空間内の風速分布を示すグラフ、(b)比較例における空間内の風速分布を示すグラフ。
(a)本実施形態における風量を示すグラフ、(b)比較例における風量を示すグラフ。
シール部材の退避について説明する断面図。
搬送キャリッジを示す拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<画像形成装置>
以下、本実施形態について説明する。まず、本実施形態の画像形成装置について、図1を用いて説明する。図1に示す画像形成装置100は、中間転写ベルト20に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを配列した中間転写タンデム方式のフルカラープリンタである。画像形成装置100で利用可能な記録材Sとしては、例えば普通紙、厚紙、ラフ紙、凹凸紙、コート紙等が挙げられる。
【0010】
画像形成装置100の記録材の搬送プロセスについて説明する。記録材Sは給紙カセット10内に積載される形で収納されており、給紙ローラ13により画像形成タイミングに合わせて給紙カセット10から送り出される。給紙ローラ13により送り出された記録材Sは、搬送パス414の途中に配置されたレジストローラ12へと搬送される。そして、レジストローラ12において記録材Sの斜行補正やタイミング補正を行った後、記録材Sは二次転写部T2へと送られる。二次転写部T2は、二次転写内ローラ21と二次転写外ローラ11とにより形成される転写ニップ部であり、例えば二次転写外ローラ11に二次転写電圧が印加されることに応じて記録材上にトナー像を転写させる。
(【0011】以降は省略されています)
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