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公開番号
2023039242
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-03-20
出願番号
2021146304
出願日
2021-09-08
発明の名称
液晶滴下工法用液晶シール剤及びそれを用いた液晶表示パネル
出願人
日本化薬株式会社
代理人
主分類
G02F
1/1339 20060101AFI20230313BHJP(光学)
要約
【課題】
本発明は、柔軟性、低透湿性、つぶれ性に優れる液晶滴下工法用液晶シール剤、及びその硬化物でシールされた液晶表示セルを提供する。
【解決手段】
成分(A)平均粒子径が0.4μm以下の充填剤と、成分(B)硬化性化合物と、成分(C)液状硬化剤と、を含有する液晶滴下工法用液晶シール剤であって、
前記成分(A)の含有量は前記成分(B)100重量部に対して5重量部以上25重量部以下であり、
E型粘度計を用いて、25℃で測定した5rpmにおける粘度が340Pa・s以下である液晶滴下工法用液晶シール剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
成分(A)平均粒子径が0.4μm以下の充填剤と、成分(B)硬化性化合物と、成分(C)液状硬化剤と、を含有する液晶滴下工法用液晶シール剤であって、
前記成分(A)の含有量は前記成分(B)100重量部に対して5重量部以上25重量部以下であり、
E型粘度計を用いて、25℃で測定した5rpmにおける粘度が340Pa・s以下である液晶滴下工法用液晶シール剤。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記成分(A)として、ウレタン微粒子、アクリル微粒子、スチレン微粒子、スチレンオレフィン微粒子、及びシリコーン微粒子からなる群より選択される1又は2以上の有機フィラーを含有する請求項1に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
【請求項3】
前記成分(B)として、ウレタン(メタ)アクリレートを含有する請求項1又は2に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
【請求項4】
前記成分(C)がチオール基を有する化合物である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
【請求項5】
更に、成分(D)固形硬化剤を前記成分(B)100重量部に対して0.1重量部以上1.0重量部以下含有する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
【請求項6】
更に、成分(E)熱ラジカル重合開始剤を含有する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
【請求項7】
前記成分(E)が分子内に酸素-酸素結合(-O-O-)及び窒素-窒素結合(-N=N-)を含まない熱ラジカル重合開始剤である請求項1乃至6のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
【請求項8】
更に、成分(F)光ラジカル重合開始剤を含有する請求項1乃至7のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤によって封止された液晶表示パネル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶滴下工法用液晶シール剤、及びその硬化物で封止された液晶表示セルに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、液晶表示セルの製造法としては、量産性の高い液晶滴下工法が広く用いられている。液晶滴下工法は、一方の基板に形成された液晶シール剤の内側に液晶を滴下し、もう一方の基板を真空下で貼り合わせ、その後、大気解放することで大気圧により液晶シール剤を所定のギャップ(基板間距離)までつぶした後、液晶シール剤を紫外線硬化や熱硬化させることで液晶表示セルを製造する方法である。
【0003】
しかしながら、近年、液晶表示セルの大型化や狭ギャップ化の影響により、液晶シール剤が所定のギャップまでつぶれないといった不具合が起きている。これにより液晶ディスプレイの中央部と周辺部でギャップが異なり、所望の表示特性が発現できなくなる。
【0004】
また、最近では、湾曲した形状のディスプレイや、フレキシブル性に富んだディスプレイが開発され製品化されており、こういったディスプレイに使用される基板は、従来のガラスのような剛直なものに代わって、プラスチックフィルムのような柔軟なものが使用される(特許文献1)。このような柔軟な基板はギャップ形成時において基板全体に均一な大気圧が掛からないため、ギャップ不良の要因の一つとなっている。
【0005】
また、柔軟な基板の導入により、液晶シール剤には基板等のたわみに追従するような、すなわち硬化後においても柔軟であるという性質も要求されつつある。柔軟性に優れる液晶シール剤は、接着強度においても有利である。例えば、衝撃による剥離や機材破壊を軽減することができる。この観点からも、液晶シール剤に対する柔軟性付与という要求は高くなっている。
【0006】
一方、硬化物の柔軟性を高めるためには、硬化物の架橋密度を下げることが有効な手段である。しかし、架橋密度が下がると透湿性を悪化させるのが通常である。これはネットワークの緩い部分から水分が侵入する為であると考えられる。従って、低透湿性を担保する為には、架橋密度を下げずに柔軟性を高めるか、架橋密度は下げるが透湿性を悪化させないという、相反する特性の実現が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-238005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、フレキシブルディスプレイや湾曲形状のディスプレイにも適用できる液晶シール剤に関する。より詳細には、柔軟性、低透湿性、つぶれ性に優れる液晶滴下工法用液晶シール剤、及びその硬化物でシールされた液晶表示セルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、鋭意検討の結果、特定の液晶滴下工法用液晶シール剤がつぶれ性に優れることを見出し、本発明に至ったものである。
なお、本明細書中、「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート」及び/又は「メタクリレート」を意味する。
【0010】
すなわち本発明は以下の[1]~[9]に関する。なお、本願において「(数値1)~(数値2)」は上下限値を含むことを示す。
[1]
成分(A)平均粒子径が0.4μm以下の充填剤と、成分(B)硬化性化合物と、成分(C)液状硬化剤と、を含有する液晶滴下工法用液晶シール剤であって、
前記成分(A)の含有量は前記成分(B)100重量部に対して5重量部以上25重量部以下であり、
E型粘度計を用いて、25℃で測定した5rpmにおける粘度が340Pa・s以下である液晶滴下工法用液晶シール剤。
[2]
前記成分(A)として、ウレタン微粒子、アクリル微粒子、スチレン微粒子、スチレンオレフィン微粒子、及びシリコーン微粒子からなる群より選択される1又は2以上の有機フィラーを含有する前項[1]に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
[3]
前記成分(B)として、ウレタン(メタ)アクリレートを含有する前項[1]又は[2]に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
[4]
前記成分(C)がチオール基を有する化合物である前項[1]乃至[3]のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
[5]
更に、成分(D)固形硬化剤を前記成分(B)100重量部に対して0.1重量部以上1.0重量部以下含有する前項[1]乃至[4]のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
[6]
更に、成分(E)熱ラジカル重合開始剤を含有する前項[1]乃至[5]のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
[7]
前記成分(E)が分子内に酸素-酸素結合(-O-O-)及び窒素-窒素結合(-N=N-)を含まない熱ラジカル重合開始剤である前項[1]乃至[6]のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
[8]
更に、成分(F)光ラジカル重合開始剤を含有する前項[1]乃至[7]のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤。
[9]
前項[1]乃至[8]のいずれか一項に記載の液晶滴下工法用液晶シール剤によって封止された液晶表示パネル。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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