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公開番号2023038989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-20
出願番号2021145892
出願日2021-09-08
発明の名称樹脂組成物
出願人株式会社日本触媒
代理人
主分類C08L 69/00 20060101AFI20230313BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】透明性、強靭性及び成形性に優れた新規な樹脂組成物を提供する。
【解決手段】脂環族骨格を有するポリカーボネート樹脂と、N-ビニルラクタム系共重合体、及び/又は、下記一般式(1)に記載の構造単位を有する共重合体を含む樹脂組成物である。
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(一般式(1)中、Zは、水素原子又はメチル基又はCOOR2基である。R1、R2は、同一若しくは異なって、水素原子又はハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1~20の炭化水素基である。Zが水素原子の場合、xは0、yは1である。Zがメチル基又はCOOR2基の場合、xは1、yは0である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
脂環族骨格を有するポリカーボネート樹脂と、
N-ビニルラクタム系共重合体、及び/又は、下記一般式(1)で表される構造単位を有する共重合体を含む樹脂組成物。
TIFF
2023038989000011.tif
39
88
(一般式(1)中、Zは、水素原子又はメチル基又はCOOR

基である。R

、R

は、同一若しくは異なって、水素原子又はハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1~20の炭化水素基である。Zが水素原子の場合、xは0、yは1である。Zがメチル基又はCOOR

基の場合、xは1、yは0である。)
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記樹脂組成物を厚さが100μmのフィルムとして、ヘイズ値を測定した場合、
前記ヘイズ値が15%以下である請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記共重合体の重量平均分子量が、8,000~400,000である
請求項1又は請求項2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記一般式(1)に記載の構造単位を有する共重合体が、
前記一般式(1)の構造単位と、
メタクリル酸エステルに由来する構造単位を有する共重合体である
請求項1~3の何れかに記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記一般式(1)に記載の構造単位を有する共重合体が、
下記一般式(2)に由来する構造単位と、
メタクリル酸エステルに由来する構造単位を有する共重合体である
請求項1~4の何れかに記載の樹脂組成物。
TIFF
2023038989000012.tif
39
84
(一般式(2)中、Zは、水素原子又はメチル基又はCOOR

基である。R

、R

は、同一若しくは異なって、水素原子又はハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1~20の炭化水素基である。)
【請求項6】
前記N-ビニルラクタム系共重合体が、
N-ビニルピロリドンに由来する構造単位と
メタクリル酸エステルに由来する構造単位を有する共重合体である
請求項1~3の何れかに記載の樹脂組成物。
【請求項7】
前記N-ビニルラクタム系共重合体、及び/又は、該一般式(1)に記載の構造単位を有する共重合体が、
ブロック共重合体、及び/又は、グラフト共重合体である
請求項1~6の何れかに記載の樹脂組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、透明性、強靭性及び成形性に優れた新規な樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ポリカーボネート樹脂は、例えば、高温安定性、寸法安定性、耐衝撃性、剛性、透明性などに優れる樹脂である。
一方、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)に代表されるアクリル樹脂は、高透明性などの観点から、光学材料などとして使用されている。そして、このようなアクリル樹脂の中でも、耐熱性などの観点から、主鎖に環構造を有するアクリル系ポリマーが開発されつつある。例えば、特許文献1には、メチル(メタ)アクリレート単位、メタクリル酸単位及びグルタル酸無水物単位を有する共重合体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/022393号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、透明性、強靭性及び成形性に優れた新規な樹脂組成物等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の通り、ポリカーボネート樹脂及びアクリル樹脂は、それぞれ、優れた物性(特性)を有するものの、さらなる新規な樹脂(樹脂材料)が求められている。
【0006】
このような中、本発明者は、特定のポリカーボネート樹脂と、特定のアクリル樹脂(共重合体)とを組み合わせることで、新規な樹脂材料(樹脂組成物)が得られる。また、このような樹脂の組み合わせによれば、例えば、透明性、硬度、耐熱性、光学特性(低い光弾性係数、低い位相差発現性)、他樹脂との親和性向上等の物性において優れる又はバランス良い、樹脂材料が得られる(成形体を形成できる)こと等を見出し、本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、以下の発明等に関する。
[1]
脂環族骨格を有するポリカーボネート樹脂と、
N-ビニルラクタム系共重合体、及び/又は、下記一般式(1)に記載の構造単位を有する共重合体を含む樹脂組成物。
【0008】
TIFF
2023038989000001.tif
39
88
(一般式(1)中、Zは、水素原子又はメチル基又はCOOR

基である。R

、R

は、同一若しくは異なって、水素原子又はハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1~20の炭化水素基である。Zが水素原子の場合、xは0、yは1である。Zがメチル基又はCOOR

基の場合、xは1、yは0である。)
[2]
前記樹脂組成物を厚さが100μmのフィルムとして、ヘイズ値を測定した場合、
前記ヘイズ値が15%以下である[1]に記載の樹脂組成物。
[3]
前記共重合体の重量平均分子量が、8,000~400,000である
[1]又は[2]に記載の樹脂組成物。
[4]
前記一般式(1)に記載の構造単位を有する共重合体が、
前記一般式(1)の構造単位と、
メタクリル酸エステルに由来する構造単位を有する共重合体である
[1]~[3]の何れかに記載の樹脂組成物。
[5]
前記一般式(1)に記載の構造単位を有する共重合体が、
下記一般式(2)に由来する構造単位と、
メタクリル酸エステルに由来する構造単位を有する共重合体である
[1]~[4]の何れかに記載の樹脂組成物。
【0009】
TIFF
2023038989000002.tif
39
84
(一般式(2)中、Zは、水素原子又はメチル基又はCOOR

基である。R

、R

は、同一若しくは異なって、水素原子又はハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1~20の炭化水素基である。)
[6]
前記N-ビニルラクタム系共重合体が、
N-ビニルピロリドンに由来する構造単位と
メタクリル酸エステルに由来する構造単位を有する共重合体である
[1]~[3]の何れかに記載の樹脂組成物。
[7]
前記N-ビニルラクタム系共重合体、及び/又は、該一般式(1)に記載の構造単位を有する共重合体が、
ブロック共重合体、及び/又は、グラフト共重合体である
[1]~[6]の何れかに記載の樹脂組成物。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、新規な樹脂組成物を提供できる。
(【0011】以降は省略されています)

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