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公開番号2023038939
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-17
出願番号2022141635
出願日2022-09-06
発明の名称水系エマルジョン組成物、離型コーティング剤、硬化物、及び積層体
出願人荒川化学工業株式会社
代理人
主分類C08F 290/06 20060101AFI20230310BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】 本開示において解決しようとする課題は、シリコーン移行量の抑制や軽剥離性等の効果を奏する水系エマルジョン組成物を提供することである。
【解決手段】本開示で提供する解決手段は、側鎖に(メタ)アクリロイルオキシ基を有するポリシロキサン(A1)並びに水酸基を有するポリシロキサン(a1)、水酸基を有する(メタ)アクリレート(a2)、片末端に水酸基を有するポリエチレングリコール(a3)及び3官能以上のポリイソシアネート(a4)を含む成分の反応物(A2)からなる群から選択される1種以上を含む(メタ)アクリレート(A)を含む水系エマルジョン組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
側鎖に(メタ)アクリロイルオキシ基を有するポリシロキサン(A1)並びに水酸基を有するポリシロキサン(a1)、水酸基を有する(メタ)アクリレート(a2)、片末端に水酸基を有するポリエチレングリコール(a3)及び3官能以上のポリイソシアネート(a4)を含む成分の反応物(A2)からなる群から選択される1種以上を含む(メタ)アクリレート(A)を含む水系エマルジョン組成物。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
水酸基を有する(メタ)アクリレート(b1)、水酸基を有するポリエチレングリコール(b2)及びポリイソシアネート(b3)を含む成分の反応物であるウレタン(メタ)アクリレート(B)を含む請求項1に記載の水系エマルジョン組成物。
【請求項3】
多官能(メタ)アクリレート(c1)及び多官能(メタ)アクリルアミド(c2)から選択される1種以上(C)を含む請求項1に記載の水系エマルジョン組成物。
【請求項4】
光重合開始剤(D)を含む請求項1に記載の水系エマルジョン組成物。
【請求項5】
有機希釈剤(E)を含む請求項1に記載の水系エマルジョン組成物。
【請求項6】
請求項1に記載の水系エマルジョン組成物を含む離型コーティング剤。
【請求項7】
請求項1に記載の水系エマルジョン組成物又は請求項6に記載の離型コーティング剤の硬化物。
【請求項8】
請求項7に記載の硬化物及び基材を含む積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、水系エマルジョン組成物、離型コーティング剤、硬化物、及び積層体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ポリエチレンテレフタレート等のプラスチックフィルムは、透明性、寸法安定性、機械的特性、耐薬品性等の性能が優れているため、様々な産業分野で利用されている。具体的には、例えば、LCD部材のプリズムシート、光拡散シート、反射板、反射防止板、タッチパネル、防爆フィルム、PDPフィルター等、光学用フィルム製品のベースフィルムとしての利用が挙げられる。
【0003】
また、プラスチックフィルムは、離型フィルムのベースフィルムとして使用されることも多く、各種粘着シートやタッチパネル用保護フィルム等のセパレーターとしても使用されている。
【0004】
離型フィルムに用いる離型コーティング剤としては、シリコーン樹脂を含むコーティング剤が知られており、特にオルガノ変性ポリシロキサンを用いると離型性が良好になる傾向にあるとされる。しかし、シリコーン樹脂はしばしば塗膜表面にブリードアウトし、該塗膜に積層される粘着剤や樹脂成型品等の被着体に移行し、その特性が損なわれることがあった。
【0005】
特許文献1には、アクリル樹脂、メラミン樹脂及びシリコーン樹脂からなる配合液を積層する方法が提案されている。しかしながら上記配合液は、硬化に必要な温度が190℃であり、基材への熱ダメージが大きい。また、特許文献2に記載のように、メラミン樹脂の硬化性を向上させる目的で酸触媒を併用することもあるが、コーティング剤の経時安定性(ポットライフ)が悪化して増粘を招き、作業性の低下を招くことがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平11-170440号公報
特開2002-19037号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示において解決しようとする課題は、シリコーン移行量の抑制や軽剥離性等の効果を奏する水系エマルジョン組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は鋭意検討の結果、所定の化合物を使用することによって、上記課題が解決されることを見出した。
【0009】
本開示により以下の項目が提供される。
(項目1)
側鎖に(メタ)アクリロイルオキシ基を有するポリシロキサン(A1)並びに水酸基を有するポリシロキサン(a1)、水酸基を有する(メタ)アクリレート(a2)、片末端に水酸基を有するポリエチレングリコール(a3)及び3官能以上のポリイソシアネート(a4)を含む成分の反応物(A2)からなる群から選択される1種以上を含む(メタ)アクリレート(A)を含む水系エマルジョン組成物。
(項目2)
水酸基を有する(メタ)アクリレート(b1)、水酸基を有するポリエチレングリコール(b2)及びポリイソシアネート(b3)を含む成分の反応物であるウレタン(メタ)アクリレート(B)を含む項目1に記載の水系エマルジョン組成物。
(項目3)
多官能(メタ)アクリレート(c1)及び多官能(メタ)アクリルアミド(c2)から選択される1種以上(C)を含む項目1又は2に記載の水系エマルジョン組成物。
(項目4)
光重合開始剤(D)を含む項目1~3のいずれかに記載の水系エマルジョン組成物。
(項目5)
有機希釈剤(E)を含む項目1~4のいずれかに記載の水系エマルジョン組成物。
(項目6)
項目1~5のいずれかに記載の水系エマルジョン組成物を含む離型コーティング剤。
(項目7)
項目1~5のいずれかに記載の水系エマルジョン組成物又は項目6に記載の離型コーティング剤の硬化物。
(項目8)
項目7に記載の硬化物及び基材を含む積層体。
【発明の効果】
【0010】
本開示で提供する水系エマルジョン組成物は、シリコーン移行量の抑制や軽剥離性等の効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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