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公開番号2023038926
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-17
出願番号2022140491
出願日2022-09-05
発明の名称広帯域測定システムおよび広帯域特性の測定方法
出願人稜研科技股ふん有限公司,TMY TECHNOLOGY INC.
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01R 27/28 20060101AFI20230310BHJP(測定;試験)
要約【目的】低周波ネットワークアナライザで高周波測定を実施することのできる広帯域測定システムおよび広帯域特性の測定方法を提供する。
【解決手段】信号測定装置は、その測定ポートから第1周波数領域に属する測定信号を送信するために使用される。信号変換器の2つのポートは、信号測定装置の2つの測定ポートと接続するために使用される。信号変換器の第1パッシブミキサは、双方向に構成され、信号変換器の第2パッシブミキサは、双方向に構成される。2つのミキサは、第1周波数領域から第2周波数領域に信号を変換し、第2周波数領域から第1周波数領域に信号を変換するために使用される。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
第1測定ポートおよび第2測定ポートを含み、前記第1測定ポートまたは前記第2測定ポートから測定信号を送信するよう構成され、前記測定信号の周波数が、第1周波数領域に属する信号測定装置と、
前記信号測定装置の前記第1測定ポートに接続されるために構成された第1ポートと、
第2ポートと、
前記第1ポートと前記第2ポートの間に結合され、双方向に構成された第1パッシブミキサと、
前記信号測定装置の前記第2測定ポートに接続されるために構成された第3ポートと、
第4ポートと、
前記第3ポートと前記第4ポートの間に結合され、双方向に構成された第2パッシブミキサと、
を含む信号変換器と、
を含み、前記第1パッシブミキサおよび前記第2パッシブミキサが、
前記第1ポートから受信した信号および前記第3ポートから受信した信号をそれぞれ第2周波数領域に変換して、前記第2ポートおよび前記第4ポートからそれぞれ出力し、
前記第2ポートから受信した信号および前記第4ポートから受信した信号をそれぞれ前記第1周波数領域に変換して、前記第1ポートおよび前記第3ポートからそれぞれ出力するよう構成された広帯域測定システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記信号変換器が、さらに、前記第1パッシブミキサおよび前記第2パッシブミキサにそれぞれ結合された信号発生器を含む請求項1に記載の広帯域測定システム。
【請求項3】
前記信号測定装置および前記信号変換器に結合され、前記第2周波数領域の範囲を制御して、前記信号測定装置から測定データを読み出すよう構成されたコントローラをさらに含む請求項1に記載の広帯域測定システム。
【請求項4】
前記コントローラに結合された記憶媒体をさらに含む請求項3に記載の広帯域測定システム。
【請求項5】
校正プロセスにおいて、前記第2ポートおよび前記第4ポートを校正キットに電気接続し、前記コントローラが、前記信号測定装置を介して前記校正キットに関連する1つのグループの校正キット測定値を取得し、前記コントローラが、さらに、前記グループの校正キット測定値に基づいて、誤差モデルを取得し、前記誤差モデルが、前記記憶媒体に保存される請求項4に記載の広帯域測定システム。
【請求項6】
測定プロセスにおいて、前記第2ポートおよび/または前記第4ポートを被試験デバイス(DUT)に電気接続し、前記コントローラが、前記信号測定装置を制御して、前記被試験デバイスに関連する少なくとも1つのグループの被試験デバイス測定値を取得し、前記記憶媒体に保存された誤差モデルおよび前記少なくとも1つのグループの被試験デバイス測定値に基づいて、前記被試験デバイスに関連する少なくとも1つのグループの前記被試験デバイスの特性値を取得する請求項4に記載の広帯域測定システム。
【請求項7】
請求項1に記載の信号変換器を提供するステップと、
前記信号変換器の一側に接続された信号測定装置を構成するステップと、
前記信号変換器の他側に電気接続された校正キットを構成し、校正プロセスを行うことにより、前記校正キットに関連する少なくとも1つのグループの校正キット測定値を取得するステップと、
前記少なくとも1つのグループの校正キット測定値に基づいて、誤差モデルを確立するステップと、
前記信号変換器を介して前記信号測定装置を被試験デバイス(DUT)に電気接続し、前記被試験デバイスに関連する少なくとも1つのグループの被試験デバイス測定値を取得するステップと、
前記誤差モデルに基づいて、前記少なくとも1つのグループの被試験デバイス測定値を少なくとも1つのグループの前記被試験デバイスの特性値に校正するステップと、
を含む広帯域特性の測定方法。
【請求項8】
前記校正プロセスが、SOLT(short/open/load/through)、SOLR(short open load reciprocal)プロセス、LRM (line reflect match)プロセス、LRM(line reflect match)プロセス、LRRM(line reflect reflect match)プロセス、またはTRL(thru reflect line)プロセスである請求項7に記載の広帯域特性の測定方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つのグループの校正キット測定値に基づいて前記誤差モデルを確立するステップにおいて、前記校正キットのパラメータに基づいて、前記少なくとも1つのグループの校正キット測定値のうちのいくつかを設定し、前記誤差モデルを確立する請求項7に記載の広帯域特性の測定方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つのグループの校正キット測定値に基づいて前記誤差モデルを確立するステップにおいて、理論モデルに基づいて、前記少なくとも1つのグループの校正キット測定値のうちのいくつかを設定し、前記誤差モデルを確立する請求項7に記載の広帯域特性の測定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、測定技術に関するものであり、特に、広帯域測定システムおよび広帯域特性の測定方法に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信が次第にミリ波周波数帯に発展するにつれ、高周波測定に対する要求が高まった。しかしながら、多くの学術機関や産業調査部は、依然として低周波または中間周波ネットワークアナライザしか保持しておらず、高周波測定をサポートすることができない。しかしながら、高周波/広帯域ネットワークアナライザは、広帯域操作(例えば、超広帯域位相同期ループ、超広帯域切替スイッチ)に適した多くの電子デバイスを必要とするため、製造が難しく、それにより、促進が難しい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
以上の観点から、本発明の実施形態は、低周波ネットワークアナライザで高周波測定を実施することのできる広帯域測定システムおよび広帯域特性の測定方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態の広帯域測定システムは、信号測定装置および信号変換器を含む(ただし、本発明はこれに限定されない)。信号測定装置は、第1測定ポートおよび第2測定ポートを含む。信号測定装置は、第1測定ポートまたは第2測定ポートから測定信号を送信するよう構成され、測定信号の周波数は、第1周波数領域に属する。信号変換器は、第1ポート、第2ポート、第3ポート、第4ポート、第1パッシブミキサ(passive mixer)、および第2パッシブミキサを含む。第1ポートは、信号測定装置の第1測定ポートに接続されるために構成される。第3ポートは、信号測定装置の第2測定ポートに接続されるために構成される。第1パッシブミキサは、第1ポートと第2ポートの間に結合され、双方向(bidirectional)に構成される。第2パッシブミキサは、第3ポートと第4ポートの間に結合され、双方向に構成される。
【0005】
本発明の実施形態の広帯域特性の測定方法は、以下のステップを含む(ただし、本発明はこれに限定されない)。上述した信号変換器を提供する。信号変換器の一側に信号測定装置を接続する。信号変換器の他側に校正キット(calibration kit)を電気接続し、校正プロセスを行うことにより、校正キットに関連する少なくとも1つのグループの校正キット測定値を取得する。少なくとも1つのグループの校正キット測定値に基づいて、誤差モデルを確立する。信号変換器を介して信号測定装置を被試験デバイス(device-under-test, DUT)に電気接続し、被試験デバイス(DUT)に関連する少なくとも1つのグループの被試験デバイス測定値を取得する。誤差モデルに基づいて、少なくとも1つのグループの被試験デバイス測定値を少なくとも1つのグループの被試験デバイスの特性値に校正する。
【発明の効果】
【0006】
以上のように、本発明の実施形態の広帯域測定システムおよび広帯域特性の測定方法は、信号変換器と信号測定装置を組み合わせて、異なる周波数領域の測定を実施する。
【0007】
本発明の上記および他の目的、特徴、および利点をより分かり易くするため、図面と併せた幾つかの実施形態を以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
添付図面は、本発明の原理がさらに理解されるために含まれており、本明細書に組み込まれ、且つその一部を構成するものである。図面は、本発明の実施形態を例示しており、説明とともに、本発明の原理を説明する役割を果たしている。
【0009】
図1は、本発明の1つの実施形態に係る広帯域測定システムの構成要素のブロック図である。
図2Aは、本発明の1つの実施形態に係るパッシブミキサの回路図である。図2Bは、本発明の別の実施形態に係るパッシブミキサの回路図である。
図3は、本発明の1つの実施形態に係る広帯域測定システムの概略図である。
図4は、本発明の1つの実施形態に係る順方向誤差モデルおよび逆方向誤差モデルの概略図である。
図5Aは、本発明の1つの実施形態に係る順方向誤差モデルのシグナルフロー分析の概略図である。図5Bは、本発明の1つの実施形態に係る逆方向誤差モデルのシグナルフロー分析の概略図である。
図6Aは、本発明の1つの実施形態に係る単一ポート校正に対する簡素化された順方向モデルの概略図である。図6Bは、本発明の1つの実施形態に係る単一ポート校正に対する簡素化された逆方向モデルの概略図である。
図7Aは、本発明の1つの実施形態に係るデュアルポート校正に対する簡素化された順方向モデルの概略図である。図7Bは、本発明の1つの実施形態に係るデュアルポート校正に対する簡素化された逆方向モデルの概略図である。
図8は、本発明の1つの実施形態に係るSOLT校正を示すフローチャートである。
図9は、本発明の1つの実施形態に係る校正基準面の概略図である。
図10は、本発明の1つの実施形態に係る校正基準面の概略図である。
図11は、図9の検証結果である。
図12は、図9および図3で測定した被試験デバイス(DUT)の測定結果である。
図13は、図11の部分的拡大図である。
図14は、図10の測定結果である。
図15は、図10の検証結果である。
図16は、図10および図3で測定した被試験デバイス(DUT)の測定結果である。
図17は、図15の部分的拡大図である。
図18は、本発明の1つの実施形態に係る広帯域特性の測定方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本発明の1つの実施形態に係る広帯域測定システム1の構成要素のブロック図である。図1を参照すると、広帯域測定システム1は、信号測定装置10および信号変換器30を含む(ただし、本発明はこれに限定されない)。1つの実施形態において、広帯域測定システム1は、測定している間、被試験デバイス(DUT)50に電気接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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