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公開番号2023038915
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-17
出願番号2022133811
出願日2022-08-25
発明の名称光硬化性コーティング剤
出願人株式会社スリーボンド
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類C09D 4/02 20060101AFI20230310BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】本発明では、コイルなどの絶縁コーティングにおいて、電気絶縁性が高く溶剤を使用しなくても低粘度の光硬化性コーティング剤を可能にする。
【解決手段】(A)成分および(B)成分を含み、(A-1)成分と(A-2)成分の合計に対して(A-1)成分が50~100質量%含む光硬化性コーティン剤:
(A)成分:下記の(A-1)成分または下記の(A-1)成分および下記の(A-2)成分からなる(メタ)アクリレート;および
(A-1)成分:環状構造を有する(メタ)アクリレート
(A-2)成分:鎖状構造を有し分子内に3つ以上の(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレート
(B)成分:光開始剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)成分および(B)成分を含み、(A-1)成分と(A-2)成分の合計に対して(A-1)成分を50~100質量%含む、光硬化性コーティング剤:
(A)成分:下記の(A-1)成分または下記の(A-1)成分および下記の(A-2)成分からなる(メタ)アクリレート;および
(A-1)成分:環状構造を有する(メタ)アクリレート
(A-2)成分:鎖状構造を有し分子内に3つ以上の(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレート
(B)成分:光開始剤。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記(A-1)成分が脂環構造を有する(メタ)アクリレートおよび/またはイソシアヌレート構造を有する(メタ)アクリレートである、請求項1に記載の光硬化性コーティング剤。
【請求項3】
(A-1)成分および(A-2)成分以外の(メタ)アクリレートを含まない、請求項1または2に記載の光硬化性コーティング剤。
【請求項4】
さらに、(C)成分として有機過酸化物を含む、請求項1または2に記載の光硬化性コーティング剤。
【請求項5】
さらに、(D)成分として嫌気硬化触媒を含む、請求項1または2に記載の光硬化性コーティング剤。
【請求項6】
25℃の粘度が20~3000mPa・sである、請求項1または2に記載の光硬化性コーティング剤。
【請求項7】
充填剤を含まない、請求項1または2に記載の光硬化性コーティング剤。
【請求項8】
溶剤を含まない、請求項1または2に記載の光硬化性コーティング剤。
【請求項9】
硬化物の2MHzの交流抵抗値が1MΩ以上である、請求項1または2に記載の光硬化性コーティング剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、絶縁性の光硬化性コーティング剤に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
モーター等のコイルの絶縁コーティング部には、ポリマーや樹脂を溶剤に溶解させた溶剤揮発型のワニスや特許文献1の様に熱硬化性樹脂に溶剤を添加したコーティング剤が知られている。これらは、絶縁性の高い樹脂成分を溶剤により簡単に低粘度化できる一方で、加熱等で溶剤を揮発させても硬化物中に溶剤が残留し、電気絶縁性の低下や塗膜の欠陥を残すことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-007238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来は、コイルなどの絶縁コーティングにおいて、電気絶縁性(抵抗値)が高く、溶剤を使用しなくても低粘度の光硬化性コーティング剤は困難であった。
【0005】
本発明は、コイルなどの絶縁コーティングにおいて、電気絶縁性が高く溶剤を使用しなくても低粘度の光硬化性コーティング剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記目的を達成するべく鋭意検討した結果、電気絶縁性が高い溶剤を含まない光硬化性コーティング剤に関する手法を発見し、本発明を完成するに至った。
【0007】
本発明の要旨を次に説明する。本発明の第一の実施態様は、(A)成分および(B)成分を含み、(A-1)成分と(A-2)成分の合計に対して(A-1)成分を50~100質量%含む、光硬化性コーティング剤である。
(A)成分:下記の(A-1)成分または下記の(A-1)成分および下記の(A-2)成分からなる(メタ)アクリレート
(A-1)成分:環状構造を有する(メタ)アクリレート
(A-2)成分:鎖状構造を有し分子内に3つ以上の(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレート
(B)成分:光開始剤。
【0008】
本発明の第二の実施態様は、前記(A-1)成分が脂環構造を有する(メタ)アクリレートおよび/またはイソシアヌレート構造を有する(メタ)アクリレートである第一の実施態様に記載の光硬化性コーティング剤である。
【0009】
本発明の第三の実施態様は、(A-1)成分および(A-2)成分以外の(メタ)アクリレートを含まない第一または第二の実施態様に記載の光硬化性コーティング剤である。
【0010】
本発明の第四の実施態様は、さらに、(C)成分として有機過酸化物を含む第一から第三の実施態様のいずれかに記載の光硬化性コーティング剤である。
(【0011】以降は省略されています)

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