TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
DM通知
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2023038914
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-03-17
出願番号
2022132162
出願日
2022-08-23
発明の名称
スライド・ドア・システム、スライド・ドア、及び緩衝装置
出願人
ハヴァ スライディング ソリューションズ アーゲー
代理人
弁理士法人浅村特許事務所
主分類
E05F
5/02 20060101AFI20230310BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】改善されたスライド・ドア・システムを提供すること。
【解決手段】スライド・ドア・システムはスライド・ドアを備え、スライド・ドアが、閉鎖位置まで、定位置に配設された発動部材に対して走行レールに沿って変位可能であり、ドア・リーフを備え、取出し可能な封止ストリップ及び作動要素を備える可動式封止装置を備え付けられ、伝動要素を備える伝動装置を備え付けられ、キャリッジ本体及び走行要素を備える、ドア・リーフへ接続される、走行レールの長手方向軸に平行に変位可能に走行レール内で保持される、少なくとも2つのキャリッジを備え、発動部材及び伝動装置が、スライド・ドアが閉鎖位置に入ると、封止ストリップを押し出すために、力が発動部材から伝動装要素を介して作動要素へ伝達され得るように配設される。本発明によれば、閉鎖位置でスライド・ドアを停止させるための、発動部材を備える、定置緩衝装置が設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
スライド・ドア(11)を有するスライド・ドア・システム(1)であって、
前記スライド・ドア(11)が、閉鎖位置まで、定位置に配設された発動部材(911)に対して、走行レール(2)に沿って変位可能であり、
前記スライド・ドア(11)が、ドア・リーフ(111)を備え、
前記スライド・ドア(11)が、取出し可能な封止ストリップ(81)及び作動要素(82)を備える、可動式封止装置(8)を備え付けられ、
前記スライド・ドア(11)が、伝動要素(61)を備える伝動装置(6)を備え付けられ、
前記スライド・ドア(11)が、
- キャリッジ本体(31)及び走行要素(32)を備え、
- 前記ドア・リーフ(111)へ接続され、
- 前記走行レール(2)内で保持され、前記走行レール(2)の長手方向軸に平行に変位可能である、
少なくとも2つのキャリッジ(3)を備え、
前記発動部材(911)及び前記伝動装置(6)が、前記スライド・ドア(11)が前記閉鎖位置に入ると、前記封止ストリップ(81)を押し出すために、力が前記発動部材(911)から前記伝動要素(61)を介して前記作動要素(82)へ伝達され得るように、配設され、
前記閉鎖位置で前記スライド・ドア(11)を停止させるために設けられ、前記発動部材(911)を備える、定置緩衝装置(9)が設けられることを特徴とする、スライド・ドア・システム(1)。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記緩衝装置(9)が、緩衝本体(91)を備えること、及び前記発動部材(911)が、前記緩衝本体(91)へ接続される、若しくは接続可能である、又は前記緩衝本体(91)の一体化部分であることを特徴とする、請求項1に記載のスライド・ドア・システム(1)。
【請求項3】
前記緩衝本体(91)が、2つの脚要素(912)、及び前記脚要素(912)の間に配置され、前記伝動要素(61)を部分的に受容するように適合される発動チャネル(910)を備えることを特徴とする、請求項2に記載のスライド・ドア・システム(1)。
【請求項4】
前記発動部材(911)が、前記走行レール(2)の前記長手方向軸に対して、真っ直ぐに又は傾斜する曲線に沿って延びる斜面として設計されることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載のスライド・ドア・システム(1)。
【請求項5】
前記走行レール(2)が、U字の外形を有すること、又は前記走行レール(2)が、頭部(21)によって一方の端部で互いに接続され、互いに向かって配向された脚部(23)へもう一方の端部で接続される、2つの側部(22)を有するC字の外形を有し、前記脚部(23)に、前記キャリッジ(3)の前記走行要素(32)が支持され、前記脚部(23)に、前記緩衝本体(91)の前記脚要素(912)が支持されることを特徴とする、請求項2から4までの一項に記載のスライド・ドア・システム(1)。
【請求項6】
緩衝装置(9)が、前記走行レール(2)内に配設されること、及び
a)前記緩衝装置(9)が、少なくとも1つのダンパ(95、96)を備えること、又は
b)前記緩衝装置(9)が、両側に、減衰シリンダ(952)及びその中で誘導される減衰ピストン(951)を有する、前記走行レール(2)の前記長手方向軸に平行に配列された側方ダンパ(95)を備えること、又は
c)前記緩衝装置(9)が、各側に、減衰シリンダ(952)及びその中で誘導される減衰ピストン(951)を有する、前記走行レール(2)の前記長手方向軸に平行に配列された側方ダンパ(95)、並びに弾性材料から製作される、前記側方ダンパ(95)の間に配設された中央ダンパ(96)を備えること
を特徴とする、請求項1から5までの一項に記載のスライド・ドア・システム(1)。
【請求項7】
前記伝動要素(61)が、前記発動部材(911)との協働のために設けられた第1のレバー部(611)、及び前記可動式封止装置(8)の前記作動要素(82)との協働のために設けられた第2のレバー部(612)を備える伝動レバーであり、2つの前記レバー部(611、612)が、互いに平行に又は傾斜して配列されることを特徴とする、請求項1から6までの一項に記載のスライド・ドア・システム(1)。
【請求項8】
前記ドア・リーフ(111)が、上面にドア凹部(110)を備え、
a)前記ドア凹部(110)に、取付けユニット(41)及び取付けレール(42)を備える、取付け装置(4)が配設され、前記取付けユニット(41)が、前記キャリッジ(3)のうちの1つへ接続され、前記取付けレール(42)内で着脱可能に保持され、前記取付けレール(42)が、前記ドア・リーフ(111)へ直接に又は取付けバー(43)を介して接続される、
b)前記ドア凹部(110)に、前記取付け装置(4)に加えて、前記可動式封止装置(8)が配設され、
c)前記ドア凹部(110)に、前記取付け装置(4)及び前記可動式封止装置(8)の前方で、前記伝動装置(6)が配設される
ことを特徴とする、請求項1から7までの一項に記載のスライド・ドア・システム(1)。
【請求項9】
前記伝動装置(6)が、前記伝動要素(61)が回転可能に取り付けられる、レバー・シャフト(622)を保持するレバー・ホルダ(62)を備え、前記レバー・ホルダ(62)が、前記ドア・リーフ(111)へ接続された取付け基部(63)によって着脱可能に保持されることを特徴とする、請求項8に記載のスライド・ドア・システム(1)。
【請求項10】
前記レバー・ホルダ(62)及び前記取付け基部(63)が、相互に対応する係止要素(621、631)及び相互に対応する掛止め要素(622、632)を備えることを特徴とする、請求項9に記載のスライド・ドア・システム(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドア開口部を閉じるための少なくとも1つの可動式封止装置(activatable sealing device)を備えるスライド・ドアを有するスライド・ドア・システム、及びスライド・ドア・システムのための緩衝装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
米国特許第7,891,052(B2)号は、ガラス・パネルを保持する役割を果たす、走行レールに沿って誘導されるキャリッジを有する、スライド・ドア・システムを開示する。キャリッジは、ガラス・パネルの上縁部が走行レールの断面内に収容され得るように、固定手段によってガラス・パネルへ接続される。これは、ガラス・パネルと走行レールとの間の空間がほぼ密閉されることを可能にする。例えば木から製作された、より厚い仕切りパネルを有するスライド・ドアの場合、走行レールの断面内に木製パネルを収めることは、ほぼ不可能である。
【0003】
米国特許第9,290,977(B2)号は、ドア・パネルへ接続され、ドア・パネルがドア開口部の前方でドア枠に対して誘導され得るように、レールに沿って移動され得るキャリッジを有する、スライド・ドア・システムを開示する。このスライド・ドア・システムのためには、それに応じて設計されたレールが必要となる。
【0004】
米国特許出願第2011/126,471(A1)号は、下降機構によって下降され得る、封止レール及びその中で保持された封止ストリップを有する、ドア又は窓のための可動式封止装置を開示する。下降機構は、相互に接続されたスライドを介して封止ストリップへ接続される板ばねに作用する、作動要素を備える。作動要素を圧迫することによって、スライドが作動され、板ばねが変形され、封止ストリップが下降させられる。この過程で、封止ストリップが下方へ移動されるだけでなく、キャリアの輪郭部もまた対応する前面に向かって移動され、したがって、その面に対しても封止が行われる。作動要素は、封止装置から突出し、ドアが閉じられると、ドア枠によって封止装置に対して押し付けられる。第2の作動ボタンが、ドアの反対側の端面に設けられることが可能であり、その結果、下降機構は、ドアの両側から作動されることが可能である。
【0005】
米国特許出願第2019/128,054(A1)号は、作動要素を備える可動式下降封止を有する、スライド・ドアを開示する。作動要素は、スライド・ドアへねじ止めされた伝動装置、及びドア枠へねじ止めされた発動ユニット(activation unit)によって動作可能である。伝動装置は、発動ユニットと協働することができる従動部、及びスライド・ドアが端位置へ移動されると、発動ユニットと協働することができる従動部へ接続された、ピポット・アームを備える。この動作において、従動部は、発動ユニットの接触面にわたって誘導され、ピポット・アームと共に回転され、それにより作動要素を下降封止に対して押し付ける。この装置は、発動ユニットの正確な位置決め及び組立てを確実にする。
【0006】
スライド・ドアが、通常は、連係するキャリッジへ接続される取付け装置を備え付けられることに留意されたい。取付け装置は、しばしば、ドア凹部に一体化され、それは、スライド技術及び走行技術が互いの隣に配置され、それにより、設置、保守、及び/又は調整中に干渉し合うことになり得ることを意味する。
【0007】
欧州特許第0,818,598(B1)号及び米国特許第9,341,011(B2)号は、スライド・ドアのドア・リーフの上面の凹部に挿入される取付けレールを有する、取付け装置を開示する。各取付けレールにおいて、取付けユニットは、軸方向に滑動可能及びロック可能である。取付けユニットは、接続ねじによって、走行レール内で誘導されるキャリッジのキャリッジ本体へ接続される。
【0008】
欧州特許第0,818,598(B1)号の装置において、スライド・ドアの高さ調整のための取付けユニットは、ドア・リーフの端面の前方の接続ねじが工具によって把持され、回され得るまで、取付けレールから外され、取り出される。
【0009】
米国特許第9,341,011(B2)号の装置において、取付けユニットは、走行レールの長手方向軸に平行に配列された調整ねじを備え、調整ねじによって、スライドが誘導路に沿って滑動可能に取り付けられる、スライド・ホルダが、軸方向に変位され得る。スライド・ホルダが軸方向に移動されると、調整ねじへ接続されたスライドは、誘導路に沿って上方又は下方に移動される。調整ねじを回すことによって、スライド・ドアは、したがって、上昇又は下降され得る。この調整のために、取付けレールから取付けユニットを取り外す必要はない。しかしながら、調整ねじへのアクセスは保たれる必要がある。
【0010】
欧州特許第0,818,598(B1)号は、さらに、減衰要素及びロック要素を備える緩衝装置を開示する。緩衝装置は、終止部でスライド・ドアを弾性的に停止させ、その後、それを保持する。緩衝装置は、精密に位置決めされることが可能であり、その結果、スライド・ドアは、閉鎖位置で、すなわち、正確に、閉じられるドア開口部の前方で停止される。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイート
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
YKK AP株式会社
建具
1か月前
株式会社ユニオン
建具用錠
1か月前
株式会社LIXIL
建具
15日前
株式会社ベスト
軸釣装置の上吊り手段
14日前
株式会社久力製作所
引戸用鎌錠
1か月前
株式会社ユニオン
ドアハンドル座
1か月前
トヨタ自動車株式会社
ドアチェック装置
今日
株式会社LIXIL
鍵
10日前
三和シヤッター工業株式会社
制御システム
20日前
株式会社泉陽商会
移動パネル固定保持装置
1か月前
株式会社泉陽商会
移動間仕切り壁構造
15日前
株式会社LIXIL
建具
29日前
株式会社キョウデンプレシジョン
筐体の扉機構
1か月前
名古屋HKプランニング株式会社
足操作式の内締まり錠
1か月前
ケージーパルテック株式会社
戸車装置および引戸
1か月前
株式会社エルボーション
ドアの引き開き装置
1か月前
株式会社ノムラテック
補助錠装置
6日前
三井金属アクト株式会社
車両用ドアの操作装置
21日前
YKK AP株式会社
建具
8日前
株式会社アルファ
錠システム
3日前
三協立山株式会社
建具
1か月前
株式会社アイシン
開閉体のロック解除制御装置
1か月前
株式会社イトーキ
間仕切構造
3日前
株式会社イトーキ
自動開閉扉
1か月前
株式会社シブタニ
扉用ハンドル装置
29日前
株式会社シブタニ
目地錠の解錠構造
10日前
株式会社東海理化電機製作所
筐体装置
1か月前
ダイムラー トラック エージー
車両のドア開閉構造
1か月前
株式会社東海理化電機製作所
認証システム
10日前
株式会社日中製作所
ロック金具
1か月前
三和シヤッター工業株式会社
パネル体のドア体支持構造
1か月前
モリテックスチール株式会社
スライド制御機構及びリール装置
1か月前
株式会社東海理化電機製作所
認証システム及び認証方法
1か月前
株式会社シブタニ
施解錠表示用スイッチ装置
1か月前
アルプスアルパイン株式会社
車両制御システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る