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公開番号2023038807
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-17
出願番号2021145714
出願日2021-09-07
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G03G 15/00 20060101AFI20230310BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】濃度変動モデルを修正する場合に、修正用に取得されるデータにおいてもバラつきがあり、モデルの精度が低くなる。
【解決手段】画像形成条件に基づいて、中間転写体を介してシートに画像を形成する画像形成装置が提供される。該装置は、第1のセンサで中間転写体に形成された第1測定用画像を測定し、第2のセンサでシートに形成された第2測定用画像を測定する。形成される画像の濃度の変動に相関のある変動相関情報を取得し、取得された変動相関情報から決定条件に基づいて形成される画像の濃度を決定し、決定した濃度に基づいて前記画像形成条件を生成する。第1測定用画像の測定結果と第2測定用画像の測定結果と変動相関情報とに基づいて決定条件を更新する。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成条件に基づいて、中間転写体を介してシートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により前記中間転写体に形成された第1測定用画像を測定する第1の測定手段と、
前記画像形成手段により前記シートに形成された第2測定用画像を測定する第2の測定手段と、
前記画像形成手段により形成される画像の濃度の変動に相関のある変動相関情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記変動相関情報から決定条件に基づいて前記画像形成手段により形成される画像の濃度を決定し、決定した前記濃度に基づいて前記画像形成条件を生成する生成手段と、
前記第1の測定手段による前記第1測定用画像の測定結果と、前記第2の測定手段による前記第2測定用画像の測定結果と、前記取得手段により取得された前記変動相関情報とに基づいて前記決定条件を更新する更新手段と、を有する
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記更新手段は、前記第2の測定手段による第2測定用画像の測定結果に、前記第1の測定手段による第1測定用画像の測定結果よりも大きい重み付けを行って前記決定条件を更新する
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像形成装置であって、
前記更新手段は、前記第2の測定手段による第2測定用画像の測定結果および該測定結果に係る前記変動相関情報を所定数複製することで前記重み付けを行う
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記生成手段は、前記変動相関情報を入力値とする重回帰モデルを前記決定条件として用いて前記濃度を決定し、
前記更新手段は、前記第1の測定手段による第1測定用画像の測定結果と前記第2の測定手段による第2測定用画像の測定結果と、前記測定結果に係る前記変動相関情報とに基づいて前記重回帰モデルの係数を更新する
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記画像形成条件は、画像データを変換するために用いる階調補正テーブルであり、
前記画像形成手段は、前記階調補正テーブルに基づいて変換された前記画像データに基づいて前記画像を形成する
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
前記画像形成装置は電子写真方式であり、
前記第1の測定手段は、前記中間転写体として、中間転写ベルトまたは感光体のいずれかに形成された画像の濃度情報を測定し、
前記第2の測定手段は、搬送されている状態、または静止している状態のいずれかの状態の前記シートに形成された画像の濃度情報を測定する
ことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関するもので、例えば電子写真プロセスを用いた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、装置が設置される環境の変動や装置内の環境の変動に起因する短期的な変動及び感光体や現像剤の経時変化(経時劣化)に起因する長期的な変動等の影響で、出力画像の濃度や濃度階調性が所望の濃度や階調性と異なる場合が生じる。そこで、画像形成装置では、出力画像の濃度や階調性を所望の濃度や階調性に合わせるためにそれらの様々な変動を考慮して随時画像形成条件を補正する必要がある。
【0003】
このように、濃度や色味の変化を適切に補正する処理は、一般にキャリブレーションと称されている。キャリブレーションでは、例えば濃度が一様なパターン画像を用紙や感光体或いは中間転写体などにいくつか形成し、形成したパターンの濃度を測定してその目標値と比較し、その比較結果に基づいて画像を形成するための各種条件を適宜調整する。
【0004】
従来は、前記した出力画像の濃度や階調性を安定化させるために、例えば特許文献1のように、階調パターン等の特定の補正用パターンを用紙に形成する。形成したパターンを画像読取部で読み取り、読み取った階調パターン情報をγ(ガンマ)補正等の画像形成条件にフィードバックさせることにより、画像品質の安定性を向上させている。
【0005】
また、キャリブレーションが必要になるタイミングは、前述したように環境の変動や長時間の放置がある場合を含めてさまざまな場面で適宜階調性の補正が必要になる。たとえば、特に環境変動が起こりやすい朝一番の電源投入時や節電モードからの復帰時、あるいは、出力画像DUTYが高い場合でトナー補給量が多くなる場合や、逆に出力画像DUTYが低いジョブが連続して行われる場合などである。このようなキャリブレーションを行う技術として、例えば特許文献2のような技術が提案されている。
【0006】
近年では、画質の安定性と同時に、ユーザビリティの向上、特に待機時間やダウンタイムの削減による生産性の向上に対する要求が高まっており、画質安定化のためのキャリブレーション制御に対しても、より短時間に制御することが強く求められている。このような要求に対応した技術として、例えば特許文献3のように、外部環境や画像出力条件、各種センサ値の変動を入力値とするモデルを作成し、モデルからキャリブレーション用のパッチの変動を予測する。こうすることで、キャリブレーション所要時間の多くを費やすパッチの作像工程を省略する技術が提案されている。
【0007】
さらには、変動を予測するためのモデルにおいて、使用環境や使用状況によって最適な操作値になるような制御を行う方法として、特許文献4のような技術が提案されている。特許文献4には、ニューラルネットワークを用いて画像形成装置の特性を学習させて、状態予測値と目標値から操作量を決定する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2000-238341号公報
特開2003-167394号公報
特開2017-37100号公報
特開平5-72859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、このように色味や濃度の変動をモデルによって予測するキャリブレーション手法では、以下のような問題が発生する。
【0010】
使用環境や出力条件、使用状況に個別に対応した最適な濃度予測モデルを用いて濃度調整のためのキャリブレーション制御を行う場合、現状の予測モデルを修正していく必要がある。なぜなら、通常初期の段階は、ある程度の使用環境や状況を網羅できるような平均的なモデルを用いることが一般的で、個別の使用環境に最適であるとは限らないためである。
(【0011】以降は省略されています)

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