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公開番号
2023038038
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-03-16
出願番号
2021144928
出願日
2021-09-06
発明の名称
光電変換装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
31/107 20060101AFI20230309BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 アバランシェ発光による光子がモスアイ構造のSi裏面で反射され、迷光としてクロストークを誘起する。
【解決手段】 第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面と、を有する半導体層に配された複数のアバランシェダイオードを有する光電変換装置であって、前記複数のアバランシェダイオードのそれぞれは、第1の深さに配された第1の導電型の第1の半導体領域と、前記第1の深さよりも前記第2の面に対して深い第2の深さに配された第2の導電型の第2の半導体領域と、を有し、前記半導体層は、前記第1の面に設けられた複数の凹凸構造を備え、前記複数の凹凸構造の実効周期はhc/E
a
h:プランク定数[J・s]、c:光速[m/s]、E
a
:基板のバンドギャップ[J]よりも小さいことを特徴とする光電変換装置。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面と、を有する半導体層に配された複数のアバランシェダイオードを有する光電変換装置であって、
前記複数のアバランシェダイオードのそれぞれは、第1の深さに配された第1の導電型の第1の半導体領域と、前記第1の深さよりも前記第2の面に対して深い第2の深さに配された第2の導電型の第2の半導体領域と、を有し、
前記半導体層は、前記第1の面に設けられた複数の凹凸構造を備え、
前記複数の凹凸構造の実効周期はhc/E
a
(h:プランク定数[J・s]、c:光速[m/s]、E
a
:基板のバンドギャップ[J])よりも小さいことを特徴とする光電変換装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記複数の凹凸構造はトレンチ構造によって形成され、
前記トレンチ構造の幅はhc/2E
a
(h:プランク定数[J・s]、c:光速[m/s]、E
a
:基板のバンドギャップ[J])よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項3】
第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面と、を有する半導体層に配された複数のアバランシェダイオードを有する光電変換装置であって、
前記複数のアバランシェダイオードのそれぞれは第1の深さに配された第1の導電型の第1の半導体領域と、前記第1の深さよりも前記第2の面に対して深い第2の深さに配された第2の導電型の第2の半導体領域と、を有し、
前記半導体層は、前記第1の面に設けられた複数の凹凸構造を備え、
前記複数の凹凸構造の実効周期は1.1μmよりも小さいことを特徴とする光電変換装置。
【請求項4】
前記複数の凹凸構造はトレンチ構造によって形成され、
前記トレンチ構造の幅は0.55μmよりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の光電変換装置。
【請求項5】
前記第2の深さよりも第2の面に対して深い第3の深さに配された前記第2の導電型の第3の半導体領域を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の光電変換装置。
【請求項6】
前記第2の半導体領域と前記第3の半導体領域との間に前記第1の導電型の第4の半導体領域が設けられ、
前記第4の半導体領域における前記第1の導電型の不純物濃度は前記第1の半導体領域における前記第1の導電型の不純物濃度よりも低いことを特徴とする請求項5に記載の光電変換装置。
【請求項7】
前記第1の面に垂直な方向からの平面視において、
前記第4の半導体領域と重なる前記複数の凹凸構造の面積は前記第4の半導体領域と重ならない前記複数の凹凸構造の面積よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の光電変換装置。
【請求項8】
前記第1の深さに配され、前記第1の面からの平面視において前記第1の半導体領域を囲む第5の半導体領域が設けられ、
前記第5の半導体領域における不純物濃度は前記第1の半導体領域における不純物濃度よりも低いことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の光電変換装置。
【請求項9】
前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域とのポテンシャル差は前記第2の半導体領域と前記第5の半導体領域とのポテンシャル差よりも大きいことを特徴とする請求項8に記載の光電変換装置。
【請求項10】
前記第1の面に垂直な方向からの平面視において、
前記第1の半導体領域と前記第2の半導体領域との間に形成される増倍領域は、前記複数の凹凸構造に内包されることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の光電変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光電変換装置及び光電変換システムに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
光電変換素子の受光面に凹凸構造を設け、入射光を屈折させることにより、光電変換素子内における入射光の光路長を長くして量子効率を向上させる光電変換装置がある。特許文献1には、基板の光入射面側にモスアイ構造と呼ばれる凹凸構造を有する単一光子アバランシェフォトダイオード(SPAD)について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-002542号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の構造においてアバランシェ発光による光子がモスアイ構造のSi裏面で反射され、迷光としてクロストークを誘起するという課題があった。
【0005】
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、アバランシェフォトダイオードを用いた光電変換装置におけるクロストークの低減を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの側面は、第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面と、を有する半導体層に配された複数のアバランシェダイオードを有する光電変換装置であって、前記複数のアバランシェダイオードのそれぞれは、第1の深さに配された第1の導電型の第1の半導体領域と、前記第1の深さよりも前記第2の面に対して深い第2の深さに配された第2の導電型の第2の半導体領域と、を有し、前記半導体層は、前記第1の面に設けられた複数の凹凸構造を備え、前記複数の凹凸構造の実効周期はhc/E
a
(h:プランク定数[J・s]、c:光速[m/s]、E
a
:基板のバンドギャップ[J])よりも小さいことを特徴とする光電変換装置である。
【0007】
本発明の別の側面は、第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面と、を有する半導体層に配された複数のアバランシェダイオードを有する光電変換装置であって、前記複数のアバランシェダイオードのそれぞれは第1の深さに配された第1の導電型の第1の半導体領域と、前記第1の深さよりも前記第2の面に対して深い第2の深さに配された第2の導電型の第2の半導体領域と、を有し、前記半導体層は、前記第1の面に設けられた複数の凹凸構造を備え、前記複数の凹凸構造の実効周期は1.1μmよりも小さいことを特徴とする光電変換装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、アバランシェフォトダイオードを用いた光電変換装置のクロストークを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態にかかる光電変換装置の概略図である。
実施形態にかかる光電変換装置のPD基板の概略図である。
実施形態にかかる光電変換装置の回路基板の概略図である。
実施形態にかかる光電変換装置の画素回路の構成例である。
実施形態にかかる光電変換装置の画素回路の駆動を示す模式図である。
第1の実施形態にかかる光電変換素子の断面図である。
第1の実施形態にかかる光電変換素子のポテンシャル図である。
第1の実施形態にかかる光電変換素子のトレンチ構造の断面図である。
第1の実施形態にかかる光電変換素子の平面図である。
第1の実施形態にかかる光電変換素子の比較例である。
第1の実施形態にかかる光電変換素子の断面である。
第2の実施形態にかかる光電変換素子の平面図である。
第2の実施形態の変形例にかかる光電変換素子の平面図である。
第3の実施形態にかかる光電変換装置の平面図である。
第3の実施形態にかかる光電変換素子の平面図である。
第3の実施形態にかかる光電変換素子の断面図である。
第3の実施形態にかかる光電変換素子の断面図である。
第4の実施形態にかかる光電変換素子の断面図である。
第4の実施形態にかかる光電変換素子の平面図である。
第4の実施形態にかかる光電変換素子の比較例である。
第5の実施形態にかかる光電変換素子の断面図である。
第6の実施形態にかかる光電変換素子のトレンチ構造の断面図である。
第7の実施形態にかかる光電変換素子の断面図である。
第7の実施形態にかかる光電変換素子の平面図である。
第8の実施形態にかかる光電変換システムの機能ブロック図である。
第9の実施形態にかかる光電変換システムの機能ブロック図である。
第10の実施形態にかかる光電変換システムの機能ブロック図である。
第11の実施形態にかかる光電変換システムの機能ブロック図である。
第12の実施形態にかかる光電変換システムの機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に示す形態は、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、本発明を限定するものではない。各図面が示す部材の大きさや位置関係は、説明を明確にするために誇張していることがある。以下の説明において、同一の構成については同一の番号を付して説明を省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)
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