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公開番号
2023034750
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-03-13
出願番号
2021141129
出願日
2021-08-31
発明の名称
コンバイン
出願人
井関農機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01D
69/00 20060101AFI20230306BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】従来、コンバインを操縦する作業者の操作作業負担が大きいという課題がある。
【解決手段】刈取装置4の後方右側に操縦部6を設けたコンバインにおいて、エンジンEの伝動下手側に油圧式無段変速機20を設け、油圧式無段変速機20の出力回転を、トランスミッション21を介して走行装置2と刈取装置4とに伝動する構成にし、油圧式無段変速機20は、圃場における刈取脱穀作業を行うときの圃場作業モードと、路上走行するときの路上走行モードとに切替可能に構成すると共に、トランスミッション21のブレーキ装置37を作動させるブレーキペダル15を操縦部6に設け、油圧式無段変速機20が圃場作業モードのときに、ブレーキペダル15を踏み込むと、油圧式無段変速機20を、機体の走行を停止させつつ、刈取装置4から脱穀装置3へ搬送中の穀稈搬送を続行して出力するように構成したコンバインとしたものである。
【選択図】 図7
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジン(E)を搭載した機体フレーム(1)の下側に走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に刈取装置(4)と、該刈取装置(4)の後方左側に脱穀装置(3)を設け、前記刈取装置(4)の後方右側に作業者が搭乗する操縦部(6)を設けたコンバインにおいて、前記エンジン(E)の伝動下手側に、前記エンジン(E)の出力回転の増減速と正転と逆転との回転方向の切替えを行う油圧式無段変速機(20)を設け、該油圧式無段変速機(20)の出力回転を、トランスミッション(21)を介して走行装置(2)と刈取装置(4)とに伝動する構成にし、前記油圧式無段変速機(20)は、圃場における刈取脱穀作業を行うときの圃場作業モードと、路上走行するときの路上走行モードとに切替可能に構成すると共に、前記トランスミッション(21)のブレーキ装置(37)を作動させるブレーキペダル(15)を操縦部(6)に設け、油圧式無段変速機(20)が圃場作業モードのときに、ブレーキペダル(15)を踏み込むと、前記油圧式無段変速機(20)を、機体の走行を停止させつつ、刈取装置(4)から脱穀装置(3)へ搬送中の穀稈搬送を続行して出力するように構成したコンバイン。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
請求項1記載の発明において、油圧式無段変速機(20)が圃場作業モードのときに、油圧式無段変速機(20)を変速作動中に、ブレーキペダル(15)を解除した場合には、油圧式無段変速機(20)を変速させるアクチュエーター(20A)への出力を停止する構成としたコンバイン。
【請求項3】
請求項2記載の発明において、アクチュエーター(20A)への出力を停止した後、主変速レバー(13)の操作位置とは無関係にサイドクラッチ手段(39)を入りにする構成としたコンバイン。
【請求項4】
請求項1または請求項2記載の発明において、ブレーキペダル(15)を解除後に、再度、ブレーキペダル(15)を踏み込んだ場合には、主変速レバー(13)を、再度中立から前進操作するまで、機体の走行を停止させつつ、刈取装置(4)から脱穀装置(3)へ搬送中の穀稈搬送を続行して出力する掻き込み制御は作動させない構成としたコンバイン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、操縦部のフロアにブレーキペダルを備えたコンバインに関するものである。
続きを表示(約 3,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のコンバインにおいて、操縦部のフロントパネルの下方の左側に走行装置の走行を停止させる駐車ブレーキペダルを設け、右側に走行切返し時に刈取装置の駆動速度の増減速を行う掻込みペダルを設ける技術が知られている。(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-24384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の技術では、コンバインを操縦する作業者の操作作業負担が大きいという問題があった。
本発明は、コンバインを操縦する作業者の操作作業負担を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明は、エンジンEを搭載した機体フレーム1の下側に走行装置2を設け、該機体フレーム1の前側に刈取装置4と、該刈取装置4の後方左側に脱穀装置3を設け、前記刈取装置4の後方右側に作業者が搭乗する操縦部6を設けたコンバインにおいて、前記エンジンEの伝動下手側に、前記エンジンEの出力回転の増減速と正転と逆転との回転方向の切替えを行う油圧式無段変速機20を設け、該油圧式無段変速機20の出力回転を、トランスミッション21を介して走行装置2と刈取装置4とに伝動する構成にし、前記油圧式無段変速機20は、圃場における刈取脱穀作業を行うときの圃場作業モードと、路上走行するときの路上走行モードとに切替可能に構成すると共に、前記トランスミッション21のブレーキ装置37を作動させるブレーキペダル15を操縦部6に設け、油圧式無段変速機20が圃場作業モードのときに、ブレーキペダル15を踏み込むと、前記油圧式無段変速機20を、機体の走行を停止させつつ、刈取装置4から脱穀装置3へ搬送中の穀稈搬送を続行して出力するように構成したコンバインとしたものである。
請求項2の発明は、油圧式無段変速機20が圃場作業モードのときに、油圧式無段変速機20を変速作動中に、ブレーキペダル15を解除した場合には、油圧式無段変速機20を変速させるアクチュエーター20Aへの出力を停止する構成としたコンバインとしたものである。
請求項3の発明は、アクチュエーター20Aへの出力を停止した後、主変速レバー13の操作位置とは無関係にサイドクラッチ手段39を入りにする構成としたコンバインとしたものである。
請求項4の発明は、ブレーキペダル15を解除後に、再度、ブレーキペダル15を踏み込んだ場合には、主変速レバー13を、再度中立から前進操作するまで、機体の走行を停止させつつ、刈取装置4から脱穀装置3へ搬送中の穀稈搬送を続行して出力する掻き込み制御は作動させない構成としたコンバインとしたものである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明では、油圧式無段変速機20が圃場作業モードのときに、ブレーキペダル15を踏み込む一つの操作することにより、機体の走行停止と、刈取装置4から脱穀装置3へ搬送中の残存穀稈を搬送の続行とを実行できるので、操作性を頗る向上させることができる。
請求項2の発明では、油圧式無段変速機20が圃場作業モードのときに、油圧式無段変速機20を変速作動中に、ブレーキペダル15を解除した場合には、油圧式無段変速機20を変速させるアクチュエーター20Aへの出力を停止するので、安全性向上し、誤操作での誤作動防止することができる。
請求項3の発明では、無段変速機20を変速させるアクチュエーター20Aへの出力を実行中に、ブレーキペダル15を解除すると、アクチュエーター20Aへの出力を停止し、出力停止後、主変速レバー13の操作位置とは無関係に、サイドクラッチ手段39を切替える作業モード切替レバー13Cへの通電を解除し、サイドクラッチ手段39を入りにするので、安全性向上し、誤操作での誤作動防止することができる。
請求項4の発明では、ブレーキペダル15を解除後に、再度、ブレーキペダル15を踏み込んだ場合には、主変速レバー13を、再度中立から前進操作するまで、機体の走行を停止させつつ、刈取装置4から脱穀装置3へ搬送中の穀稈搬送を続行して出力する掻き込み制御は作動させないので、作業者による誤操作を防止する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
コンバインの正面図。
コンバインの平面図。
コンバインの左側面図。
エンジンEの出力回転の伝動図。
ブレーキペダルの要部の左側面図。
コンバインの部分正面図。
トランスミッションの左右方向の縦断面図。
トランスミッションのブレーキ装置の説明図と操作伝動機構図。
無段変速装置のトラニオン軸の回動方法の説明図。
コントローラの接続図。
ブレーキペダルの操作方法の説明図。
走行モード時のブレーキペダルの第1操作方法の説明図。
走行モード時のブレーキペダルの第2操作方法の説明図。
作業モード時のブレーキペダルの操作方法の説明図。
主変速レバーとモードセレクトレバーの側面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施形態を図により説明すると、1は作業機の機体フレームであり、本願はコンバインの例である。コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取装置4が設けられている。また、刈取装置4の後方左側に刈取装置4で収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置3が設けられ、刈取装置4の後方右側に作業者が搭乗する操縦部6が設けられている。
操縦部6の操縦者が着席する操縦席11の下側には、エンジンEを搭載し、操縦部6の後側には脱穀装置3で脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられている。また、グレンタンク7に貯留された穀粒は、グレンタンク7に連結された排出オーガ(図示省略)によって外部に排出される。
操縦部6の操縦席11の前方には、フロントパネル12が設けられ、操縦席11の左側には、サイドパネル13が設けられている。
操縦席11とフロントパネル12の間の下方には、作業者が乗降するフロア14が設けられ、フロア14の左前部には、走行装置2の停止と刈取装置4の駆動の入切を行うブレーキペダル15が設けられている。
【0009】
ブレーキペダル15は、後述する作業モード切替レバー13Cが作業位置と路上走行位置との何れかに位置することにより、踏み込み操作を行ったときの作動を切り替える構成としている。
そのため、圃場におけるブレーキペダル15の操作と路上走行時のブレーキペダル15の操作を、作業モード切替レバー13Cの切替位置により、切替えることができ、操作性を向上させることができる。
例えば、作業モード切替レバー13Cが圃場作業位置の場合、ブレーキペダル15を踏み込むと、機体の走行を停止させつつ、刈取装置4から脱穀装置3へ搬送中の穀稈搬送を続行する所謂『掻込制御』を実行する。
また、作業モード切替レバー13Cが路上走行位置のときは、ブレーキペダル15を踏み込むと、走行停止させる。
すなわち、作業モード切替レバー13Cが圃場作業位置の場合、ブレーキペダル15を踏み込んで、後述するトランスミッション21内のブレーキ装置37が掛かった状態にて、油圧式無段変速機20を操作する主変速レバー13Aを『中立位置』から『前進位置』に向けて操作すると、トランスミッション21のサイドクラッチ手段39を抜いて(クラッチ切り)から、油圧式無段変速機20を変速作動させるアクチュエータ(ソレノイド)20Aへの出力を実行する。
【0010】
そのため、ブレーキペダル15の踏み込みにより、機体の走行を停止させつつ、油圧式無段変速機20を出力作動させて刈取装置4から脱穀装置3へ搬送中の搬送穀稈の搬送を継続する所謂『掻込制御』を実行でき、操作性を向上させられる。
この場合、アクチュエーター20Aによる油圧式無段変速機20の出力を実施中に、ブレーキペダル15を解除(ブレーキ切)した場合には、アクチュエーター20Aへの出力を停止する。
そのため、安全性向上および誤操作での誤作動防止できる。
すなわち、掻き込み制御中に前進側に主変速レバー13Aを動かしたままで、15を離してしまうと、ブレーキペダル15が解除されて油圧式無段変速機20から出力により機体が急激に前進したりするが、このブレーキペダル15を解除(ブレーキ切)した場合には、アクチュエーター20Aへの出力を停止するので、急な前進走行させることを防止する。
そして、ブレーキペダル15と、作業モード切替レバー13Cと、油圧式無段変速機20と、トランスミッション21等の構成は、何れも任意であるが、以下、一例を示す。
(【0011】以降は省略されています)
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