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公開番号
2023034018
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-03-13
出願番号
2021140068
出願日
2021-08-30
発明の名称
コネクタ
出願人
日本航空電子工業株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
12/59 20110101AFI20230306BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】防水のための接着剤の加熱時におけるフレキシブル導体の断線を防止して、信頼性の高い電気的接続を行うことができるコネクタを提供する。
【解決手段】保護シート18は、少なくともフレキシブル導体23が形成されているフレキシブル基板21の表面部分を覆うように配置され且つ粘着層によりフレキシブル基板21に接着され、第1インシュレータ14は、フレキシブル基板21に対向する平坦面14Cを有し、平坦面14Cと保護シート18の間に、第1インシュレータ14と保護シート18とを接着する接着剤からなる第1接着剤層17Aが配置されている。
【選択図】図26
特許請求の範囲
【請求項1】
基板本体の表面上にフレキシブル導体が形成されているシート状のフレキシブル基板に取り付けられるコネクタであって、
導電性材料から形成され且つ前記フレキシブル導体に接続される少なくとも1つのコンタクトと、
前記フレキシブル基板に取り付けられ且つ前記コンタクトを保持するハウジングと、
一方の面に形成された粘着層を有する絶縁フィルムからなり且つ前記粘着層が前記フレキシブル基板に対向するように前記ハウジングと前記フレキシブル基板との間に配置された保護シートと
を備え、
前記保護シートは、少なくとも前記フレキシブル導体が形成されている前記フレキシブル基板の表面部分を覆うように配置され且つ前記粘着層により前記フレキシブル基板に接着され、
前記ハウジングは、前記フレキシブル基板に対向する平坦面を有し、
前記平坦面と前記保護シートの間に、前記ハウジングと前記保護シートとを接着する接着層が配置されていることを特徴とするコネクタ。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記ハウジングは、前記フレキシブル基板の一方の面上に配置され且つ前記コンタクトを保持する第1インシュレータと、前記フレキシブル基板の他方の面上に配置される第2インシュレータとを有し、
前記第1インシュレータおよび前記第2インシュレータは、それぞれ、前記平坦面を有する請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記フレキシブル導体は、前記フレキシブル基板の前記一方の面上に形成され、
前記第1インシュレータと前記フレキシブル基板の前記一方の面との間に前記保護シートが配置され、
前記保護シートは、前記粘着層により前記フレキシブル基板の前記一方の面に接着され、
前記第1インシュレータの前記平坦面と前記保護シートの間に前記接着層となる第1接着剤層が配置されている請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記絶縁フィルムからなり且つ前記粘着層が前記フレキシブル基板の前記他方の面に対向するように前記第2インシュレータと前記フレキシブル基板の前記他方の面との間に配置された固定シートを備え、
前記固定シートは、前記粘着層により前記フレキシブル基板の前記他方の面に接着され、
前記第2インシュレータの前記平坦面と前記固定シートの間に、前記第2インシュレータと前記固定シートとを接着する第2接着剤層が配置されている請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記第2インシュレータの前記平坦面と前記フレキシブル基板の前記他方の面の間に、前記第2インシュレータと前記フレキシブル基板とを接着する第2接着剤層が配置されている請求項3に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記コンタクトは、凹状の突起収容部を有し、
前記第2インシュレータは、前記フレキシブル基板の前記他方の面に向かって突出する突起を有し、
前記突起が、前記フレキシブル基板を間に挟んで前記突起収容部に収容されることにより、前記コンタクトは前記フレキシブル導体に電気的に接続される請求項3~5のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記保護シートは、前記コンタクトの前記突起収容部に対応する位置に配置された突起挿入孔を有し、
前記突起は、前記フレキシブル基板と共に前記突起挿入孔を介して前記突起収容部に収容される請求項6に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記保護シートに沿う面内において、前記突起挿入孔は、前記保護シートに接する部分の前記コンタクトのサイズよりも小さいサイズを有する請求項7に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記コンタクトは、前記フレキシブル基板に対して垂直な方向に延びる筒状部を有し、
前記突起収容部は、前記筒状部の内部に配置され、
前記コンタクトは、前記突起収容部が前記突起挿入孔に位置合わせされるように配置される請求項7または8に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記コンタクトは、前記筒状部の一端から前記フレキシブル基板に対して平行な方向に延びるフランジを有し、
前記コンタクトは、前記フランジが全周にわたって前記保護シートに重複し接触するように配置される請求項9に記載のコネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、コネクタに係り、特に、フレキシブル導体に接続されるコネクタに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
フレキシブル導体に接続されるコネクタとして、例えば、特許文献1には、図32に示されるようなコネクタが開示されている。このコネクタは、例えば、衣服に取り付けられるウエアラブルコネクタであり、フレキシブル基板1を間に挟んで互いに対向する第1インシュレータ2および第2インシュレータ3を備えている。第1インシュレータ2には、コンタクト挿入孔2Aが形成されており、コンタクト挿入孔2Aの周縁部に形成された環状の段差部2Bに、リング形状の受け部材4が嵌め込まれている。
【0003】
コンタクト5の筒状部5Aが、第1インシュレータ2のコンタクト挿入孔2Aに挿入されて第1インシュレータ2から突出し、コンタクト5のフランジ5Bが、第1インシュレータ2と第2インシュレータ3の間に挟まれることで、コンタクト5が、第1インシュレータ2および第2インシュレータ3に保持されている。
【0004】
フレキシブル基板1は、フレキシブル基板1の表面が第1インシュレータ2に対向し且つフレキシブル基板1の裏面が第2インシュレータ3に対向するように、第1インシュレータ2と第2インシュレータ3の間に配置されており、フレキシブル基板1の開口端部が、コンタクト5の突出方向に屈曲されて、コンタクト5の筒状部5Aの根本に形成されている大径部5Cと受け部材4との間に挟まれることにより、フレキシブル基板1の裏面に配置されているフレキシブル導体6が、コンタクト5の大径部5Cに接触し、コンタクト5に電気的に接続されている。
【0005】
フレキシブル基板1の裏面上に、第2インシュレータ3が接着剤により接着され、フレキシブル基板1の表面と第1インシュレータ2との間も、接着剤により接着され、さらに、第1インシュレータ2のコンタクト挿入孔2Aとコンタクト5の筒状部5Aの間にリング形状の防水部材7が配置されることにより、コネクタの外部からフレキシブル導体6とコンタクト5の大径部5Cとの接触箇所に水が浸入することが防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-57294号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
第1インシュレータ2および第2インシュレータ3とフレキシブル基板1を接着する接着剤としては、例えば、加熱処理により硬化する、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂からなる接着剤を用いることができる。熱硬化性樹脂からなる接着剤は、加熱することで化学反応を起こして硬化し、熱可塑性樹脂からなる接着剤は、加熱することで軟化し、その後、冷却することで硬化するものである。
また、フレキシブル基板1として、樹脂フィルムからなる基板本体の表面上に印刷によりフレキシブル導体6が形成されたものがある。このフレキシブル基板1を衣服の生地の上に配置した状態で加熱し、基板本体の樹脂フィルムを溶かして衣服の生地に溶着させることにより、衣服の表面上にフレキシブル導体6による配線を形成することができる。
【0008】
しかしながら、このようにフレキシブル導体6が印刷により形成されたフレキシブル基板1に対して、図32に示されるコネクタを取り付ける組立工程を行うと、第1インシュレータ2および第2インシュレータ3とフレキシブル基板1とを接着する目的で、接着箇所に塗布された接着剤を硬化させるために、加熱処理を施す際に、フレキシブル基板1の基板本体を形成する樹脂フィルムが溶解するおそれがある。この場合、接着剤がフレキシブル基板1に直接接触しているので、加熱により流動した接着剤が接着箇所に充填される際に、溶解状態の樹脂フィルムの上に位置するフレキシブル導体6が、流動する接着剤から力を受けて変形し、さらには断線するおそれがある。
フレキシブル導体6に断線が生じると、コネクタとしての機能が損なわれてしまう。
【0009】
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、防水のための接着剤の加熱時におけるフレキシブル導体の断線を防止して、信頼性の高い電気的接続を行うことができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明に係るコネクタは、基板本体の表面上にフレキシブル導体が形成されているシート状のフレキシブル基板に取り付けられるコネクタであって、
導電性材料から形成され且つフレキシブル導体に接続される少なくとも1つのコンタクトと、
フレキシブル基板に取り付けられ且つコンタクトを保持するハウジングと、
一方の面に形成された粘着層を有する絶縁フィルムからなり且つ粘着層がフレキシブル基板に対向するようにハウジングとフレキシブル基板との間に配置された保護シートと
を備え、
保護シートは、少なくともフレキシブル導体が形成されているフレキシブル基板の表面部分を覆うように配置され且つ粘着層によりフレキシブル基板に接着され、
ハウジングは、フレキシブル基板に対向する平坦面を有し、
平坦面と保護シートの間に、ハウジングと保護シートとを接着する接着層が配置されているものである。
(【0011】以降は省略されています)
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