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公開番号2023032266
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-09
出願番号2021138292
出願日2021-08-26
発明の名称送信機
出願人太平洋工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B60C 23/04 20060101AFI20230302BHJP(車両一般)
要約【課題】外輪アセンブリに設けられた送信機と内輪アセンブリに設けられた送信機とを判定装置に判定させること。
【解決手段】タイヤ状態監視装置は、LFイニシエータと、送信機と、受信機と、を備える。送信機は、加速度センサと、送信回路と、送信機用制御装置と、を備える。送信機用制御装置は、加速度センサの検出結果から送信機がホイールアセンブリセットの回転位置のうち一定位置に位置していることを検知する。送信機用制御装置は、送信機がホイールアセンブリセットの一定位置に位置していることを検知したときに、LFイニシエータによって送信されたLF信号の受信強度を測定する。送信機用制御装置は、受信強度を示す情報を含む無線信号を送信回路から送信する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両が備えるホイールアセンブリセットであって、外輪アセンブリ及び車幅方向において前記外輪アセンブリよりも内側に設けられた内輪アセンブリを備えるホイールアセンブリセットに用いられ、前記外輪アセンブリ及び前記内輪アセンブリのそれぞれに設けられるように構成された送信機であって、
前記送信機は、
前記送信機が前記ホイールアセンブリセットの回転位置のうち一定位置に位置していることを検知可能な加速度センサと、
無線信号を送信する送信回路と、
送信機用制御装置と、を備え、
前記送信機用制御装置は、
前記送信機が前記一定位置に位置していることを検知したときに、前記車両に設けられたLFイニシエータであって前記ホイールアセンブリセットの取付位置に対応して設けられたLFイニシエータによって送信されたLF信号の受信強度を測定し、
前記車両に設けられた判定装置であって前記内輪アセンブリに設けられた前記送信機と前記外輪アセンブリに設けられた前記送信機とを前記受信強度から判定する判定装置に、前記受信強度を示す情報を含む前記無線信号を前記送信回路から送信する、送信機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、送信機に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の車両は、タイヤ状態監視装置を備える。車両は、複数のホイールアセンブリを備える。タイヤ状態監視装置は、送信機と、受信機と、LFイニシエータと、を備える。送信機は、ホイールアセンブリに設けられている。LFイニシエータは、送信機にLF信号を送信する。送信機は、LFイニシエータから送信されたLF信号を受信すると、LF信号の受信強度を求める。送信機は、受信強度を示す情報を含む無線信号を受信機に送信する。受信機は、無線信号を受信する。受信機は、受信強度から、各送信機がいずれのホイールアセンブリに設けられているかを特定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-15491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両は、ホイールアセンブリセットを備える場合がある。ホイールアセンブリセットは、2つのホイールアセンブリを備える。車軸の両端のそれぞれに対して、ホイールアセンブリセットが備える2つのホイールアセンブリが取り付けられる。この場合、ホイールアセンブリセットが備える2つのホイールアセンブリのそれぞれに送信機が設けられる。また、ホイールアセンブリセットの取付位置に対応してLFイニシエータが設けられる。ホイールアセンブリセットの回転に伴い各送信機とLFイニシエータとの相対位置が変化する。このため、ホイールアセンブリセットに設けられた2つの送信機では、受信強度の強弱関係がホイールアセンブリセットの回転によって変化するおそれがある。結果として、受信機が、各送信機がいずれのホイールアセンブリに設けられているかを特定できないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する送信機は、車両が備えるホイールアセンブリセットであって、外輪アセンブリ及び車幅方向において前記外輪アセンブリよりも内側に設けられた内輪アセンブリを備えるホイールアセンブリセットに用いられ、前記外輪アセンブリ及び前記内輪アセンブリのそれぞれに設けられるように構成された送信機であって、前記送信機は、前記送信機が前記ホイールアセンブリセットの回転位置のうち一定位置に位置していることを検知可能な加速度センサと、無線信号を送信する送信回路と、送信機用制御装置と、を備え、前記送信機用制御装置は、前記送信機が前記一定位置に位置していることを検知したときに、前記車両に設けられたLFイニシエータであって前記ホイールアセンブリセットの取付位置に対応して設けられたLFイニシエータによって送信されたLF信号の受信強度を測定し、前記車両に設けられた判定装置であって前記内輪アセンブリに設けられた前記送信機と前記外輪アセンブリに設けられた前記送信機とを前記受信強度から判定する判定装置に、前記受信強度を示す情報を含む前記無線信号を前記送信回路から送信する。
【0006】
ホイールアセンブリセットの回転によりLFイニシエータと各送信機との相対位置が変化する場合であっても、送信機用制御装置は、LFイニシエータと各送信機との相対位置が一定のときに受信強度を測定することができる。外輪アセンブリに設けられた送信機で測定される受信強度と内輪アセンブリに設けられた送信機で測定される受信強度との強弱関係がホイールアセンブリセットの回転によって変化することを抑制できる。送信機用制御装置は、受信強度を示す情報を判定装置に送信する。これにより、外輪アセンブリに設けられた送信機と内輪アセンブリに設けられた送信機とを判定装置に判定させることができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、外輪アセンブリに設けられた送信機と内輪アセンブリに設けられた送信機とを判定装置に判定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における車両の概略構成図である。
図1の各ホイールアセンブリに設けられる送信機の概略構成図である。
図2の送信機が備える加速度センサの検出軸を示す図である。
図1の受信機が行う第1輪位置特定処理を示すフローチャートである。
図2の送信機が行う一定位置測定処理を示すフローチャートである。
図1の受信機が行う第2輪位置特定処理を示すフローチャートである。
外輪アセンブリの送信機が受信強度を測定する際のLFイニシエータと送信機との距離を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、送信機の一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両10は、複数の車軸11,14と、複数のホイールアセンブリ21と、複数のホイールアセンブリセット31と、表示部80と、を備える。以下の説明において、「前」、「後」、「右」、「左」等の用語で表される向きは、車両10を基準として定義される。
【0010】
車軸11,14は、2つ設けられている。2つの車軸11,14は、前後方向に並んで設けられている。2つの車軸11,14をそれぞれ、第1車軸11、第2車軸14とする。第1車軸11は、第2車軸14よりも前方に設けられている。第1車軸11の両端のそれぞれを第1位置12、第2位置13とする。第2車軸14の両端のそれぞれを第3位置15、第4位置16とする。第3位置15は、第2車軸14の右端である。第4位置16は第2車軸14の左端である。
(【0011】以降は省略されています)

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