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公開番号
2023026988
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-03-01
出願番号
2021132484
出願日
2021-08-16
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20230221BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】モノクロモードで画像を形成しない画像形成部における感光体の表面をファーブラシにより適切に削り、該感光体の表面の劣化による画像不良を抑制する。
【解決手段】画像形成装置100は、制御部200が、黒単色モードの実行中に、カラー画像形成部10Y、10M、10Cにおいて、ブラシ62へのクリーニングバイアスの印加を停止した状態で感光体1を回転させるとともに、所定のタイミングで現像装置4から感光体1にトナーを供給し、該トナーが供給された感光体上のトナー供給領域がブラシクリーニング位置Peを通過している期間の少なくとも一部を含む所定の期間にわたりブラシ62へのクリーニングバイアスの印加を行うように制御する構成とする。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
回転可能な感光体と、帯電位置で前記感光体の表面を帯電処理する帯電装置と、前記感光体の表面にトナーを供給する現像装置と、転写位置で前記感光体の表面から被転写体にトナーを転写させる転写装置と、前記感光体の表面からトナーを除去するクリーニング装置と、をそれぞれが備えた第1の画像形成部及び第2の画像形成部と、
前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部のそれぞれの前記感光体からトナー像を転写可能な前記被転写体としての中間転写体と、
前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部において前記中間転写体から記録材に転写するトナー像を形成可能な第1のモードと、前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部のうち前記第2の画像形成部のみで前記中間転写体から記録材に転写するトナー像を形成可能な第2のモードと、を実行可能な制御部と、
を有する画像形成装置において、
前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部のそれぞれにおいて、前記クリーニング装置は、前記感光体の回転方向に関して前記転写位置よりも下流かつ前記帯電位置よりも上流のブレードクリーニング位置で前記感光体の表面に当接するクリーニングブレードと、前記感光体の回転方向に関して前記転写位置よりも下流かつ前記ブレードクリーニング位置よりも上流のブラシクリーニング位置で前記感光体の表面に接触する回転可能なローラ状のブラシと、回収位置で前記ブラシに接触する回収部材と、前記回収部材を介して前記ブラシにトナーの正規の帯電極性とは逆極性のクリーニングバイアスを印加する印加部と、を備え、
前記制御部は、前記第2のモードの実行中に、前記第1の画像形成部において、前記ブラシへの前記クリーニングバイアスの印加を停止した状態で前記感光体を回転させるとともに、所定のタイミングで前記現像装置から前記感光体にトナーを供給し、該トナーが供給された前記感光体上のトナー供給領域が前記ブラシクリーニング位置を通過している期間の少なくとも一部を含む所定の期間にわたり前記ブラシへの前記クリーニングバイアスの印加を行うように制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記第2のモードの実行中に、前記第1の画像形成部において、前記感光体は前記中間転写体に接触していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記第2のモードの実行中に、前記第1の画像形成部において、前記転写装置に前記転写時とは逆極性のバイアスが印加されるように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
回転可能な感光体と、帯電位置で前記感光体の表面を帯電処理する帯電装置と、前記感光体の表面にトナーを供給する現像装置と、転写位置で前記感光体の表面から被転写体にトナーを転写させる転写装置と、前記感光体の表面からトナーを除去するクリーニング装置と、をそれぞれが備えた第1の画像形成部及び第2の画像形成部と、
前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部のそれぞれの前記感光体からトナー像を転写可能な前記被転写体としての記録材を担持して搬送する記録材担持体と、
前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部において前記記録材担持体上の記録材に転写するトナー像を形成可能な第1のモードと、前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部のうち前記第2の画像形成部のみで前記記録材担持体上の記録材に転写するトナー像を形成可能な第2のモードと、を実行可能な制御部と、
を有する画像形成装置において、
前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部のそれぞれにおいて、前記クリーニング装置は、前記感光体の回転方向に関して前記転写位置よりも下流かつ前記帯電位置よりも上流のブレードクリーニング位置で前記感光体の表面に当接するクリーニングブレードと、前記感光体の回転方向に関して前記転写位置よりも下流かつ前記ブレードクリーニング位置よりも上流のブラシクリーニング位置で前記感光体の表面に接触する回転可能なローラ状のブラシと、回収位置で前記ブラシに接触する回収部材と、前記回収部材を介して前記ブラシにトナーの正規の帯電極性とは逆極性のクリーニングバイアスを印加する印加部と、を備え、
前記制御部は、前記第2のモードの実行中に、前記第1の画像形成部において、前記ブラシへの前記クリーニングバイアスの印加を停止した状態で前記感光体を回転させるとともに、所定のタイミングで前記現像装置から前記感光体にトナーを供給し、該トナーが供給された前記感光体上のトナー供給領域が前記ブラシクリーニング位置を通過している期間の少なくとも一部を含む所定の期間にわたり前記ブラシへの前記クリーニングバイアスの印加を行うように制御することを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
前記第2のモードの実行中に、前記第1の画像形成部において、前記感光体は前記記録材担持体に接触していることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第2のモードの実行中に、前記第1の画像形成部において、前記転写装置に前記転写時とは逆極性のバイアスが印加されるように制御することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、第2のモードの実行中に、前記第1の画像形成部において、前記帯電装置による前記感光体の表面の帯電処理を行うように制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記感光体の回転方向に関する前記トナー供給領域の後端が前記ブラシクリーニング位置を通過した後、かつ、前記ブラシの回転方向に関する前記感光体上の前記トナー供給領域と接触した接触領域の後端がその後最初に前記ブラシクリーニング位置に到達する前に、前記ブラシへの前記クリーニングバイアスの印加を停止することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記ブラシの回転方向に関する前記接触領域の後端が前記回収位置を通過した後、かつ、該後端がその後最初に前記ブラシクリーニング位置に到達する前に、前記ブラシへの前記クリーニングバイアスの印加を停止することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記感光体の回転方向に関する前記トナー供給領域の後端が前記ブラシクリーニング位置に到達する前に、前記ブラシへの前記クリーニングバイアスの印加を停止することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式を用いた画像形成装置として、それぞれが感光体を備えた複数の画像形成部を有し、各画像形成部の感光体に形成したトナー像を被転写体に順次転写するタンデム型の画像形成装置がある。また、タンデム型の画像形成装置としては、各画像形成部の感光体に形成したトナー像を中間転写体に一次転写した後に紙などの記録材に二次転写する中間転写方式の画像形成装置が広く用いられている。以下、主に中間転写方式を採用したタンデム型の画像形成装置を例に説明する。
【0003】
このような画像形成装置では、転写工程後に感光体の表面に残留したトナー(転写残トナー)及びその他の付着物(トナーの外添剤や放電生成物など)を感光体の表面から除去する必要がある。感光体上の転写残トナー及びその他の付着物を除去するクリーニング装置としては、弾性を有するクリーニングブレードを感光体に当接させる構成のものが、構成が比較的簡単であることなどから広く用いられている。
【0004】
しかし、近年の画像形成装置の高速化、高画質化に伴い、使用されるトナーが低融点化し、また使用されるトナーが球形に近くなり、クリーニングブレードだけではクリーニング性の確保が難しくなってきた。そこで、感光体の表面の移動方向に関してクリーニングブレードよりも上流に、クリーニング補助手段として感光体の表面に接触するバイアス印加可能なファーブラシ(ブラシローラ)を配置する構成が提案されている(特許文献1)。ファーブラシを用いた構成では、ファーブラシに捕捉されたトナーは、ファーブラシに接触してファーブラシにバイアスを供給する回収部材に静電的に回収した後に、除去部材によって回収部材から除去することができる(特許文献2)。
【0005】
このような構成によれば、クリーニングブレードに到達する前の転写残トナーの少なくとも一部をファーブラシで除去できるので、クリーニングブレードの負荷を低減し、クリーニング性を向上させることができる。また、感光体を摺擦するファーブラシによってトナーを捕捉した後に回収部材によって静電的に回収することで、強く帯電したトナーや小径のトナーを良好にクリーニングすることができる。
【0006】
また、近年、感光体の寿命を延ばすために、感光体の表面が削れにくくされることがある。感光体の表面が削れにくいと、トナーの成分やトナーの外添剤が感光体の表面に付着して蓄積(成長)する「融着」や「フィルミング」という現象(以下、単に「トナー融着」と呼ぶ。)が発生し易くなる。トナー融着は、概略、クリーニングブレードと感光体との当接部の近傍に侵入したトナーが該当接部の近傍の昇温により融解することで発生する。上記バイアス印加可能なファーブラシを用いることでクリーニングブレードと感光体との当接部の近傍に侵入するトナーの量を減らせることなどにより、トナー融着の発生を抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2009-300860号公報
特開2004-102002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、タンデム型の画像形成装置には、複数の画像形成部として、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色用の4つの画像形成部が設けられることがある。また、このような画像形成装置は、4つの画像形成部の全てで画像形成可能なフルカラーモードと、4つの画像形成部のうち一つの画像形成部(例えばブラック用の画像形成部)においてのみ画像形成可能なモノクロモードと、を実行可能とされることがある。そして、部材の長寿命化などの観点から、モノクロモードで画像を形成しない画像形成部においては、感光体から中間転写体を離間させ、感光体や感光体に作用するプロセス手段の駆動を停止する構成とされることがある。ただし、この構成によれば、フルカラーモードとモノクロモードとの切り替えに時間がかかることなどにより、画像形成装置の生産性が低下する場合がある。
【0009】
一方、モノクロモード時に、画像を形成しない画像形成部においても、感光体と中間転写体とを離間させず、感光体や感光体に作用するプロセス手段の駆動を行う構成とすることが考えられる。このようなモノクロモード(ここでは、「全駆動モノクロモード」ともいう。)を実行する構成によれば、フルカラーモードとモノクロモードとの切り替えにかかる時間を低減することができるので、画像形成装置の生産性の向上を図ることができる。
【0010】
しかしながら、上記全駆動モノクロモードを実行する構成において、前述のクリーニング補助手段としてバイアス印加可能なファーブラシを備えたクリーニング装置を用いる場合に、次のような課題があることがわかった。つまり、全駆動モノクロモードを比較的長期間(比較的多量の画像形成枚数分)実行すると、全駆動モノクロモードで画像を形成しない画像形成部において、その後感光体の帯電不良に起因する画像不良が発生する場合がある。これは、次のような理由によるものであると考えられる。つまり、ファーブラシには、クリーニングの役割の他に、感光体の表面を研磨する役割もある。ところが、全駆動モノクロモードで画像を形成しない画像形成部では、帯電手段や転写手段による放電によって劣化した(放電生成物が付着した)感光体の表面を、ファーブラシにより適切に削れなくなることがある。この課題は、前述のように表面が削れにくくされた感光体が用いられる場合に顕著となる傾向がある。
(【0011】以降は省略されています)
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