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公開番号2023026986
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-01
出願番号2021132482
出願日2021-08-16
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20230221BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】連続画像形成の実行中にクリーニング部材による感光体の表面の研磨力が低下することによりトナー融着などの画像不良が発生することを抑制する。
【解決手段】画像形成装置100は、駆動部MTR1による感光体1の駆動トルクと相関する値を検知する検知部11と、連続画像形成の実行中に、検知部11の検知結果に基づいて、画像形成を中断して、帯電部材2と感光体1との間で放電を生じさせる電圧を帯電部材2に印加し、かつ、現像部材41の回転を停止させるか又は現像部材41を画像形成時よりも低い回転速度で回転させた状態で感光体1を少なくとも1周回転させる動作を実行することが可能な制御部と、を有する構成とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
回転可能な感光体と、
前記感光体の表面を帯電処理する帯電部材と、
前記帯電部材に電圧を印加する帯電電源と、
帯電処理された前記感光体の表面を露光して前記感光体の表面に静電像を形成する露光部と、
前記静電像にトナーを供給して前記感光体の表面にトナー像を形成する回転可能な現像部材と、
前記感光体に形成されたトナー像を記録材に転写する転写装置と、
前記感光体の表面に当接し前記感光体の表面からトナーを除去するクリーニング部材と、
前記感光体を駆動する駆動部と、
前記駆動部による前記感光体の駆動トルクと相関する値を検知する検知部と、
記録材に転写するトナー像を形成する画像形成を複数の記録材にトナー像を転写するために連続して行う連続画像形成の実行中に、前記検知部の検知結果に基づいて、画像形成を中断して、前記帯電部材と前記感光体との間で放電を生じさせる電圧を前記帯電部材に印加し、かつ、前記現像部材の回転を停止させるか又は前記現像部材を画像形成時よりも低い回転速度で回転させた状態で前記感光体を少なくとも1周回転させる動作を実行することが可能な制御部と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記連続画像形成の実行中に経時的に取得した前記検知部の検知結果が、所定の条件を満たすように前記駆動トルクが低下したことを示す場合に、前記動作を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記連続画像形成の実行中に取得した前記検知部の複数の検知結果の平均値が示す前記駆動トルクが所定の閾値よりも小さくなった場合に、前記動作を実行することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記連続画像形成の実行中に取得した複数の前記平均値のうち所定の数以上の前記平均値が示す前記駆動トルクが前記閾値よりも小さくなった場合に、前記動作を実行することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記動作の後、かつ、画像形成を再開する前に、前記帯電部材に電圧を印加しないか又は前記帯電部材と前記感光体との間で放電を生じさせない電圧を前記帯電部材に印加し、かつ、前記現像部材の回転を停止させるか又は前記現像部材を画像形成時よりも低い回転速度で回転させた状態で前記感光体を少なくとも1周回転させる別の動作を実行することが可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記連続画像形成の実行中に経時的に取得した前記検知部の検知結果が、所定の条件を満たすように前記駆動トルクが低下したことを示す場合に、前記動作を実行し、前記動作の実行中に経時的に取得した前記検知部の検知結果が、所定の条件を満たすように前記駆動トルクが上昇したことを示す場合に、前記別の動作を実行することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記連続画像形成の実行中に取得した前記検知部の複数の検知結果の平均値が示す前記駆動トルクが所定の第1の閾値よりも小さくなった場合に、前記動作を実行し、前記動作の実行中に取得した前記検知部の複数の検知結果の平均値が示す前記駆動トルクが所定の第2の閾値以上となった場合に、前記別の動作を実行することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1の閾値よりも前記第2の閾値の方が大きいことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記連続画像形成の実行中に経時的に取得した前記検知部の検知結果が、所定の条件を満たすように前記駆動トルクが低下したことを示す場合に、前記動作を実行し、前記動作を開始してから所定の時間が経過した後に、前記別の動作を実行することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記動作において、直流成分と交流成分とが重畳された振動電圧を前記帯電部材に印加することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、印刷装置、あるいはこれらの機能のうち複数の機能を有する複合機などの、電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式を用いた画像形成装置では、感光ドラムなどの回転可能な感光体から被転写体にトナー像を転写した後に感光体の表面に残留したトナー(転写残トナー)及びその他の付着物を除去することが行われる。感光体上の転写残トナー及びその他の付着物を除去するクリーニング装置には、クリーニング部材としての弾性を有するクリーニングブレードを感光体に当接させる構成のものが広く用いられている。
【0003】
感光体上の転写残トナーは、クリーニング部材により塞き止められた後、クリーニング部材と感光体との当接部の近傍に阻止層を形成する。トナーには、トナー粒子と外添剤とが含まれており、上記阻止層は、主に外添剤で形成される。この阻止層は、クリーニング機能、及び感光体とクリーニング部材との間への潤滑剤供給機能を有する。
【0004】
このような画像形成装置において、良好な画像の形成を継続して行うためには、感光体とクリーニング部材との間の摩擦係数(動摩擦係数、動摩擦力)を適切に維持することが重要である。
【0005】
特許文献1では、感光体を駆動するためのトルク電流を検出し、トルク電流が閾値以上の場合に、クリーニング部材にトナー帯のトナーを供給して感光体の表面を研磨する動作を実行することが開示されている。特許文献1の技術では、上記動作により、感光体が帯電部材による放電を受けて感光体の表面に放電生成物が付着することで帯電特性が低下し潜像が乱れる現象である「画像流れ」を抑制しようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-234894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上述のような画像形成装置において、高面積率画像を連続して形成した場合などに、感光体とクリーニング部材との当接部の近傍への外添剤の供給量が増加するため、感光体とクリーニング部材との間の摩擦係数が低下することがある。これにより、クリーニング部材による感光体の表面の研磨力が低下し、トナー融着などの画像不良が発生することがある。つまり、感光体の表面にトナーに起因する1μm程度(感光体の表面の移動方向の長さ)の凝集塊が発生し、この凝集塊に更にトナーが付着して10μm程度(感光体の表面の移動方向の長さ)まで成長することがある。そして、この凝集塊が感光体の表面の露光を邪魔し、画像上に白ぽち(トナーが付着すべき部分の一部にトナーが付着せず白くぬけたようになること。)として現れることがある。このような現象のことを「トナー融着」という。
【0008】
したがって、本発明の目的は、連続画像形成の実行中にクリーニング部材による感光体の表面の研磨力が低下することによりトナー融着などの画像不良が発生することを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の代表的な構成は、回転可能な感光体と、前記感光体の表面を帯電処理する帯電部材と、前記帯電部材に電圧を印加する帯電電源と、帯電処理された前記感光体の表面を露光して前記感光体の表面に静電像を形成する露光部と、前記静電像にトナーを供給して前記感光体の表面にトナー像を形成する回転可能な現像部材と、前記感光体に形成されたトナー像を記録材に転写する転写装置と、前記感光体の表面に当接し前記感光体の表面からトナーを除去するクリーニング部材と、前記感光体を駆動する駆動部と、前記駆動部による前記感光体の駆動トルクと相関する値を検知する検知部と、記録材に転写するトナー像を形成する画像形成を複数の記録材にトナー像を転写するために連続して行う連続画像形成の実行中に、前記検知部の検知結果に基づいて、画像形成を中断して、前記帯電部材と前記感光体との間で放電を生じさせる電圧を前記帯電部材に印加し、かつ、前記現像部材の回転を停止させるか又は前記現像部材を画像形成時よりも低い回転速度で回転させた状態で前記感光体を少なくとも1周回転させる動作を実行することが可能な制御部と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、連続画像形成の実行中にクリーニング部材による感光体の表面の研磨力が低下することによりトナー融着などの画像不良が発生することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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