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公開番号2023025439
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-02-22
出願番号2021130687
出願日2021-08-10
発明の名称扉用ハンドル装置
出願人株式会社シブタニ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E05B 1/00 20060101AFI20230215BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ばねの弾性力を用いた付勢機構により、ハンドルのローラーとドア枠の衝突を防ぐと共に、扉の自然開放を防ぐことが可能な扉用ハンドル装置を提供する。
【解決手段】付勢機構5は、コイルばね33と、コイルばね33の一方の巻き端部をハンドル4の回動に応じて軸線C1周りに連れ回す関節部31と、関節部31による連れ回しに応じてコイルばね33が台座3に対して揺動するようにコイルばね33の他方の巻き端部を受けるばね支持部32とを有することにより、ハンドル4の所定回動位置において、コイルばね33の弾性力でハンドル4を一方向又は他方向に付勢する向きが切り替わる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
扉に対して固定される台座と、
前記台座に対して軸線周りに回動可能に支持されるローラー付ハンドルと、
前記ハンドルの可回動範囲の途中に位置する所定回動位置を境として前記軸線周りの一方向側に寄った前記ハンドルを当該一方向に回転させる方へ付勢し、当該所定回動位置を境として前記軸線周りの他方向側に寄った前記ハンドルを当該他方向に回転させる方へ付勢する付勢機構と、を備える扉用ハンドル装置において、
前記付勢機構は、コイルばねと、前記コイルばねの一方の巻き端部を前記ハンドルの回動に応じて前記軸線周りに連れ回す関節部と、当該関節部による連れ回しに応じて前記コイルばねが前記台座に対して揺動するように前記コイルばねの他方の巻き端部を受けるばね支持部とを有することを特徴とする扉用ハンドル装置。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記関節部は、前記ハンドルと第一ジョイント軸線周りに相対的に回動可能に結合されており、前記ばね支持部は、前記台座と第二ジョイント軸線周りに相対的に回動可能に結合されており、前記第一ジョイント軸線及び前記第二ジョイント軸線は、前記軸線に沿った方向であり、
前記関節部は、前記第一ジョイント軸線及び前記第二ジョイント軸線と直交する直線に沿った方向に前記コイルばねを受けるヘッドと、前記ヘッドから前記直線に沿った方向に延びる軸とを一体に有する第一リンク部材からなり、
前記ばね支持部は、前記コイルばねを前記直線に沿った方向に受けると共に前記軸と前記直線に沿った方向に相対的に滑り合う第二リンク部材からなる請求項1に記載の扉用ハンドル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、扉の開閉操作に用いられるハンドル装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、片開き式の扉に備わるハンドル装置として、扉に対して固定される台座と、台座に対して軸線周りに回動可能に支持されるローラー付ハンドルと、ハンドルを軸線周りの方向に付勢する付勢機構とを備えるものが利用されている。
【0003】
この種の扉用ハンドル装置は、閉扉時、扉がドア枠の戸当りに接触する状態でハンドルを軸線周りの一方向に回すと、ローラーが、ドア枠に設けられた係合部の斜面に押し当てられることにより、扉がドア枠の戸当りの方へ引き寄せられる。ハンドルを一方向に限界まで回すと、ローラーが係合部に強く接触した状態に停止する。開扉時、そのハンドルを他方向に回すと、扉の引き寄せが次第に弱まる。ハンドルを他方向に限界まで回す間に、ローラーが係合部から離れて、ドア枠に衝突不可な位置に退避させられる。
【0004】
この種の扉用ハンドル装置は、防音扉や気密扉に用いられている。防音扉や気密扉の場合、扉又はドア枠の戸当りに弾性部材が設けられる。前述の扉の引き寄せによって弾性部材が圧縮されると、扉と戸当りの密着性が高くなり、扉とドア枠間での遮音性や気密性を高めることができる。
【0005】
この種の扉用ハンドル装置の付勢機構としては、ばねの弾性力を利用してハンドルを軸線周りの一方向(扉を閉じるために回す方向)に向けて付勢するか、他方向(扉を開くために回す方向)に向けて付勢する機構が一般的である。
【0006】
ハンドルを一方向にだけ付勢可能な付勢機構を備える場合、扉が閉じた状態のとき、ハンドルが自重によって他方向に回転しようとしても、これに抵抗する付勢力によりハンドルの他方向回転が阻止されて、ドア枠の係合部に対するローラーの停止位置が適切に保たれるため、扉が自然に開くことはない。その反面、扉を開く際にハンドルの他方向回転が不足した場合、付勢力でローラーがドア枠と衝突し得る位置に保持されてしまい、これに気付かないままハンドル操作者が扉を開いてしまうと、ローラーがドア枠に衝突する可能性がある。
【0007】
一方、ハンドルを他方向にだけ付勢可能な付勢機構を備える場合、扉を開く際、付勢力でハンドルの他方向回転不足が防止されるので、ローラーとドア枠の衝突を防止することができる。その反面、扉が閉じた状態ときのローラーとドア枠の係合部の接触が不正に緩い場合、付勢力でハンドルが勝手に他方向へ回されて、扉が自然に開放する可能性がある。
【0008】
このようにハンドルを一方向又は他方向のいずれかに向けて付勢する場合、一長一短があるため、ハンドルの可回動範囲の途中に位置する所定回動位置を境として一方向側に寄ったハンドルを一方向に回転させる方へ付勢し、当該所定回動位置を境として他方向側に寄ったハンドルを他方向に回転させる方へ付勢する付勢機構が提案されている(特許文献1)。
【0009】
特許文献1に開示された付勢機構は、ハンドルに設けた永久磁石の磁力と、台座に設けた永久磁石の磁力とによる磁気吸引や磁気反発を利用して、ハンドルの可回動範囲の中間位置に対して一方向側に寄ったハンドルを一方向へ回転させる方へ付勢し、ハンドルの中間位置に対して他方向側に寄ったハンドルを他方向に回転させる方へ付勢することができる。このため、特許文献1の扉用ハンドル装置は、永久磁石を利用した簡素な構造の付勢機構により、扉の開閉時におけるローラーとドア枠の衝突を防ぐと共に、扉の自然開放を防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2017-66815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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