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公開番号
2023025315
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-02-22
出願番号
2021130438
出願日
2021-08-10
発明の名称
化粧料
出願人
株式会社ファンケル
代理人
主分類
A61K
8/44 20060101AFI20230215BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】
トラネキサム酸類及び/又はナイアシンアミドを高含有する化粧料であって、肌に塗布する時はみずみずしい使用感で、のび・肌なじみがよく、塗布後は肌がべたつかず、さらさら感に優れた乳化化粧料を提供することを課題とする。
【解決手段】
(A)~(F)を含有する乳化化粧料。
(A)トラネキサム酸類を0.5~2質量%及び/又はナイアシンアミドを3~10質量%
(B)動粘度が50cSt以下のシリコーン油及びトリ(カプリル/カプリン酸)グリセリルから選ばれる1以上を含有する油
(C)無水ケイ酸1.5~6.5質量%
(D)エタノール
(E)多価アルコール
(F)水
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)~(F)を含有する乳化化粧料。
(A)トラネキサム酸類を0.5~2質量%及び/又はナイアシンアミドを3~10質量%
(B)動粘度が50cSt以下のシリコーン油及びトリ(カプリル/カプリン酸)グリセリルから選ばれる1以上を含有する油
(C)無水ケイ酸1.5~6.5質量%
(D)エタノール
(E)多価アルコール
(F)水
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
(B)動粘度が50cSt以下のシリコーン油及び/又はトリ(カプリル/カプリン酸)グリセリルの含有量が、油の総量に対し50~100質量%である(1)に記載の乳化化粧料。
【請求項3】
(D)エタノールを化粧料全量に対し2.5~8.5質量%含有する(1)又は(2)に記載の乳化化粧料。
【請求項4】
(E)多価アルコールと(F)水の合計量が化粧料全量に対し70~90質量%である(1)~(3)のいずれかに記載の乳化化粧料。
【請求項5】
乳化型が水中油型である(1)~(4)のいずれかに記載の乳化化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラネキサム酸及び/又はナイアシンアミドを高含有した、使用感に優れる乳化化粧料に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、日焼け、シミ等に対する美白用化粧料、食品及び医薬は数多く開発されている。色素沈着は、紫外線や炎症から誘導されることが知られており、その色素はメラニンである。このようなメラニン色素の生成を抑制するメカニズムとしては、メラニンを合成する酵素であるチロシナーゼの活性を抑制すること、メラニンを還元して無色化すること、メラニン合成を誘起する炎症を予防すること、活性酸素の生成を抑制すること等があり、このようなメカニズムについて研究が行われている。
【0003】
化粧料では、このような色素沈着を防止・抑制する成分として、ビタミンC、ビタミンE等の還元剤、コウジ酸やアルブチン等のチロシナーゼ活性阻害剤、プロアントシアニジン等の抗酸化成分、トラネキサム酸等の抗炎症成分が知られている。トラネキサム酸は炎症を引き起こす生体内の酵素「プラスミン」を抑制する「抗プラスミン作用」を持つ成分である。
トラネキサム酸の持つ作用効果は、近年美白の有効成分として注目され、化粧料に高い濃度での配合が試みられている。
また、ナイアシンアミドも、美白作用の有効成分(ニコチン酸アミド)として知られている。ナイアシンアミドはニキビ(尋常性ざ瘡)の治療や、シワ改善の有効成分(リンクルナイアシン)としても有効であるとされ、化粧料に高い濃度での配合が試みられている。
【0004】
このようにトラネキサム酸は美白用化粧料の有効成分として、ナイアシンアミドは美白やシワ改善用化粧料の有効成分として、単独あるいは組み合わせてスキンケア化粧料等に配合されてきた。美白やシワ改善効果を付与するためには、組成物全量に対しトラネキサム酸であれば0.5~2質量%程度、ナイアシンアミドであれば3~8質量%程度の高い濃度での配合が求められる。しかし、トラネキサム酸やナイアシンアミドを高含有すると使用感が低下することが知られており、経験的には上記配合量で含有すると使用感の低下が認識された。特に水中油型タイプの乳化化粧料とした時の使用感の低下は著しく、水中油型タイプとすることのメリットである特有のみずみずしい使用感が失われ、さらに化粧料の重要な設計品質である伸びや肌なじみが低下し、しばしば問題となった。
このような中、トラネキサム酸やナイアシンアミドを高含有させた化粧料において、使用感改善のための技術が複数開示されている。
【0005】
例えば、特許文献1(特開2019-131553号公報)には、ナイアシンアミド0.1~10質量%と、プロピレングリコール及びポリプロピレングリコールから選ばれる1種以上と、水を含有した、べたつき感が無く、浸透感に優れ、ハリ感等にも優れた化粧料が開示されている。
【0006】
特許文献2(特開2017-178789号公報)には、(A)ニコチン酸アミド3~10質量%と、(B)リン脂質 0.1~5質量%と、(C)グリセリンモノ脂肪酸エステルと、(D)25℃で液状であり、IOB値が0.10~0.39である油と、(E)水を含有し、各成分の比率を特定のものとした、肌のハリ・弾力を向上させ、刺激感・べたつきがない使用感触に優れた水中油型乳化組成物が開示されている。
【0007】
特許文献3(特開2012-41302号公報)には(A)D-パントテニルアルコール、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、γ-オリザノール、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、γ-アミノ酪酸、トラネキサム酸及びその誘導体、ニコチン酸アミドから選ばれる2種類以上と、(B)N-アセチルグルコサミンと、(C)酸性ムコ多糖を含有した、肌荒れ、特にかさつきを改善して肌質を整え、肌のハリ・弾力を向上させた、べたつきがない使用感触に優れた皮膚化粧料が開示されている。
【0008】
特許文献4(特開2021-80236号公報)には、アスコルビン酸、その誘導体及びそれらの塩、ハイドロキノン、その誘導体及びそれらの塩、トラネキサム酸、その誘導体及びそれらの塩、ニコチン酸、その誘導体及びそれらの塩から選択される1種又は2種以上の美白剤と、中実球状ホウケイ酸塩粒子とを含有した、美白剤の有する使用感触上のべたつきを改善した使用感の良好な皮膚外用剤が開示されている。
【0009】
特許文献5(特開2021-63115号公報)には、(A)ナイアシンアミドと、(B)微粒子金属酸化物と、(C)球状シリカ、球状セルロース、球状ホウケイ酸塩粒子から選択される1種又は2種以上を含有した、プラスチックフリーでありながら使用感触上のべたつきを改善した、皮膚外用剤が開示されている。
【0010】
このように、トラネキサム酸及び/又はナイアシンアミドを高含有した系における、べたつき等の好ましくない使用感を改善する試みが複数なされてはいるものの、十分に満足なものは得られていない。トラネキサム酸及び/又はナイアシンアミドを高含有し、肌に塗布する時はみずみずしい使用感で、伸び・肌なじみが良く、塗布後は肌がべたつかず、さらさら感に優れた、すべての項目を満足する乳化化粧料が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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