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公開番号
2023022815
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-02-15
出願番号
2022108920
出願日
2022-07-06
発明の名称
耐薬品性向上剤
出願人
三洋化成工業株式会社
代理人
主分類
C08G
81/00 20060101AFI20230208BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 本発明の目的は、熱可塑性樹脂に優れた耐薬品性を付与する耐薬品性向上剤を提供することにある。
【解決手段】 本発明は、疎水性ポリマー(a)のブロックと親水性ポリマー(b)のブロックとを構成単位として有するブロックポリマー(A)を含有してなる耐薬品性向上剤(Z)である。また、前記疎水性ポリマー(a)のブロックと、親水性ポリマー(b)のブロックの重量比[(a)/(b)]が10/90~80/20であることが好ましい。耐薬品性向上剤(Z)と、熱可塑性樹脂(E)とを含有してなる耐薬品性樹脂組成物(Y)。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
疎水性ポリマー(a)のブロックと親水性ポリマー(b)のブロックとを構成単位として有するブロックポリマー(A)を含有してなる耐薬品性向上剤(Z)。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記疎水性ポリマー(a)が、ポリアミド(a1)、及びポリオレフィン(a2)からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の耐薬品性向上剤。
【請求項3】
前記親水性ポリマー(b)が、ポリエーテル(b1)である請求項1記載の耐薬品性向上剤。
【請求項4】
前記疎水性ポリマー(a)のブロックと、親水性ポリマー(b)のブロックの重量比[(a)/(b)]が10/90~80/20である請求項1記載の耐薬品性向上剤。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか記載の耐薬品性向上剤(Z)と、熱可塑性樹脂(E)とを含有してなる耐薬品性樹脂組成物(Y)。
【請求項6】
前記熱可塑性樹脂(E)が、ポリスチレン樹脂(E4)及びポリカーボネート樹脂(E7)からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項5記載の耐薬品性樹脂組成物。
【請求項7】
前記耐薬品性向上剤(Z)と熱可塑性樹脂(E)との重量比[(Z)/(E)]が0.1/99.9~10/90である請求項5記載の耐薬品性樹脂組成物。
【請求項8】
請求項5記載の耐薬品性樹脂組成物(Y)を成形してなる成形品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐薬品性向上剤に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
熱可塑性樹脂は、種々の成形品に一般的に使用されているが、耐薬品性については十分とは言えず、特定のポリアリーレンスルフィド共重合体が提案されている(例えば、特許文献1)。しかしながら、高い成形温度であることから、上記技術でも、汎用の熱可塑性樹脂に適用するのは困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/151288号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、熱可塑性樹脂に優れた耐薬品性を付与する耐薬品性向上剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記の目的を達成するべく検討を行った結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は、疎水性ポリマー(a)のブロックと親水性ポリマー(b)のブロックとを構成単位として有するブロックポリマー(A)を含有してなる耐薬品性向上剤(Z)である。
【発明の効果】
【0006】
本発明の耐薬品性向上剤(Z)は、以下の効果を奏する。
(1)優れた耐薬品性を付与する。
(2)成形品に優れた機械的強度(機械物性)を付与する。
【発明を実施するための形態】
【0007】
<疎水性ポリマー(a)>
本発明における疎水性ポリマー(a)としては、例えば、ポリアミド(a1)、ポリオレフィン(a2)が挙げられる。
上記疎水性ポリマー(a)のうち、耐薬品性の観点から、好ましいのはポリアミド(a1)、ポリオレフィン(a2)、さらに好ましいのはポリオレフィン(a2)である。
本発明における疎水性ポリマー(a)は、吸水率(24時間)が、0.1重量%未満のポリマーを意味する。上記吸水率(24時間)は、公知の測定方法で測定することができる。すなわち、JIS K7209(2000)記載の吸水率の求め方に準じて、吸水率を測定することができる。
上記(a)は、1種単独でも、2種以上を併用してもよい。
【0008】
<ポリアミド(a1)>
本発明におけるポリアミド(a1)は、アミド形成性モノマー(a10)を開環重合又は重縮合したものが挙げられる。
アミド形成性モノマー(a10)としては、ラクタム(a101)、アミノカルボン酸(a102)が挙げられる。また、ジアミン(a103)とジカルボン酸(a104)の組み合わせをアミド形成性モノマー(a10)としてもよい。
具体的には、ポリアミド(a1)としては、ラクタム(a101)、アミノカルボン酸(a102)を開環重合又は重縮合したもの、及びジアミン(a103)とジカルボン酸(a104)との重縮合物等が挙げられる。
【0009】
ラクタム(a101)としては、炭素数[以下、Cと略記することがある]4~20のラクタム(γ-ラクタム、δ-ラクタム、ε-カプロラクタム、エナントラクタム、カプリルラクタム、ω-ラウロラクタム及びウンデカノラクタム等)等が挙げられる。
ラクタム(a101)の開環重合体としては、例えばナイロン4、ナイロン5、ナイロン6、ナイロン7、ナイロン8、ナイロン11及びナイロン12が挙げられる。
【0010】
アミノカルボン酸(a102)としては、C6~12のアミノカルボン酸(例えばω-アミノカプロン酸、ω-アミノエナント酸、ω-アミノカプリル酸、ω-アミノペラルゴン酸、ω-アミノカプリン酸、11-アミノウンデカン酸、12-アミノドデカン酸及びこれらの混合物等)等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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