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公開番号
2023019030
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-02-09
出願番号
2021123489
出願日
2021-07-28
発明の名称
ポリアリーレンスルフィド組成物
出願人
東ソー株式会社
代理人
主分類
C08L
81/02 20060101AFI20230202BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 機械的特性、耐酸性、耐冷熱性に優れるポリアリーレンスルフィド組成物を提供する。
【解決手段】 ポリアリーレンスルフィド(A)30~70重量%、エチレン系重合体(B)2~10重量%、ガラス繊維(C)20~60重量%を含んでなるポリアリーレンスルフィド組成物であって、ガラス繊維(C)が、酸化ホウ素の含有量が1.5重量%以下、フッ素の含有量が0.1重量%以下のガラス繊維である、ことを特徴とするポリアリーレンスルフィド組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリアリーレンスルフィド(A)30~70重量%、エチレン系重合体(B)2~10重量%、ガラス繊維(C)20~60重量%を含んでなるポリアリーレンスルフィド組成物であって、ガラス繊維(C)が、酸化ホウ素の含有量が1.5重量%以下、フッ素の含有量が0.1重量%以下のガラス繊維である、ことを特徴とするポリアリーレンスルフィド組成物。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
さらに、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、カルナバワックス、脂肪酸アマイド系ワックスからなる群より選択される少なくとも1種以上の離型剤(D)を含んでなることを特徴とする請求項1に記載のポリアリーレンスルフィド組成物。
【請求項3】
エチレン系重合体(B)が、エチレン-α、β-不飽和カルボン酸アルキルエステル-無水マレイン酸共重合体(B-1)、エチレン-α、β-不飽和カルボン酸グリシジルエステル共重合体(B-2)、エチレン-α、β-不飽和カルボン酸グリシジルエステル-酢酸ビニル共重合体(B-3)、エチレン-α、β-不飽和カルボン酸グリシジルエステル-α、β-不飽和カルボン酸アルキルエステル共重合体(B-4)及び無水マレイン酸グラフト変性エチレン系重合体(B-5)からなる群より選択される少なくとも1種以上の変性エチレン系重合体であることを特徴とする請求項1又は2に記載のポリアリーレンスルフィド組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリアリーレンスルフィドの本来有する耐熱性、機械的強度、電気絶縁性などを損なうことなく、耐薬品性、耐冷熱性、流動性、耐酸性に優れるポリアリーレンスルフィド組成物に関するものであり、自動車部品又は電気・電子部品などの用途に特に有用なポリアリーレンスルフィド組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリ(p-フェニレンスルフィド)(以下、PPSと略記することもある。)に代表されるポリアリーレンスルフィド(以下、PASと略記することもある。)は、優れた機械的特性、熱的特性、電気的特性、耐薬品性を有し、多くの電気・電子機器部材や自動車機器部材、その他OA機器部材等に幅広く使用されている。
【0003】
PASは、ガラス繊維等の繊維状無機充填材、炭酸カルシウム、タルク等の粒状無機充填材を配合することにより、機械的強度、耐熱性、剛性等を大きく向上させることができる。しかしながら、繊維状充填材や粒状無機充填材を配合することによって、低温耐衝撃特性、耐冷熱性および流動性は大きく低下し、さらに、特定の強酸環境下では成形品表面が侵されるという課題を有しているため、一部の用途で使用が制限されていた。
【0004】
例えば、耐冷熱性と耐薬品性を改良するための方法として、PPSに特定のアルミナ、エチレン系共重合体を配合してなるPPS樹脂組成物(例えば特許文献1参照。)等が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-131896号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1に提案された樹脂組成物においては、強度特性において課題を有しており、機械的特性、耐薬品性、および耐冷熱性を同時に得ることは難しいものであった。
【0007】
そこで、本発明は、機械的特性、耐酸性、耐冷熱性に優れるポリアリーレンスルフィド組成物に関するものであり、さらに詳しくは、これら優れた特性を有することから自動車部品の電気・電子部品に特に有用なポリアリーレンスルフィド組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、ポリアリーレンスルフィド、エチレン系共重合体、および特定のガラス繊維を特定の配合割合で含む樹脂組成物が、機械的特性、耐酸性、耐冷熱性に優れるポリアリーレンスルフィド組成物となり得ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、ポリアリーレンスルフィド(A)30~70重量%、エチレン系重合体(B)2~10重量%、ガラス繊維(C)20~60重量%を含んでなるポリアリーレンスルフィド組成物であって、ガラス繊維(C)が、酸化ホウ素の含有量が1.5重量%以下、フッ素の含有量が0.1重量%以下のガラス繊維である、ことを特徴とするポリアリーレンスルフィド組成物に関するものである。
【0010】
以下に、本発明を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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