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公開番号2023018209
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-02-08
出願番号2021122134
出願日2021-07-27
発明の名称車両制御システム
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E05B 49/00 20060101AFI20230201BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】盗難防止機能を向上させかつ利便性の高い車両制御システムを提供する。
【解決手段】本発明の電子キーシステム100は、車両のドアの施錠や開錠の操作を可能なスマートフォン110と、車両のドアの施錠ボタン142および開錠ボタン144を備えたキーフォブ140と、スマートフォン110からの操作に関する信号に基づき駆動信号を出力する通信ユニット120と、車内に配置され、かつキーフォブ140を収容し、通信ユニット120からの駆動信号に基づきキーフォブ140の施錠ボタン142および開錠ボタン144を物理的に押下可能なFOB制御ユニット130とを含む。通信ユニット120は、施錠ボタン142および開錠ボタン144を押下させキーフォブ140を省電力モードに移行させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両のドアの施錠や開錠に関する操作を可能な携帯端末と、
車両のドアの施錠ボタンおよび開錠ボタンを備えたキーフォブと、
前記車両内に配置され、かつ前記キーフォブを保持し、前記携帯端末からの操作に関する信号に基づき前記キーフォブの施錠ボタンおよび開錠ボタンの押下を可能にする制御ユニットとを含み、
前記制御ユニットは、前記施錠ボタンおよび前記開錠ボタンの押下により前記キーフォブを省電力モードに移行させる、車両制御システム。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記制御ユニットは、前記携帯端末において施錠に関する操作が行われてから一定時間経過後、前記キーフォブを省電力モードに移行させる、請求項1に記載の車両制御システム。
【請求項3】
前記制御ユニットは、前記携帯端末において利用終了に関する操作が行われたことに応答して、前記キーフォブを省電力モードに移行させる、請求項1に記載の車両制御システム。
【請求項4】
前記制御ユニットは、前記携帯端末においていずれかの操作が行われたことに応答して前記キーフォブの省電力モードを解除する、請求項1ないし3いずれか1つに記載の車両制御システム。
【請求項5】
前記制御ユニットは、前記施錠ボタンを押下可能な第1のアクチュエータと、前記開錠ボタンを押下可能な第2のアクチュエータとを含み、前記制御ユニットは、前記携帯端末の操作に応じて第1および第2のアクチュエータを制御する、請求項1ないし4いずれか1つに記載の車両制御システム。
【請求項6】
車両のドアの施錠や開錠に関する操作を可能な携帯端末と、
車両のドアの施錠ボタンおよび開錠ボタンを備えたキーフォブと、
前記車両内に配置され、かつ前記キーフォブを保持し、前記携帯端末からの操作に関する信号に基づき前記キーフォブの施錠ボタンおよび開錠ボタンの押下を可能にする制御ユニットとを含み、
前記制御ユニットは、前記車両の搭乗者の人数に応じて車両のドアの開錠を可能にする、車両制御システム。
【請求項7】
前記制御ユニットは、搭乗者が1人の場合には運転席のドアのみを開錠させ、搭乗者が複数の場合には車両の全てのドアを開錠させる、請求項6に記載の車両制御システム。
【請求項8】
前記制御ユニットは、前記車両の予約情報に基づき搭乗者の人数を識別する、請求項6または7に記載の車両制御システム。
【請求項9】
前記制御ユニットは、搭乗者が1人の場合、前記開錠ボタンを1回押下させ、搭乗者が複数の場合、前記開錠ボタンを2回押下させる、請求項8に記載の車両制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のドアの開錠等に用いられる車両制御システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
キーレスエントリおよびイグニッションスタートなどのアクションを可能にするキーフォブが知られている。一部のキーフォブは、ユーザーが近くにいるときに車両ドアをロック解除する動作を自動化することができる。スマートフォンを電子キーとして用いて、車両ドアの開錠や施錠、エンジン始動等を行うようにした車両制御システムが知られている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2017-509171号公報
特開2020-197099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のスマートフォンを利用したスマートキーシステム(以下、電子キーシステムと称す)の構成を図1に示す。電子キーシステム10は、電子キーまたはデジタルキーとして用いるスマートフォン20と、スマートフォン20から施錠/開錠のコマンドを受け取る通信ユニット30と、車両Mのドアの施錠/開錠を行うための施錠ボタン42および開錠ボタン44を備えたキーフォブ(以下、FOBと称す)40と、通信ユニット30からの信号に応答してFOB40の施錠ボタン42または開錠ボタン44を物理的に押下する駆動機構(例えば、ラックアンドピニオンギアなど)52、54を含むFOB制御ユニット50とを含んで構成される。
【0005】
ユーザーは、スマートフォン20と通信ユニット30とを相互認証させた後、スマートフォン20の画面を操作して施錠コマンドを通信ユニット30に送信すると、通信ユニット30は、施錠コマンドに応じた駆動信号をFOB制御ユニット50に出力する。通信ユニット30とFOB制御ユニット50は、車両Mの内部に配置され、FOB制御ユニット50にはFOB40が収容されている。駆動回路56は、通信ユニット30からの駆動信号に基づき駆動機構52を介してFOB40の施錠ボタン42を押下し、これにより、車両Mのドアが施錠される。ユーザーが開錠コマンドを操作した場合には、通信ユニット30は、開錠コマンドに応じた駆動信号をFOB制御ユニット50に出力し、駆動回路56は、駆動機構54を介してFOB40の開錠ボタン44を押下し、これにより、車両Mのドアが開錠される。
【0006】
昨今、スマートキーシステムを搭載する車両が増加することで利便性が高まった反面、いわゆるリレーアタックと呼ばれる手法による車両の盗難が増えてきている。FOB40(スマートキー)と車両本体は、双方が発する電波を感知する送受信機をそれぞれ含み、1台ごとに暗号化された固有の電波を識別することでキーを認識し、認識したFOB40からの施錠や開錠の信号を有効にしている。FOB40からは常時微弱な電波が出力されており、FOB40が車両に接近すると、FOB40からの電波が車両本体側で認証され、ユーザーは、認証後、瞬時に施錠や開錠を行うことができる。リレーアタックとは、FOB40を保持するユーザーに第三者が近づき、FOB40が発する微弱な電波を増幅・中継して車両本体側に発信し、車両のドアの開錠を可能にすることである。
【0007】
このようなリレーアタックは、スマートフォンを電子キーとして利用する電子キーシステムにおいても、FOB40を車内に置くことために生じ得るリスクである。
【0008】
また、日本車の場合、FOB40の開錠ボタンを1回押しと、全ドアの鍵が開くのに対し、外国車の場合、FOB40の開錠ボタンを1回押しただけでは、運転席側のドアしか開かない車種が多い。1名で出張するような場合には問題ないが、複数名で移動する場合は、運転者が車内に乗り込んだ後に、更に全てのドアの開錠操作を行う必要があり、不便である。
【0009】
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、盗難防止機能を向上させかつ利便性の高い車両制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る車両制御システムは、車両のドアの施錠や開錠に関する操作を可能な携帯端末と、車両のドアの施錠ボタンおよび開錠ボタンを備えたキーフォブと、前記車両内に搭載され、かつ前記キーフォブを保持し、前記携帯端末からの操作に関する信号に基づき前記キーフォブの施錠ボタンおよび開錠ボタンの押下を可能にする制御ユニットとを含み、前記制御ユニットは、前記施錠ボタンおよび前記開錠ボタンの押下により前記キーフォブを省電力モードに移行させる。
(【0011】以降は省略されています)

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