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公開番号2023016585
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-02-02
出願番号2021121009
出願日2021-07-21
発明の名称室内装飾プランの可視提案システム
出願人株式会社コイケ
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20230126BHJP(計算;計数)
要約【課題】 いわばクライアントを主体として、その嗜好に充分合わせた実居室内を、簡便かつ再現性を高めて実現できるようにした、室内装飾プランの可視提案システムを開発することを技術課題とした。
【解決手段】 本発明の室内装飾プランの可視提案システムSは、ネットワークNを介したプログラムSWによって、クライアントUの室内装飾に関する施工要望の入力に対応して、好適な装飾仕様を出力提案するシステムであって、このシステムにおけるプログラムSWは、対象室内情報提供ステップs1と、装飾嗜好入力ステップs2と、装飾要素提示選択ステップs3と可視表示提案ステップs4とを含むものであることを特徴として成るものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ネットワークを介したプログラムによって、クライアントの室内装飾に関する施工要望の入力に対応して、好適な装飾仕様を出力提案するシステムであって、
このシステムにおけるプログラムは
対象室内情報提供ステップと、
装飾嗜好入力ステップと、
装飾要素提示選択ステップと
可視表示提案ステップと
を含むものであり、
前記対象室内情報提供ステップは、クライアントが施工要望する対象室内を、写像し、この原対象室内画像を二値データとしてシステム上に入力することができる選択肢を含む対象室内に関する情報が入力されるものであり、
続く装飾嗜好入力ステップは、クライアントの装飾嗜好を示す装飾嗜好情報を決定入力されるものであり、
続く前記装飾要素提示選択ステップは、いくつかの装飾要素ごとに複数のサンプルを提示して、複数提示された装飾要素をクライアントが好みに応じて選択指定するものであり、
続く可視表示提案ステップは、前記装飾要素選択ステップにおいてクライアントにより選択された装飾要素を原対象室内画像内に具現表示した上で、クライアントに可視状態で表示した合成画像によって提案するものであることを特徴とする室内装飾プランの可視提案システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記対象室内情報提供ステップにおける原対象室内画像は、装飾要素が施される領域に対して正面視した状態になるようなレイアウトであることを特徴とする請求項1記載の室内装飾プランの可視提案システム。
【請求項3】
前記対象室内情報提供ステップにおいて原対象室内画像を入力するにあたっては、装飾要素が具現表示される領域の基準を示すガイドマーカと、原対象室内画像の装飾要素が施される位置、範囲、大きさとを一致させるように原対象室内画像の位置と縮尺の変更を調整させて入力を行うことを特徴とする請求項1または2記載の室内装飾プランの可視提案システム。
【請求項4】
前記装飾嗜好入力ステップは、クライアントが装飾嗜好についての言語表示による入力、又はクライアントが提供した原対象室内画像に基づいた装飾嗜好の入力のいずれか一方、または双方であることを特徴とする請求項1、2または3記載の室内装飾プランの可視提案システム。
【請求項5】
前記可視表示提案ステップにおいては、色彩要素に関し、純色彩データに対し室内における生活位置を考慮した目視状態を再現した色調となるように、感応補正処理を行ったデータにより画像表示することを特徴とする請求項1、2、3または4記載の室内装飾プランの可視提案システム。
【請求項6】
前記装飾仕様は、カーテンを対象とするものであることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の室内装飾プランの可視提案システム。
【請求項7】
前記対象室内情報提供ステップ、前記装飾嗜好入力ステップ、前記装飾要素提示選択ステップ、前記可視表示提案ステップに至る各ステップのすべてまたは一部のステップ内には、コンサルティングステップを含むことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の室内装飾プランの可視提案システム。
【請求項8】
前記コンサルティングステップでのクライアントからの相談対応は、予想される相談に対する予め設定されたウェブ内における自動応談と、専門スタッフとのウェブを介した対人応答相談とのいずれか一方または双方であることを特徴とする請求項7記載の室内装飾プランの可視提案システム。
【請求項9】
前記室内装飾プランの可視提案システムにおいて、前記対象室内情報提供ステップの中で入力された原対象室内画像、前記可視表示提案ステップの中で装飾要素を原対象室内画像内に具現表示した合成画像の双方については、クライアントが当該システムを終了し、切断すると直ちに当該システムの記憶装置から消去され、また装飾嗜好入力ステップの中で入力された装飾嗜好情報についてはクライアントの個人を特定することが出来ない内容に限って保存されることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の室内装飾プランの可視提案システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばカーテン等の室内装飾について、クライアントの要望を自然な形で目視再現できるようにした室内装飾プランの可視提案システムに関するものである。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
居住室内のいわゆる模様替えの一つとして、カーテンの交換、新替等が行われている。この際多くの場合、クライアントは小片化されたサンプル生地を、見ながら、気に入ったものを選択して装飾仕様を決定し、その後は施工業者に多くを任せ、その完成を待つような形態が採られている。
しかしながら、色彩についてみると、小片化されたサンプル生地からの好印象が得られていたとしても、カーテン全体として構成されたときには、必ずしも希望する色調でなかったり、周囲の家具、壁、床、等との色合いとの調和を欠いたり、更にはカーテンであることに因み“ひだ”の醸し出す陰影模様が充分に活かされてなかったりというように、所期の期待から外れることも少なくなかった。
【0003】
このようなことからカーテンをはじめとする室内装飾仕様を選択するにあたり、疑似的に確認できるシミュレーションシステムも提供されている。
しかしながらこれらの多くは、設計者、デザイナーの創作を支援するいわばプロ用のツールであり、予め用意された画像あるいは設計された模擬的な室内空間に対し、色彩模様を貼り付けるCGを用いる手法に留まり、クライアントが生活する実空間の様相に必ずしも適合したものが得られないことも多い。
もちろんユーザが提供した実際の装飾対象、リフォーム対象の室内を撮影した写真に所望の装飾素材を嵌め込むような本格的なシミュレーションツールも提供されているが使い勝手の点で未だに改良の余地があった(先行技術文献1、2)。
特にこのような室内写真に予め記録された素材を適宜の位置に嵌め込もうとすると、その位置や、斜め方向からの撮影による歪みなどをユーザがその都度、パソコンを用いて正確に補正する作業を行っていた。
もちろん近年の高性能なスマートフォン、タブレット端末からタッチパネルを介して当て嵌め作業を行うものも提案されているものの、必ずしも容易に利用できるものでもない(先行技術文献3)。
特にカーテンの場合にあっては、カーテン特有のひだが存在しており、このひだについて陰影や色の濃淡でその存在を示している。先行技術文献1、2、3のように取付部の窓が斜視状態で撮影した写真にカーテン素材の画像を合成する場合、予め正面方向から撮影された画像を無理やり、斜めから撮影した画像を変形させて貼付合成するため、カーテンのひだが不自然に斜め方向に最頂点部が向いた画像となり、どことなく不自然な表現に陥ってしまう問題があった。
【0004】
更に一方で、インテリアデザイナーなどの専門家に限らず、一般の顧客に向けたシミュレーションツールも提案されている(先行技術文献4)。しかしながら、このものはインテリアデザイナーのような専門的な修飾用語を用いることなく、一般に用いられている、いわゆる擬態語、擬音語のようなオノマトペを入力して、装飾用要素を提案し、イメージ画像を表示するものがある。
しかしながらこのようなものは、必ずしも微妙なニュアンスの装飾嗜好を適切に表現できるものではなく、表現に用いる言葉の数の多寡やオノマトペによる表現との親和性によってユーザの要望に近づけるか否かが決まってしまい、そのような言葉では十分に表現できない複雑乃至は分類が難しい微妙なカテゴリーのコーディネートを提案することができない。
【0005】
加えて色彩要素について云えば、色彩ごとの電子データは、極めて微視的な解析のものにRGB表現を用いて再現されていると共に、一定の画素数のスクリーン上でこれを表示しており、このことから実際の室内における居住空間内で、肉眼で視た状況を正確に反映できていない。
即ち肉眼で視た状態は、ディスプレイ上の色彩より、いわば適度にあいまい乃至はぼやけたような視覚的に馴染んだ印象となる。これに対してディスプレイ上の表現では、このようないわば視覚的に馴染んだような状態での再現がされておらず、忠実に再現しようとして過剰に模様等の存在感が増したり、模様等の存在自体を認識できなくなったりするなど、その結果として実製品の施工後、クライアントが違和感を持ってしまうことも予想される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-352259号公報
特開2003-157290号公報
特開2019-125262号公報
特許第6864920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような背景を考慮してなされたものであって、いわばクライアントを主体として、その嗜好に充分合わせた実居室内を、簡便かつ再現性を高めて実現できるようにした、室内装飾プランの可視提案システムを開発することを技術課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の室内装飾プランの可視提案システムは、ネットワークを介したプログラムによって、クライアントの室内装飾に関する施工要望の入力に対応して、好適な装飾仕様を出力提案するシステムであって、
このシステムにおけるプログラムは
対象室内情報提供ステップと、
装飾嗜好入力ステップと、
装飾要素提示選択ステップと
可視表示提案ステップと
を含むものであり、
前記対象室内情報提供ステップは、クライアントが施工要望する対象室内を、写像し、この原対象室内画像を二値データとしてシステム上に入力することができる選択肢を含む対象室内に関する情報が入力されるものであり、
前記装飾嗜好入力ステップは、クライアントの装飾嗜好を示す装飾嗜好情報を決定入力されるものであり、
続く前記装飾要素提示選択ステップは、いくつかの装飾要素ごとに複数のサンプルを提示して、複数提示された装飾要素をクライアントが好みに応じて選択指定するものであり、
続く可視表示提案ステップは、前記装飾要素選択ステップにおいてクライアントにより選択された装飾要素を原対象室内画像内に具現表示した上で、クライアントに可視状態で表示した合成画像によって提案するものであることを特徴として成るものである。
【0009】
請求項2記載の室内装飾プランの可視提案システムは、前記請求項1記載の要件に加え、前記対象室内情報提供ステップにおける原対象室内画像は、装飾要素が施される領域に対して正面視した状態になるようなレイアウトであることを特徴として成るものである。
【0010】
請求項3記載の室内装飾プランの可視提案システムは、前記請求項1または2記載の要件に加え、前記対象室内情報提供ステップにおいて原対象室内画像を入力するにあたっては、装飾要素が具現表示される領域の基準を示すガイドマーカと、原対象室内画像の装飾要素が施される位置、範囲、大きさとを一致させるように原対象室内画像の位置と縮尺の変更を調整させて入力を行うことを特徴として成るものである。
(【0011】以降は省略されています)

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