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公開番号2023016430
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-02-02
出願番号2021120734
出願日2021-07-21
発明の名称トナー
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03G 9/097 20060101AFI20230126BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】高速の電子写真画像形成プロセスに適用した場合にも、耐久性に優れ、カブリを抑制しうるトナー。
【解決手段】トナー粒子及び該トナー粒子の表面の外添剤を含有するトナーであって、該外添剤が、シリコーンオイルで表面処理されたシリカ微粒子の凝集体を含有し、該シリカ微粒子の凝集体の個数平均粒径Rbが、12nm以上80nm以下であり、該シリカ微粒子の29Si-固体NMRにおいて、CP/MAS測定におけるQ単位の積分値を100とした際に求められるD単位の積分値をAとしたときに、該Aが、120以上300以下であり、該シリカ微粒子の凝集体の個数基準の粒径の変動係数が、1.00以上3.00以下であることを特徴とするトナー。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
トナー粒子及び該トナー粒子の表面の外添剤を含有するトナーであって、
該外添剤が、シリコーンオイルで表面処理されたシリカ微粒子の凝集体を含有し、
該シリカ微粒子の凝集体の個数平均粒径Rbが、12nm以上80nm以下であり、
該シリカ微粒子の
29
Si-固体NMRにおいて、CP/MAS測定におけるQ単位の積分値を100とした際に求められるD単位の積分値をAとしたとき、該Aが、120以上300以下であり、
該シリカ微粒子の凝集体の個数基準の粒径の変動係数が、1.00以上3.00以下である
ことを特徴とするトナー。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記シリカ微粒子の1次粒子の個数平均粒径Raが、5nm以上30nm以下である請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
前記シリカ微粒子の1次粒子の個数平均粒径をRaとしたとき、
該Ra及び前記Rbが、下記式(1)を満たす
請求項1又は2に記載のトナー。
2.5≦Rb/Ra≦5.0 ・・・(1)
【請求項4】
前記外添剤が、シリコーンオイルで表面処理されたシリカ微粒子の非凝集体をさらに含有し、
前記シリカ微粒子の凝集体の個数及び前記シリカ微粒子の非凝集体の個数の合計のうち、前記シリカ微粒子の凝集体の個数割合が、40個数%以上である
請求項1~3のいずれか1項に記載のトナー。
【請求項5】
前記外添剤が、シリコーンオイルで表面処理されたシリカ微粒子の非凝集体をさらに含有し、
前記シリカ微粒子の凝集体及び前記シリカ微粒子の非凝集体の合計の含有量が、前記トナー粒子100質量部に対して、0.10質量部以上4.00質量部以下である
請求項1~4のいずれか1項に記載のトナー。
【請求項6】
前記シリカ微粒子の
29
Si-固体NMRにおいて、DD/MAS測定におけるQ単位の積分値を100とした際に求められるD単位の積分値をBとしたとき、前記A及び該Bが、下記式(2)を満たす請求項1~5のいずれか1項に記載のトナー。
3.0 ≦ A/B ≦ 6.0 ・・・(2)
【請求項7】
前記トナーの水分量が、0.40質量%以下である請求項1~6のいずれか1項に記載のトナー。
【請求項8】
前記シリコーンオイルが、変性シリコーンオイルを含む請求項1~7のいずれか1項に記載のトナー。
【請求項9】
前記変性シリコーンオイルが、下記式(B)で示される化合物である請求項8に記載のトナー。
TIFF
2023016430000008.tif
38
170
(式(B)中、R

は、カルビノール基、ヒドロキシ基、エポキシ基、カルボキシ基、アルキル基、又は水素原子であり、R

は、カルビノール基、ヒドロキシ基、エポキシ基、カルボキシ基、又は水素原子である。式(B)における側鎖のメチル基は、それぞれ、カルビノール基、ヒドロキシ基、エポキシ基、カルボキシ基、又は水素原子で置換されていてもよい。mは平均繰り返し単位数であり、該式(B)で示される変性シリコーンオイルの温度25℃における動粘度が20mm

/s~1000mm

/sとなる数である。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真法などの画像形成方法に使用されるトナーに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、複写機やプリンター等の画像形成装置は、使用目的及び使用環境の多様化が進むと共に、更なる高速化、高画質化、高安定化が求められている。電子写真法においては、静電潜像担持体(以下、感光体と呼ぶ)を帯電手段により帯電する帯電工程、帯電された静電潜像担持体を露光して静電潜像を形成する露光工程、前記静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像工程を経る。次いで、トナー像を、中間転写体を介して、又は介さずに記録材へ転写する転写工程、トナー像を担持する記録材を加圧部材と回転可能な像加熱部材とで形成されるニップ部を通過させることにより加熱加圧定着する定着工程を経て画像として出力される。
【0003】
近年の高速化、長寿命化、更に省エネ化に対応するためには、各工程の最適化が重要となる。その中でも、特に高速化及び長寿命化に対しては、従来から静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像工程、省エネ化に対しては、低温で十分な定着を行うことが重要となる。
この耐久性改善の手段として、トナーの外添剤の改良の観点から、検討が進められてきた。特許文献1には、トナーの外添剤の状態を改良することにより耐久性を改善したトナーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-142760号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らの検討によれば、特許文献1に係るトナーは、低温定着性と耐久性に優れていることを確認した。しかしながら、近年の画像形成プロセスの長寿命化に対しては、いまだ改善の余地があるとの認識を得た。具体的には、耐久試験においてトナー残量が非常に少なくなった際にカブリが発生し、さらにカブリのムラ画像として顕著なカブリ画像が出力される現象が見られた。
本開示は、高速の電子写真画像形成プロセスに適用した場合にも、耐久性に優れ、カブリを抑制しうるトナーの提供に向けたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、トナー粒子及び該トナー粒子の表面の外添剤を含有するトナーであって、
該外添剤が、シリコーンオイルで表面処理されたシリカ微粒子の凝集体を含有し、
該シリカ微粒子の凝集体の個数平均粒径Rbが、12nm以上80nm以下であり、
該シリカ微粒子の
29
Si-固体NMRにおいて、CP/MAS測定におけるQ単位の積分値を100とした際に求められるD単位の積分値をAとしたときに、
該Aが、120以上300以下であり、
該シリカ微粒子の凝集体の個数基準の粒径の変動係数が、1.00以上3.00以下であるトナーに関する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、高速の電子写真画像形成プロセスに適用した場合にも、耐久性に優れ
、カブリを抑制しうるトナーを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
シリカ微粒子の処理状態の一例を示す模式図
シリカ微粒子の凝集体の一例を示す模式図
混合処理装置の一例を示す模式図
攪拌部材の構成の一例を示す模式図
シリカ微粒子の測定に関わる模式図
画像形成装置の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示において、数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
【0010】
トナーの耐久性を向上させるためには、例えばトナーに用いる外添剤の選定及びトナー中の外添剤の存在状態を制御する方法がある。具体的には、小粒径の無機外添剤を多量に用いることにより、トナーの流動性が向上し、その結果、トナーの耐久性は向上する傾向にある。
(【0011】以降は省略されています)

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