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公開番号2023016339
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-02-02
出願番号2021120594
出願日2021-07-21
発明の名称ワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01B 7/00 20060101AFI20230126BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】製造時におけるコネクタの誤組付けを抑制することができるワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス1は、複数のケーブル端部を有するように電線111が複数本束ねられたケーブルと、複数のケーブル端部に一対一に設置された複数のコネクタ12と、を備え、複数のコネクタ12それぞれが、電線111の端部に接続されたコネクタ端子121と、内側にコネクタ端子121を収容する筒状のハウジング本体122と、ハウジング本体122の外周面122bから張出すように形成されるとともに、相手方コネクタとの嵌合側に、複数のコネクタ122の相互間で互いに異なる凹凸形状が設けられたフランジ123と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数のケーブル端部を有するように電線が複数本束ねられたケーブルと、
前記複数のケーブル端部に一対一に設置された複数のコネクタと、を備え、
前記複数のコネクタそれぞれが、
前記電線の端部に接続されたコネクタ端子と、
内側に前記コネクタ端子を収容する筒状のハウジング本体と、
前記ハウジング本体の外周面から張出すように形成されるとともに、相手方コネクタとの嵌合側に、前記複数のコネクタの相互間で互いに異なる凹凸形状が設けられたフランジと、
を備えたことを特徴とするワイヤハーネス。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記フランジが、
前記外周面から張出して延在する板部分と、
前記板部分の外周縁に前記嵌合側へと延在するすように立設された周壁部分と、
前記周壁部分の内側で、前記板部分における前記嵌合側の面に、前記ハウジング本体の周方向について所定の間隔を開けて立設された複数のリブ壁と、
を備え、
前記複数のコネクタの相互間で、前記複数のリブ壁の間隔が互いに異なっていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記ケーブルを内側に収める筒状に形成されて前記複数のコネクタの相互間に亘って配置されるシールド編組と、
前記複数のコネクタそれぞれの前記ハウジング本体に前記嵌合側とは反対側から嵌め込まれ、更に前記シールド編組が被せられた状態で固定される金属製のシールドシェルと、
を更に備え、
前記シールドシェルが、
前記ハウジング本体に前記反対側から嵌め込まれ、更に前記シールド編組が被せられて固定される筒状のシェル本体と、
前記シェル本体における前記嵌合側の筒開口部の縁から前記フランジと重なるように張出して形成されるとともに、前記嵌合側に前記フランジが前記反対側から収まるように、前記ハウジング本体の周方向について前記フランジの幅に応じた幅のフランジ凹部が設けられたシェルフランジと、
を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記フランジが、前記ハウジング本体の軸方向については互いに同位置で周方向については互いに離れた複数の位置に、前記周方向について互いに異なる幅を有するように設けられており、
前記フランジ凹部が、複数の前記フランジが一対一に収まるように複数設けられ、各前記フランジ凹部は、前記周方向について対応する前記フランジ分の幅に応じた幅を有していることを特徴とする請求項3に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
複数の前記フランジのうち少なくとも一のフランジにおける前記周方向の幅が、前記複数のコネクタの相互間で互いに異なっていることを特徴とする請求項4に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブル端部にコネクタが設置されたワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、様々な電気・電子機器の接続にケーブル端部にコネクタが設置されたワイヤハーネスが広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。ここで、このようなワイヤハーネスの中には、複数のケーブル端部に設置されたコネクタが、例えばハウジング本体の形状や、ハウジング本体におけるコネクタ端子の収容態様等が互いに似通った類似コネクタとなったものがある。このような類似コネクタを用いたワイヤハーネスは、その製造時におけるコネクタの組立手順の共通化等といった製造上で有利な点が多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-098978号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、類似コネクタを用いたワイヤハーネスでは、その製造時に、コネクタの類似性から、一のケーブル端部に、本来設置するべきコネクタとは異なる別のコネクタを設置してしまうといった誤組付けが生じる可能性がある。
【0005】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、製造時におけるコネクタの誤組付けを抑制することができるワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、ワイヤハーネスは、複数のケーブル端部を有するように電線が複数本束ねられたケーブルと、前記複数のケーブル端部に一対一に設置された複数のコネクタと、を備え、前記複数のコネクタそれぞれが、前記電線の端部に接続されたコネクタ端子と、内側に前記コネクタ端子を収容する筒状のハウジング本体と、前記ハウジング本体の外周面から張出すように形成されるとともに、相手方コネクタとの嵌合側に、前記複数のコネクタの相互間で互いに異なる凹凸形状が設けられたフランジと、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上記のワイヤハーネスによれば、複数のケーブル端部に設置される複数のコネクタそれぞれのハウジング本体に、複数のコネクタの相互間で互いに異なる凹凸形状が設けられたフランジが設けられている。従って、複数のコネクタが互いに類似した類似コネクタであったとしても、各フランジの凹凸形状と嵌合する治具にハウジング本体を設置して組立作業を行う等といった運用を行って、製造時におけるコネクタの誤組付けを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態にかかるワイヤハーネスを示す斜視図である。
図1に示されているワイヤハーネスにおける第1コネクタの分解斜視図である。
図1に示されているワイヤハーネスにおける第2コネクタの分解斜視図である。
図2に示されている第1コネクタのハウジング及び第1シールドシェルを、各々嵌合側から見た平面図を上下に並べて示した図である。
図3に示されている第2コネクタのハウジング及び第2シールドシェルを、各々嵌合側から見た平面図を上下に並べて示した図である。
第1コネクタの組立作業においてハウジング本体が治具に設置される様子を示す模式図である。
図6に示されている治具をハウジング本体の設置側から見た平面図を、ハウジング本体における図4と同等の平面図と並べて示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、ワイヤハーネスの一実施形態について説明する。
【0010】
図1は、一実施形態にかかるワイヤハーネスを示す斜視図である。また、図2は、図1に示されているワイヤハーネスにおける第1コネクタの分解斜視図であり、図3は、図1に示されているワイヤハーネスにおける第2コネクタの分解斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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