TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
DM通知
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2023016095
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-02-02
出願番号
2021120163
出願日
2021-07-21
発明の名称
交流スイッチ回路のスイッチング制御法
出願人
個人
代理人
主分類
H02M
1/00 20070101AFI20230126BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】交流電源を負荷回路に投入・遮断する交流スイッチ回路のスイッチング制御法を提供する。
【解決手段】スナバ回路とスイッチ回路を兼ね備えた電圧形インバータの回路構成による交流スイッチ回路200において、スイッチング制御法は、交流電源電圧の電圧位相情報とスナバ用キャパシタ220の端子電圧の充電状態の情報をもとに、逆導通ダイオードと半導体スイッチ素子とで構成される4個のスイッチングアーム210のスイッチング回数をできるだけ抑えて、スナバ用キャパシタによる損失をできるだけ抑えながら、負荷の軽重に関係なく安定に動作できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
スイッチング素子に逆導通ダイオードを並列に接続したスイッチングアーム4個をブリッジ接続して、直流側にキャパシタを接続して構成する電圧形インバータの交流側端子間を交流電源と負荷の間に直列に接続して、スイッチの動作をさせる交流スイッチ回路において、
前記交流スイッチ回路をオンするときは、オフしたときに前記キャパシタに蓄えられた電荷を前記負荷に給電できるように対角関係にある2個の前記スイッチングアームにのみにオン信号を与え、前記キャパシタの端子電圧が低下し、ほぼ放電状態に至ったときは、前記電圧形インバータの上アームまたは下アームの2個の前記スイッチングアームにオン信号を与えて前記交流電源と前記負荷間で通電経路を形成することにより前記交流スイッチ回路をオン状態とし、
次に前記交流スイッチ回路をオフするときは、4個の前記スイッチングアームを全てオフすることにより、前記スイッチングアームの逆導通ダイオードブリッジ回路を介して交流回路に流れる電流による交流負荷や配線による交流回路のインダクタンスに蓄えられたエネルギーを前記キャパシタに吸収充電し、前記交流スイッチ回路にかかるスパイク電圧の発生を抑えて、前記交流スイッチ回路をオフ状態に移した後も4個の前記スイッチングアーム全てをオフ状態に保ち、前記交流スイッチ回路にオン指令が来るまでオフ状態のまま待機するスイッチングシーケンスにより、
前記交流スイッチ回路のオン、オフ動作時における前記交流回路インダクタンスによる転流エネルギーによる過電圧の発生を抑えると共に、前記転流エネルギー損失を抑制することができることを特徴とする交流スイッチ回路のスイッチング制御法。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
請求項1記載の交流スイッチ回路のスイッチング制御法において、前記キャパシタに直列に電流制限用抵抗を挿入し、前記交流スイッチ回路をオンするときは、オフしたときに前記キャパシタに蓄えられた電荷を前記負荷に給電できるように対角関係にある2個の前記スイッチングアームにのみにオン信号を与え前記キャパシタの端子電圧が低下し、ほぼ放電状態に至ったときは、前記電圧形インバータ回路を構成する4個のスイッチ回路を全てオンすることにより、
交流スイッチ回路がオン動作時のスイッチ切り換え動作を無くすことにより、スイッチング回数の低減と、前記交流電源と前記負荷間の通電損失を低く抑えることを特徴とする交流スイッチ回路のスイッチング制御法。
【請求項3】
請求項1および2記載の交流スイッチ回路のスイッチング制御法において、前記交流電源の電圧位相が90度を超え交流負荷回路に変圧器が接続されていても変圧器鉄心が飽和に至らない位相で、前記交流スイッチ回路にオン信号を与えることを特徴とする交流スイッチ回路のスイッチング制御法。
【請求項4】
請求項1から3記載の交流スイッチ回路のスイッチング制御法において、前記交流スイッチ回路へのスイッチ投入信号をスイッチング制御信号の発生に用いる前記交流電源の電圧位相と同期させることにより、前記スイッチングアームのスイッチング回数が低減できることを特徴とする交流スイッチ回路のスイッチング制御法。
【請求項5】
請求項1から4記載の交流スイッチ回路を用いて、前記交流電源に対して2つ以上の複数の各負荷をスイッチ切り換えることにより、1個の電源から複数個の前記各負荷に交流電力を供給することができ、前記各負荷へのスイッチ周期に対するスイッチ投入期間を変えることにより、前記各負荷への供給電力を制御することができることを特徴とする交流スイッチ回路のスイッチング制御法。
【請求項6】
請求項1から5記載の交流スイッチ回路を用いて、2組以上の複数組の交流電源から1個の負荷にスイッチ切り換えることにより、前記負荷へ加える電圧波形を制御することができることを特徴とする交流スイッチ回路のスイッチング制御法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、交流電源を負荷回路に投入・遮断する交流スイッチ回路のスイッチング制御法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
交流電源を負荷回路に投入・遮断する交流スイッチは、一般には交流負荷のインダクタンスや配線インダクタンスのため、交流スイッチをオフするときに交流スイッチに大きなサージ電圧がかかるので、それを抑制する対策が必要となる。
【0003】
交流電源の投入など交流スイッチのオンオフ回数が限られている場合や流れる電流が小さい場合は、交流スイッチ回路の両端にスナバ回路を接続することで実用に供することができる。
【0004】
しかし、誘導負荷の力率や扱う電流が大きく転流エネルギーが大きい場合や、交流スイッチを交流位相制御や交流チョッパ制御あるいは交流電源電圧をスイッチ切り換えするマトリクスコンバータなど頻繁にオンオフ動作を繰り返す用途への適用においては、交流スイッチのオフ動作ごとに発生するスナバ回路損失が大きくなるので、その対策が課題となっている。
【0005】
また、交流電源の周波が極めて高い誘導加熱用電源などに対して負荷の切り換え用としてあるいは出力制御用として交流スイッチが用いられる場合など、交流電源の高周波化に伴い、交流スイッチ動作に伴う根本的な転流エネルギー処理対策が課題になってくると思われる。
【0006】
そして、このように高頻度でスイッチ制御をかけるためには、交流スイッチとしては半導体スイッチで構成する必要があるが、交流スイッチ回路を半導体デバイスで構成する場合は、回路構成や用いるデバイスによって通電時の電圧降下のための通電損失も課題となってくる。
【0007】
さらには、交流回路における交流スイッチ動作においては、変圧器が含まれる場合は交流スイッチの投入位相によっては、変圧器の磁束飽和を伴う恐れもある。
【0008】
交流スイッチ回路のうち半導体デバイスを用いて構成したものには、1)自己自己消弧機能を有さないサイリスタを逆並列に接続して構成するものから、2)、IGBT,MOSFETなど自己自己消弧機能を有するデバイスと必要に応じてダイオードと組み合わせて構成したもの、3)あるいはこれらスイッチ回路とスナバ回路を組み合わせたものなど数多くの交流スイッチ回路があり実用に供されているものもあるが、それぞれにスイッチング動作や通電状態での課題などが指摘されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特願1983-170199号
特願2009-081969号
特願2013-144044号-
特許3634982号
特願2014-215952号
特願2005-037601号
特願2006-069015号
【0010】
特許文献1は、上記1)によるサイリスタを用いた交流スイッチ回路例であり、オフ時点動作としてはサイリスタはゲート信号を除き、交流電流が零になった時点でオフに移行するため、線路インダクタンスによる転流エネルギー処理の問題は生じず、サイリスタがオン状態のときに並列に接続した電磁接触器をオンすることで通電損失を抑えることができるが、自己消弧機能は有していないため制御応答性に課題がある。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイート
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
災害対応型人力発電システム
1日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
15日前
トヨタ自動車株式会社
捻り装置
15日前
リンナイ株式会社
電動機駆動装置
5日前
株式会社はや
蓄電・放電システム
13日前
トヨタ自動車株式会社
ロータコア
8日前
ダイハツ工業株式会社
電動ユニット
15日前
ニチコン株式会社
スイッチング電源
18日前
中国電力株式会社
電柱監視システム
14日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
12日前
株式会社プロテリアル
発電装置及び発電方法
5日前
個人
下水管等内部設置する送電線用絶縁電気線
4日前
河村電器産業株式会社
車両充電システム
15日前
株式会社キッズウェイ
蓄電池監視システム
15日前
株式会社アクトリー
太陽光発電装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
コイル体の製造方法
15日前
株式会社キッズウェイ
太陽光蓄電システム
15日前
株式会社ニッセイ
モータ付き減速機
13日前
株式会社豊田自動織機
電力変換装置
11日前
株式会社豊田自動織機
電力変換装置
15日前
株式会社明電舎
回転子
1日前
株式会社デンソー
電力変換装置
14日前
日本電産株式会社
モータ
8日前
株式会社デンソー
電力変換装置
5日前
日本電産株式会社
モータ
8日前
シンフォニアテクノロジー株式会社
回転電機
12日前
メガ環境エネルギー株式会社
高速多重回転発電装置
15日前
株式会社IHI
非接触給電設備
13日前
ローム株式会社
充電制御回路、電子機器
15日前
矢崎総業株式会社
電源切換制御システム
1日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
15日前
日本電産株式会社
駆動装置
5日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
15日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
15日前
TDK株式会社
回転子及び電動機
今日
日本電産エレシス株式会社
モータ駆動システム
11日前
続きを見る
他の特許を見る