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公開番号2023015709
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-02-01
出願番号2021119650
出願日2021-07-20
発明の名称記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B41J 2/17 20060101AFI20230125BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ミスト回収ユニットの吹き出し口から吹き出された空気によって、ミストを効率よく回収することができる記録装置を提供する。
【解決手段】液体を吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドから液体が吐出される際に発生するミストMを含んだ空気を吸引する吸引口200と、ミストMを含んだ空気を吸引口200に導くための空気を吹き出す第1吹き出し口205と、第1吹き出し口205から吹き出される空気が向かう位置を調整するための空気を吹き出す第2吹き出し口204と、を備え、ミストMを回収するミスト回収ユニット33と、記録ヘッドと対向する位置を通過するように被吐出媒体2を搬送する搬送部材と、を有し、被吐出媒体2に液体を吐出して画像を記録する記録装置において、吸引口200の吸引風量は、第1吹き出し口205の吹出風量と第2吹き出し口204の吹出風量の総和より大きい。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドから液体が吐出される際に発生するミストを含んだ空気を吸引する吸引口と、
前記ミストを含んだ空気を前記吸引口に導くための空気を吹き出す第1吹き出し口と、
前記第1吹き出し口から吹き出される空気が向かう位置を調整するための空気を吹き出す第2吹き出し口と、
を備え、前記ミストを回収するミスト回収ユニットと、
前記記録ヘッドと対向する位置を通過するように被吐出媒体を搬送する搬送部材と、
を有し、被吐出媒体に液体を吐出して画像を記録する記録装置において、
前記吸引口の吸引風量は、前記第1吹き出し口の吹出風量と前記第2吹き出し口の吹出風量の総和より大きいことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記吸引口は前記記録ヘッドに対して、前記被吐出媒体の搬送方向の下流側に設けられ、
前記第1吹き出し口は、前記吸引口に対して前記搬送方向の下流側に設けられ、
前記第2吹き出し口は、前記吸引口と前記記録ヘッドの間に設けられることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記記録ヘッドは、前記被吐出媒体の搬送方向と直交する幅方向に延びるライン型の記録ヘッドであり、
前記吸引口、前記第1吹き出し口、前記第2吹き出し口はいずれも前記幅方向に延び、前記搬送部材と対向することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
複数の前記記録ヘッドを備え、
夫々の前記記録ヘッドに対して、前記搬送方向の下流側に前記ミスト回収ユニットが隣接して設けられていることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記ミスト回収ユニットと前記被吐出媒体の間から前記搬送方向の下流側の前記記録ヘッドと前記被吐出媒体の間へと流出する空気量と、前記吸引口の吸引風量と、の総和は、前記ミスト回収ユニットと前記被吐出媒体の間に、前記搬送方向の上流側の前記記録ヘッドと前記被吐出媒体の間から流入する空気量と、前記第1吹き出し口の吹出量と、前記第2吹き出し口の吹出量と、の総和より大きいことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
前記搬送方向の上流から下流に向かうにつれて、夫々のミスト回収ユニットにおける前記吹出風量の総和と前記吸引風量の差が徐々に小さくなることを特徴とする請求項4又は5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記搬送方向の最下流に設けられたミスト回収ユニットにおける前記吸引口の吸引風量と前記の吹出風量の総和の差は、他のミスト回収ユニットにおける前記吸引口の吸引風量と前記の吹出風量の総和の差より大きいことを特徴とする請求項4又は5に記載の記録装置。
【請求項8】
前記第2吹き出し口は、前記搬送方向の下流側に空気が向かうように指向性を有して空気を吹き出すことを特徴とする請求項4~7のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項9】
乾燥空気を被吐出媒体の方向、かつ、前記搬送方向の下流側に向けて吹き出す第3吹き
出し口を備え、前記ミスト回収ユニットと前記記録ヘッドの間の隙間を埋めるように設けられるスペーサーを更に有し、
前記吸引口の吸引風量は、前記第1吹き出し口の吹出風量と前記第2吹き出し口の吹出風量と前記第3吹き出し口の吹出風量の総和より大きいことを特徴とする請求項4~7のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項10】
前記搬送部材は、前記被吐出媒体を保持する複数の保持部と、前記複数の保持部の間に設けられ、前記幅方向に延びて前記記録ヘッド、及び前記ミスト回収ユニットと対向する凹部を備えることを特徴とする請求項4~7のいずれか1項に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット記録装置におけるインクミストの回収技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
インク等の液体を吐出して記録を行う液体吐出装置では、インクの主滴が吐出される際に、主滴に付随して生じる主滴よりも小さなサテライト滴や、さらに小さな噴霧状のインクミストが生じる場合があり、液体吐出装置の周囲で浮遊するものがある。このインクミストが、記録ヘッドにおける吐出口の形成された面に付着した場合、インクの着弾精度が低下する吐出不良が生じる場合がある。また、インクミストが液体吐出装置の他の構成部品に付着し、液体吐出装置の耐久性を低下させてしまう要因ともなりうる。
【0003】
ミストを回収するミスト回収ユニットとして、ミストの含まれた空気を吸引する吸引口と、ミストの含まれた空気を吸引口へ案内するための空気を吹き出す2つの吹き出し口を設けて効率的にミストを回収するミスト回収ユニットが知られている(特許文献1)。しかしながら、ミスト回収ユニットが吹き出す風量が吸引する風量よりも大きい場合には、ミストを含んだ空気は、吸引口では回収しきれずに方々へ飛散する。さらに、複数の記録ヘッドとミスト回収ユニットが交互に並ぶように配設された記録装置においては、転写体の搬送方向の上流側と下流側で、ミスト回収ユニットと転写体の間に流入する空気量に差が生じる可能性がある。このような場合にも、下流側ではミストを回収しきれたとしても、上流側では回収しきれない、といった問題も生じうる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-83372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで本発明は、ミスト回収ユニットの吹き出し口から吹き出された空気によって、ミストを効率よく回収することができる記録装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決するために、本発明の記録装置は、
液体を吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドから液体が吐出される際に発生するミストを含んだ空気を吸引する吸引口と、
前記ミストを含んだ空気を前記吸引口に導くための空気を吹き出す第1吹き出し口と、
前記第1吹き出し口から吹き出される空気が向かう位置を調整するための空気を吹き出す第2吹き出し口と、
を備え、前記ミストを回収するミスト回収ユニットと、
前記記録ヘッドと対向する位置を通過するように被吐出媒体を搬送する搬送部材と、
を有し、被吐出媒体に液体を吐出して画像を記録する記録装置において、
前記吸引口の吸引風量は、前記第1吹き出し口の吹出風量と前記第2吹き出し口の吹出風量の総和より大きいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ミスト回収ユニットの吹き出し口から吹き出された空気によって、ミ
ストを効率よく回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
記録システムの概要図である。
記録ユニットの斜視図である。
変位態様の説明図である。
記録システムの制御系のブロック図である。
記録システムの制御系のブロック図である。
記録システムの動作例の説明図である。
記録システムの動作例の説明図である。
記録ヘッドとミスト回収ユニットの配置説明図である。
第1実施例に係るミスト回収ユニットの斜視図である。
第1実施例に係るミスト回収ユニットの断面図である。
第1実施例に係る転写ドラムの断面図である。
第1実施例のミスト回収ユニットと周辺部品を示す断面図である。
第1~3実施例のミスト回収ユニットの吸引風量と吹出風量である。
ミスト回収ユニットと周辺部品を示す断面図である。
第4実施例に係るミスト回収ユニットの断面図である。
第5実施例のミスト回収ユニットと周辺部品を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
【0010】
(第1実施形態)
<記録システム>
図1は、本発明の第1実施形態に係る記録システム1を概略的に示した正面図である。記録システム1は、転写体2を介して記録媒体Pにインク像を転写することで記録物P’を製造する、枚葉式のインクジェットプリンタ(液体吐出式記録装置)である。記録システム1は、記録装置1Aと、搬送装置1Bとを含む。本例では、X方向、Y方向、Z方向が、それぞれ、記録システム1の全長方向、奥行き方向、高さ方向(上下方向)を示している。記録媒体Pは、X方向に搬送される。X方向とY方向は、水平方向を示し、互いに直交(交差)する。
(【0011】以降は省略されています)

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