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公開番号2023014733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-31
出願番号2021118866
出願日2021-07-19
発明の名称シート供給装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B65H 7/04 20060101AFI20230124BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シート積載部に積載されたシートの有無を精度良く検出する。
【解決手段】シート積載部に対して移動可能に設けられ、積載面に積載されている最も上のシートに当接部が当接してシートを検出する検出手段を備え、シート積載部の底部はシート供給装置の底部の一部をなし、シート積載部には、積載面にシートが積載されていない場合に露出しシート積載部の底面へ貫通する貫通孔が設けられ、当接部は、積載面にシートが積載されていない場合には、貫通孔の内部に位置する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シートを積載する積載面を有するシート積載部と、
前記シート積載部に載置されたシートに当接してシートを搬送路へ供給する供給手段と、
前記シート積載部に対して移動可能に設けられ、前記積載面に積載されている最も上のシートに当接部が当接してシートを検出する検出手段と、
を備えたシート供給装置において、
前記シート積載部の底部は前記シート供給装置の底部の一部をなし、
前記シート積載部には、前記積載面にシートが積載されていない場合に露出し前記シート積載部の底面へ貫通する貫通孔が設けられ、
前記当接部は、前記積載面にシートが積載されていない場合には、前記貫通孔の内部に位置することを特徴とするシート供給装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記シート積載部の前記積載面にシートが積載されていない場合に、前記当接部が前記貫通孔の内部の所定の位置より下に移動しないように前記当接部の可動範囲を規制する規制手段を有する請求項1に記載のシート供給装置。
【請求項3】
前記所定の位置は前記シート供給装置の設置面より高い位置にある請求項2に記載のシート供給装置。
【請求項4】
前記検出手段は、光センサと前記光センサへの光路を開閉する開閉手段とを有し、
前記開閉手段は、前記当接部が前記貫通孔の内部の所定の位置にある場合と、前記当接部が前記シート積載部の前記積載面より高い位置にある場合とで、前記光路の開閉を切り替える請求項1~3のいずれか1項に記載のシート供給装置。
【請求項5】
前記シート積載部の前記積載面にシートが積載されている場合に、前記供給手段が前記シートに当接する位置は、前記検出手段の前記当接部が前記シートに当接する位置より、シートの搬送方向で上流側にある請求項1~4のいずれか1項に記載のシート供給装置。
【請求項6】
前記貫通孔の内壁面は、前記シート供給装置の設置面に垂直の方向における前記シート積載部の底面の位置によらず、前記検出手段の前記当接部の可動範囲において前記当接部と干渉しない形状に構成される請求項1~5のいずれか1項に記載のシート供給装置。
【請求項7】
前記検出手段の前記当接部は、前記供給手段に対し、前記シートの幅方向でオフセットした位置に設けられる請求項1~6のいずれか1項に記載のシート供給装置。
【請求項8】
前記供給手段によって前記シート積載部から搬送されるシートを分離する分離部を有し、
前記分離部と前記シート積載部はそれぞれ別の部品により構成され、前記分離部と前記シート積載部との接合部では前記分離部の端部と前記シート積載部の端部とが上下に重なり合うように配置され、
前記分離部と前記シート積載部のうち前記接合部において上に配置される部品は、成形による反りが下に凸となる形状を有し、
前記分離部と前記シート積載部のうち前記接合部において下に配置される部品は、成形による反りが上に凸となる形状を有する請求項1~7のいずれか1項に記載のシート供給装置。
【請求項9】
前記分離部と前記シート積載部のうち前記接合部において上に配置される部品は、平面からリブが下向きに突出する形状を有し、
前記分離部と前記シート積載部のうち前記接合部において下に配置される部品は、平面からリブが上向きに突出する形状を有する請求項8に記載のシート供給装置。
【請求項10】
前記接合部において上に配置される部品は前記シート積載部であり、
前記接合部において下に配置される部品は前記分離部である請求項8又は9に記載のシート供給装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート積載部に積載されたシートを検出する検出手段を有するシート供給装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置のシート供給装置として、シート積載部に積載されたシートが給送ローラによって一枚ずつ分離されて画像形成部に供給される構成が知られている。シート積載部にシートが無くなった状態で給送ローラが動作すると、給送ローラとシート積載部との間に過大な摩擦力が生じ、給送ローラやシート積載部が破損する可能性がある。シート積載部におけるシートの有無を検出する検出手段を備えることによって、空給送による破損を抑制することができる。
【0003】
特許文献1では、シート積載部(カセット)のシートが無くなった場合に露出する位置にラックを設け、供給ローラを支持する揺動アームにアイドラギアを連結する。シートが無くなった場合にラックとアイドラギアと供給ローラの回転軸に設けられたギアとが噛み合う。シートが無くなると供給ローラを駆動するモータの駆動力がラックに伝達され、シート積載部を本体外に排出する。
【0004】
特許文献2では、着脱可能なシート積載部(カセット)の底部に貫通孔を設け、画像形成装置におけるシート積載部より下方の位置に、貫通孔を通ってシート積載部の上方に突出するようにレバーを設置する。このレバーがシート積載部におけるシートの有無を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-177855号公報
特開2006-182463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1において、画像形成装置の設置面に異物があり、シート積載部がラックの近傍で異物の上に乗り上げてしまった場合、ラックの位置が想定より高くなる。そうすると、シートが無くなったときにラックとアイドラギアと供給ローラのギアとが適切に噛み合わず、シートが無くなってもシート積載部が排出されなくなり、シートの有無を検出できない可能性がある。また、シート積載部は射出成形によって製造されることが多いが、射出成形によって製造された部品は成形材料の熱収縮や成形条件等によって反りが発生する。シート積載部に射出成形に伴う反り等の変形がある場合も、シートが無くなったときにラックとアイドラギアと供給ローラのギアとが適切に噛み合わず、シートの有無を検出できない可能性がある。
【0007】
特許文献2において、シート積載部は着脱式であり、画像形成装置にはシート積載部が装着される空間が設けられ、この空間の底部にシート検出を行うレバーが設けられている。そのため、シート積載部が画像形成装置から取り外された状態でもレバーは動作可能であり、この空間に直接、シートを載置した場合でも、シート有りと検出することになり、シート供給命令があればシート供給動作が実行されてしまう。シート積載部が取り外された状態でシート供給動作を受けたシートは正確に搬送されず、重送や不送といった供給不良やジャムが発生する可能性がある。
【0008】
本発明は、シート積載部に積載されたシートの有無を精度良く検出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、シートを積載する積載面を有するシート積載部と、
前記シート積載部に載置されたシートに当接してシートを搬送路へ供給する供給手段と、
前記シート積載部に対して移動可能に設けられ、前記積載面に積載されている最も上のシートに当接部が当接してシートを検出する検出手段と、
を備えたシート供給装置において、
前記シート積載部の底部は前記シート供給装置の底部の一部をなし、
前記シート積載部には、前記積載面にシートが積載されていない場合に露出し前記シート積載部の底面へ貫通する貫通孔が設けられ、
前記当接部は、前記積載面にシートが積載されていない場合には、前記貫通孔の内部に位置することを特徴とするシート供給装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、シート積載部に積載されたシートの有無を精度良く検出することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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