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公開番号
2023014462
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-01-31
出願番号
2021118402
出願日
2021-07-19
発明の名称
電子黒板
出願人
テクノホライゾン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
3/0484 20220101AFI20230124BHJP(計算;計数)
要約
【課題】電子黒板のディスプレイ部に外部機器の操作アイコンを表示して、電子黒板側から外部機器に係る所定の操作を遠隔操作可能に構成し、利便性を向上させた電子黒板を提供する。
【解決手段】電子黒板10に、特定の識別子を有する特定書画カメラ50を接続したとき、ディスプレイ部の描画エリア11にホームアイコン列30、主操作アイコン列35と併せて特定書画カメラを遠隔操作可能なメニューをアイコン状で表示する副操作アイコン列40を所定の手順で展開表示可能に構成した。これによって、特定書画カメラから電子黒板が離れているときに、ユーザーが電子黒板に相対して説明する場合であっても、特定書画カメラのもとへ戻らずに電子黒板側で副操作アイコンをタッチ操作して、特定書画カメラのズームを調整し、自動で合焦し、又は明度を調整して撮像することができるので、電子黒板へ高精細な撮像画像を送信し、描画エリア11へ表示することができる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
複数枚の所定画像を階層状に重ね合わせて表示可能な描画エリアを備え、当該描画エリア内にタッチパネル機能を設けたディスプレイ部と、
一の主操作に対して所定の第1応答動作が割り当てられた複数個の主操作アイコンが、前記描画エリア内の所定位置に配置された主操作画像を備えた主操作部と、
外部機器を接続可能な複数個の入出力端子を備え、前記外部機器から所定の信号が入力され、若しくは当該外部機器へ前記信号を出力する入出力部と、
前記ディスプレイ部、前記主操作部、及び前記入出力部間を伝送する前記信号を制御する制御部とを有し、
前記外部機器内で形成された或いは保存された外部画像に係る画像信号が、前記外部機器から前記入出力部へ入力されたとき、
前記制御部で、前記画像信号に基づく外部画像に前記主操作画像を重ね合わせて、前記ディスプレイ部の前記描画エリアへ表示するとともに、
前記主操作アイコンを操作して、前記描画エリア上に表示されている前記外部画像に対して前記第1応答動作に係る所定の画像処理を行うようにした電子黒板において、
前記制御部に、
前記外部機器に含まれる外部画像入力装置を識別可能な一般情報を備えた一般識別子と、当該外部画像入力装置に含まれる特定外部画像入力装置を識別可能な特定情報を備えた特定識別子が記憶された記憶手段と、
前記一般識別子又は前記特定識別子を備えた識別信号が、前記入出力部へ入力されたことを検知する検知手段と、
当該検知手段で検知された前記一般識別子と前記特定識別子が、前記記憶手段に記憶された前記一般識別子或いは前記特定識別子であるかを照合判定する判定手段とを設け、
前記外部機器が前記入出力部へ接続されたときに、
前記検知手段が、前記識別信号に基づいて、接続された前記外部機器が前記外部画像入力装置又は前記特定外部画像入力装置であることを検知したとき、
前記制御部が、前記外部画像入力装置又は前記特定外部画像入力装置で撮像形成し、又は保存している前記外部画像を前記描画エリアへ表示した場合に、当該外部画像に対して所定の前記画像処理を操作できるように、前記主操作アイコンを前記描画エリア内へ表示可能に制御し、
前記判定手段が、前記検知手段で検知した前記一般識別子又は前記特定識別子と、前記記憶手段に記憶された前記特定識別子を照合して、前記入出力部に接続されている前記外部画像入力装置が、前記特定外部画像入力装置であると判定したとき、
前記制御部が、前記特定識別子の前記特定情報に基づいて、一の副操作に対して前記特定外部画像入力装置が所定の第2応答動作を行うように割り当てた複数個の副操作アイコンを、前記描画エリアの所定位置に配置した副操作画像を備えた副操作部を起動させるように構成して、
前記描画エリアに表示された前記副操作アイコンが操作されたとき、
前記制御部が、前記入出力部を介して前記第2応答動作に係る一の操作信号を出力し、
前記特定外部画像入力装置が、取得した前記操作信号に基づいて所定の前記第2応答動作を行うようにして、
前記副操作部から前記特定外部画像入力装置を遠隔操作するようにしたことを特徴とする電子黒板。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記描画エリア内で、前記主操作画像上の前記主操作アイコンと前記副操作画像上の前記副操作アイコンとが、互いに重なり合わない位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子黒板。
【請求項3】
前記主操作アイコンと前記副操作アイコンが、前記描画エリアの周縁部近傍に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電子黒板。
【請求項4】
前記第2応答動作が、前記特定外部画像入力装置のフォーカス、拡大・縮小、明度の少なくともいずれか一つに係る動作であることを特徴とする請求項1に記載の電子黒板。
【請求項5】
前記主操作部及び前記副操作部が、前記ディスプレイ部近傍に複数個の操作スイッチを有していることを特徴とする請求項1に記載の電子黒板。
【請求項6】
前記外部機器並びに前記外部画像入力装置及び前記特定外部画像入力装置が、有線又は無線の双方向通信回線、又は当該双方向通信回線から構成された所定の通信網を介して前記入出力部に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電子黒板。
【請求項7】
前記特定外部画像入力装置が、書画カメラであることを特徴とする請求項1に記載の電子黒板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子黒板に関するものである。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電子黒板とは、ディスプレイ表面に指又はスタイラスペン等を用いて描いた文字、線図が電子的に変換されて表示されるようにした液晶モニタ装置であって、文字等とともに電子黒板に接続した外部機器、たとえば、パソコン端末装置、デジタルカメラ、書画カメラ、USBメモリ装置から取り込んだ動画又は静止画からなる画像を表示することができるように構成されている。
そして、いくつかの資料や写真を表示したパソコン端末装置の画面をそのまま電子黒板に表示すことができ、さらに任意の写真を指定し、当該写真を拡大又は縮小して表示することができる。また、電子黒板上の板書を画像データとして記録保存し、当該データをパソコン端末装置又はUSBメモリ装置へ保存することができ、当該板書を静止画のデータではなく動画として録画保存することも可能であるので、授業の記録或いは会議の議事録を容易に形成することができる。
【0003】
特開2018-67018号公報に開示されている電子黒板は、無線通信回線を使用して上記の外部機器、特にパソコン端末装置と接続し、電子黒板側のディスプレイに表示されたパソコン端末装置の画面に対してクリック等の操作をすることによって、パソコン端末装置側を遠隔操作するようにしている。これによって、有線ケーブルの距離以上に離れた位置にあるパソコン端末装置の画面を表示し、有線ケーブルを差替えなくとも一の端末装置と他の端末装置の接続を切り替え可能に構成している。
【0004】
上記した外部機器のうち、書画カメラとは、撮像テーブル上に載置した物、書類、見開き表示した本を俯瞰するようにカメラで撮像し、撮像した画像を接続した電子黒板又はモニタ装置へ表示することができるようにしたカメラである。
出願人は、書画カメラについて、たとえば、特許第6754816号等の特許権を有し、当該書画カメラについて製造販売等の実施をしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-67018号公報
特許第6754816号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、電子黒板が急速に普及するにあたって、下記のような問題が明らかになった。
第1の問題は、教室等における電子黒板の一般的なレイアウトに関するものである。
一般的なレイアウトとは、たとえば、図8に示すように、教室内において、従来の黒板前または当該黒板前の教壇上に電子黒板を配置し、電子黒板の脇に設置された教卓上に外部機器、たとえば、パソコンと書画カメラを載置し、当該外部機器と電子黒板を接続するものである。
この場合に、教師は、教卓上の外部機器を操作して授業を進めるほか、従来の黒板を使用した授業のように電子黒板に文字等を書き込んだりする場合があり、さらには、図8に示すように、生徒を前に立たせて電子黒板に表示した問題に対して解答等を書き込ませる場合がある。
後者の場合、教師の立ち位置が、図8に示すように、生徒を挟んで教卓から離れているとき、接続した外部機器からの画面を切り替える等、外部機器を操作するときに生徒と電子黒板を横切って教卓まで移動しなければならない。
このように主として電子黒板と外部機器を操作する教師、ユーザーが、遠く離れた位置の外部機器を操作する必要が生じたとき、その都度外部機器のもとへ戻るのは授業の進行の妨げとなり、生徒の集中力を削ぐおそれがある。
第2の問題は、電子黒板が外部機器から取り込んでディスプレイ部へ映し出す画像に関するものである。
電子黒板は、外部機器から取得した画像信号に基づく画像をディスプレイに表示している。このとき、電子黒板は、ディスプレイに表示している画像に対して拡大または縮小したり、回転させたりといった画像処理を実行可能に構成されており、外部機器が出力する画像信号を処理しているものでは無い。そのため、ディスプレイに表示されている画像を拡大したとき、拡大画像の粗さが目立ったり、逆に縮小したとき、画像内の線、文字が潰れて見難くなったりして画像が荒れるおそれがある。
【0007】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、電子黒板のディスプレイ部に外部機器の操作アイコンを表示して、電子黒板側から外部機器に係る所定の操作を遠隔操作可能に構成し、利便性を向上させた電子黒板を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の電子黒板は、複数枚の所定画像を階層状に重ね合わせて表示可能な描画エリアを備え、当該描画エリア内にタッチパネル機能を設けたディスプレイ部と、
一の主操作に対して所定の第1応答動作が割り当てられた複数個の主操作アイコンが、前記描画エリア内の所定位置に配置された主操作画像を備えた主操作部と、
外部機器を接続可能な複数個の入出力端子を備え、前記外部機器から所定の信号が入力され、若しくは当該外部機器へ前記信号を出力する入出力部と、
前記ディスプレイ部、前記主操作部、及び前記入出力部間を伝送する前記信号を制御する制御部とを有し、
前記外部機器内で形成された或いは保存された外部画像に係る画像信号が、前記外部機器から前記入出力部へ入力されたとき、
前記制御部で、前記画像信号に基づく外部画像に前記主操作画像を重ね合わせて、前記ディスプレイ部の前記描画エリアへ表示するとともに、
前記主操作アイコンを操作して、前記描画エリア上に表示されている前記外部画像に対して前記第1応答動作に係る所定の画像処理を行うようにした電子黒板において、
前記制御部に、
前記外部機器に含まれる外部画像入力装置を識別可能な一般情報を備えた一般識別子と、当該外部画像入力装置に含まれる特定外部画像入力装置を識別可能な特定情報を備えた特定識別子が記憶された記憶手段と、
前記一般識別子又は前記特定識別子を備えた識別信号が、前記入出力部へ入力されたことを検知する検知手段と、
当該検知手段で検知された前記一般識別子と前記特定識別子が、前記記憶手段に記憶された前記一般識別子或いは前記特定識別子であるかを照合判定する判定手段とを設け、
前記外部機器が前記入出力部へ接続されたときに、
前記検知手段が、前記識別信号に基づいて、接続された前記外部機器が前記外部画像入力装置又は前記特定外部画像入力装置であることを検知したとき、
前記制御部が、前記外部画像入力装置又は前記特定外部画像入力装置で撮像形成し、又は保存している前記外部画像を前記描画エリアへ表示した場合に、当該外部画像に対して所定の前記画像処理を操作できるように、前記主操作アイコンを前記描画エリア内へ表示可能に制御し、
前記判定手段が、前記検知手段で検知した前記一般識別子又は前記特定識別子と、前記記憶手段に記憶された前記特定識別子を照合して、前記入出力部に接続されている前記外部画像入力装置が、前記特定外部画像入力装置であると判定したとき、
前記制御部が、前記特定識別子の前記特定情報に基づいて、一の副操作に対して前記特定外部画像入力装置が所定の第2応答動作を行うように割り当てた複数個の副操作アイコンを、前記描画エリアの所定位置に配置した副操作画像を備えた副操作部を起動させるように構成して、
前記描画エリアに表示された前記副操作アイコンが操作されたとき、
前記制御部が、前記入出力部を介して前記第2応答動作に係る一の操作信号を出力し、
前記特定外部画像入力装置が、取得した前記操作信号に基づいて所定の前記第2応答動作を行うようにして、
前記副操作部から前記特定外部画像入力装置を遠隔操作するようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の電子黒板は、請求項1に記載の発明において、前記描画エリア内で、前記主操作画像上の前記主操作アイコンと前記副操作画像上の前記副操作アイコンとが、互いに重なり合わない位置に配置されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の電子黒板は、請求項2に記載の発明において、前記主操作アイコンと前記副操作アイコンが、前記描画エリアの周縁部近傍に配置されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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