TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2023013889
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-26
出願番号2021136700
出願日2021-07-15
発明の名称保護回収フィルム付捕虫紙および捕虫紙装着ガイド
出願人個人
代理人
主分類A01M 1/14 20060101AFI20230119BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 本発明は、光学誘引式粘着捕虫器の補虫紙の設置回収に関するもので、捕虫紙の配置、回収、廃棄等の作業時に粘着層に手やその他備品等が触れ、不衛生で、捕獲した虫にも触れてしまうことを防止し、また虫の死骸を目にするため精神的にもよくない問題点を解消し、さらに、捕獲虫の同定分析を効率的に行うことができる。
【解決手段】 粘着捕虫器に設置した捕虫紙装着ガイドに捕虫紙を設置する際、粘着層に触ることなく、手を汚さずに設置、回収が可能となる。また、廃棄にもすべて可燃性の材質にして消耗品となる捕虫紙の扱いも環境負荷低減となっている。さらに捕獲された虫を分析する際に必要な粘着層に覆う保護回収フィルムも半自動でカバーすることが可能な捕虫紙、および捕虫紙装着ガイドである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
矩形の捕虫紙の表面に粘着層を設け、該粘着層の一側縁の保護回収フィルム接合部に、前記粘着層を覆い、かつ前記捕虫紙の裏面へ折り返し可能な保護回収フィルムの一側縁を貼着したことを特徴とする保護回収フィルム付捕虫紙。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記請求項1記載の保護フィルム付捕虫紙の前記保護回収フィルムを裏面に折り返し、前記接着層を露出させた状態で収納する捕虫紙装着ガイドであり、矩形状の基板の表面の両側に、内側に向いた捕虫紙浮き防止バーを有する捕虫紙短辺受けガードを設け、前記基板の表面の下部に捕虫紙長辺受けガードを設けて成り、前記基板と捕虫紙短辺受けガード、および捕虫紙浮き防止バーを有する前記捕虫紙長辺受けガードとの間に前記保護フィルム付捕虫紙を着脱自在に収納することを特徴とする捕虫紙装着ガイド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着式捕虫器へ装着する捕虫紙および捕虫紙を収納し捕虫器に装着する捕虫紙装着ガイドに関するもので、捕虫紙の設置回収時の作業性を向上させ、衛生的で、環境に配慮した保護回収フィルム付捕虫紙および捕虫紙装着ガイドに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に補虫紙は、ハエ取りリボンに代表されるようにテープカートリッジ式で両面粘着、又は縦長の片面に粘着層が形成されて、飛翔性昆虫を粘着層で捕獲するものである。
【0003】
捕虫器は他に電撃式や吸引式もあるが機器が重く、消費電力も粘着式に比べて高く、現在、最も一般的に普及しているのが粘着式捕獲器である。近年、粘着式は単に捕獲目的だけでなく、製造工場等で捕虫紙に捕獲された虫の種類や数を調査するモニタリングを目的として利用されている。回収した捕虫紙を分析センターに搬送する必要がある。
【0004】
しかし、現状は虫を獲るだけが目的で、回収、廃棄の事は考慮されていない。粘着式の補虫紙は粘着層が露出しており、交換作業時に粘着層に手やその他備品等が触れ、不衛生で、捕獲した虫にも触れてしまうことがある。また虫の死骸を目にするため精神的にもよくない問題点がある。
【0005】
また、モニタリングにおいては、捕虫紙に捕獲された飛翔性昆虫を捕獲された状態のまま搬送する必要がある。そのため、捕虫紙とは別に透明なシートを用意して、この透明なシートを捕虫紙の粘着層に被せる必要があり、作業に手間がかかるという問題点もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-136630
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一般的な捕虫紙には次のような欠点があった。
(ア)粘着層が表面にあり、設置・回収時に手に粘着が付着して不衛生である。
(イ)粘着が表面にあると廃棄時にいろいろなものを粘着させるので廃棄しづらい。
(ウ)粘着層は付着に気をつけたり、捕獲虫にも気をつけなければならず、さらに保護回収フィルムを回収後覆わなければならず、手間がかかる。
(エ)捕獲された虫は長時間粘着層に付着された状態であり、回収時に落下する危険性もある。
(オ)モニタリング調査では一度に多くの捕虫紙検体を回収するので回収場所と検体がわかるようにすることが必要。
(カ)カートリッジ式捕虫紙等は収納カートリッジがプラスティック製等で廃棄の時、分別が必要となる。
(キ)モニタリングでは主に検体を顕微鏡又は目視で虫の同定検査を行う。その時、適度な照明が必要であり、透明フィルムは反射やフィルムのよれがあると同定作業か困難となる。
【0008】
さらに、先行技術(特許文献1)には次のような欠点があげられる。
(ク) 透明フィルムが捕虫紙の裏に装着してあり、新たに裏面端部にフィルムを付ける粘着処理が必要となる。本来、消耗品である捕虫紙のコストアップにつながる。
(ケ) 透明フィルムが裏面に装着してあり、回収する時、表に引き回さなければならないが、フィルムは逆の弾性がかかっており、フィルムを折り返した側が浮いてしまい粘着層の全体に密着した状態ではカバーしづらい。
(コ) フィルムを(透明シート)を一度折り曲げたり、レールに装着したり、設置回収に手間がかかる。
(サ) 透明シートが縒れないよう帯状の補強部材が設けられているが、その分のシートのコストアップにつながり、また縒れをなくした分、裏から引き回す時逆の反発弾性がさらに強くなり、しっかりとカバーできず、不衛生となる。
(シ) 透明シートを差し込みレールへ設置する時、差し込みレールに引っかかるため、透明シートの端部を折り曲げておく工程があり、手間がかかる。
(ス) 捕虫紙はモニタリングのため、虫の分類や捕獲数を数えたりしなければならないが、この発明は透明シートの材質には言及されていない。同定分析時には顕微鏡や目視検査のための照明が必要となり、その照明の照り返しに配慮しないとカバー表面がまぶしくなり、同定しづらくなる。また、同定作業では扱いが簡便にできるようなるべく柔らかい素材で曲げや変形できるシートが求められる。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明捕虫紙は、矩形の捕虫紙の表面に粘着層を設け、該粘着層の一側縁の保護回収フィルム接合部に、前記粘着層を覆い、かつ前記捕虫紙の裏面へ折り返し可能な保護回収フィルムの一側縁を貼着したことを特徴とする保護回収フィルム付捕虫紙である。
【0010】
本発明の捕虫紙装着ガイドは、前記保護フィルム付捕虫紙の前記保護回収フィルムを裏面に折り返し、前記接着層を露出させた状態で収納する捕虫紙装着ガイドであり、矩形状の基板の表面の両側に、内側に向いた捕虫紙浮き防止バーを有する捕虫紙短辺受けガード
TIFF
2023013889000002.tif
7
170
短辺受けガード、および捕虫紙浮き防止バーを有する前記捕虫紙長辺受けガードとの間に前記保護フィルム付捕虫紙を着脱自在に収納することを特徴とする捕虫紙装着ガイドである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
不老不死の方法
22日前
JNC株式会社
防虫ネット
8日前
個人
ジョウロの複合ノズル
19日前
井関農機株式会社
作業車両
15日前
個人
エアレーション付属器具
14日前
個人
ハイブリッド鶏糞乾燥器
14日前
井関農機株式会社
コンバイン
今日
個人
電気柵用支柱補助具
11日前
株式会社やまと社
ルアー
20日前
ライオン株式会社
ウエットシート
14日前
井関農機株式会社
作業車両
今日
井関農機株式会社
作業車両
13日前
井関農機株式会社
作業車両
20日前
井関農機株式会社
作業車両
12日前
日産化学株式会社
農薬粒状組成物
15日前
みのる産業株式会社
移植装置
12日前
井関農機株式会社
大根引抜機
19日前
井関農機株式会社
乗用芝刈機
15日前
井関農機株式会社
コンバイン
15日前
井関農機株式会社
根菜収穫機
19日前
株式会社アクポニ
水耕栽培装置
15日前
井関農機株式会社
作物収穫車両
12日前
井関農機株式会社
乗用型苗移植機
19日前
井関農機株式会社
乗用型走行車両
4日前
株式会社ライズ
チップソーガード
15日前
井関農機株式会社
乗用型苗移植機
19日前
井関農機株式会社
乗用型苗移植機
19日前
株式会社グリーンライフ
ペットサークル
13日前
株式会社J―bot
鳥獣忌避装置
12日前
井関農機株式会社
乗用型走行車両
今日
井関農機株式会社
乗用型苗移植機
19日前
丸住製紙株式会社
ゲル状消毒剤の製造方法
15日前
井関農機株式会社
コンバイン
15日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
15日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
15日前
三菱マヒンドラ農機株式会社
乗用型田植機
19日前
続きを見る