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公開番号2023013697
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-26
出願番号2021118063
出願日2021-07-16
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類E05F 15/76 20150101AFI20230119BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ユーザによるジェスチャを精度よく検出する。
【解決手段】車両の制御装置は、第1センサと、第2センサと、処理装置とを備える。第1センサは、車両に隣接する検出エリアにおいて、ユーザが実行するジェスチャと当該ジェスチャを実行したユーザの位置的情報を検出する。第2センサは、検出エリアにおいて、ユーザが所持する電子キーの位置的情報を検出する。処理装置は、第1センサ及び第2センサと通信可能に接続されており、第1センサによって検出されたジェスチャに応じて、車両に所定の動作を実行させる。処理装置は、第1センサによって検出された位置的情報と、第2センサによって検出された位置的情報とが所定の関係で対応しないときに、第1センサによって検出されたジェスチャを無効とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の制御装置であって、
前記車両に隣接する検出エリアにおいて、ユーザが実行するジェスチャと当該ジェスチャを実行した前記ユーザの位置的情報を検出する第1センサと、
前記検出エリアにおいて、前記ユーザが所持する電子キーの位置的情報を検出する第2センサと、
前記第1センサ及び前記第2センサと通信可能に接続されており、前記第1センサによって検出された前記ジェスチャに応じて、前記車両に所定の動作を実行させる処理装置と、を備え、
前記処理装置は、前記第1センサによって検出された前記位置的情報と、前記第2センサによって検出された前記位置的情報とが所定の関係で対応しないときに、前記第1センサによって検出された前記ジェスチャを無効とする、
制御装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記位置的情報は、前記車両に対する位置、距離及び方位の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記処理装置は、前記第1センサ及び前記第2センサの少なくとも一方によって検出された前記位置的情報に応じて、前記所定の動作の前に、前記ユーザに対する所定の報知動作を前記車両に実行させる、請求項1又は2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記処理装置は、前記第1センサ及び前記第2センサの少なくとも一方によって検出された前記位置的情報に応じて、前記所定の動作の少なくとも一つのパラメータを修正する、請求項1から3のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項5】
前記第1センサは、複数種類の前記ジェスチャを識別して検出可能であり、
前記処理装置はさらに、前記第1センサによって検出された前記位置的情報と、前記第1センサによって検出された前記ジェスチャの種類との組み合わせに基づいて、前記ジェスチャの有効/無効を判定する、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項6】
前記第1センサは、少なくとも第1ジェスチャと第2ジェスチャとを識別して検出可能であり、
前記処理装置は、前記第1センサによって検出された前記位置的情報が、前記検出エリアのうちの第1範囲にあるときは、前記第1ジェスチャを有効と判定するとともに前記第2ジェスチャを無効と判定し、
前記処理装置は、前記第1センサによって検出された前記位置的情報が、前記検出エリアのうちの第2範囲にあるときは、前記第1ジェスチャを無効と判定するとともに前記第2ジェスチャを有効と判定する、請求項5に記載の制御装置。
【請求項7】
前記第1範囲と前記第2範囲は、前記車両に対する距離が異なる、請求項6に記載の制御装置。
【請求項8】
前記第1範囲と前記第2範囲は、前記車両に対する方位が異なる、請求項6又は7に記載の制御装置。
【請求項9】
前記所定の動作は、前記車両が有するドアの開放である、請求項1から8のいずれか一項に記載の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、車両のバックドアをジェスチャによって開閉する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6167713号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記したような制御技術では、ユーザ以外の人や物の動作を、センサがジェスチャとして誤検出することで、車両の誤作動を招くおそれがある。このようなセンサの誤検出を防ぐためには、例えばセンサの検出範囲を制限することが考えられるが、センサの検出範囲を制限すると、ユーザの利便性が低下するといった別の課題が生じる。本明細書は、ユーザによるジェスチャを精度よく検出するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は車両の制御装置を開示する。制御装置は、第1センサと、第2センサと、処理装置とを備える。第1センサは、車両に隣接する検出エリアにおいて、ユーザが実行するジェスチャと当該ジェスチャを実行したユーザの位置的情報を検出する。第2センサは、検出エリアにおいて、ユーザが所持する電子キーの位置的情報を検出する。処理装置は、第1センサ及び第2センサと通信可能に接続されており、第1センサによって検出されたジェスチャに応じて、車両に所定の動作を実行させる。処理装置は、第1センサによって検出された位置的情報と、第2センサによって検出された位置的情報とが所定の関係で対応しないときに、第1センサによって検出されたジェスチャを無効とする。
【0006】
上記した制御装置では、ユーザの実行するジェスチャが、第1センサによって検出され、検出されたジェスチャに応じて、車両に所定の動作を実行させる。このとき、第1センサは、ユーザの実行するジェスチャに加えて、当該ジェスチャを実行したユーザの位置的情報を検出する。さらに、第2センサが、ユーザの所持する電子キーの位置的情報を検出する。そして、第1センサによって検出された位置的情報と、第2センサによって検出された位置的情報とが、所定の関係で対応しないときは、第1センサによって検出されたジェスチャが無効とされる。即ち、ジェスチャに対応する車両の動作は実行されない。このような構成によると、電子キーを所持しない人や物の動作を、ユーザによるジェスチャと誤認することがない。ユーザによるジェスチャのみを精度よく検出して、車両を正しく制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例1の制御装置18を搭載する車両10の構成を示す後方側面図であり、バックドアが閉鎖している状態を示す。
制御装置18の構成を模式的に示す図である。
実施例1において、ECU20が実行する一連の処理を示すフロー図。
実施例2において、ECU20が実行する一連の処理を示すフロー図。
実施例3において、ECU20が実行する一連の処理を示すフロー図。
実施例4において、ECU20が実行する一連の処理を示すフロー図。
実施例5の制御装置418の構成を模式的に示す上面図である。
実施例5におけるジェスチャの種類とジェスチャ位置との組み合わせにおいて、いずれの場合に有効/無効であるかを示す対照表の一例である。
実施例6の制御装置518の構成を模式的に示す上面図である。
実施例6におけるジェスチャの種類とジェスチャ位置との組み合わせにおいて、いずれの場合に有効/無効であるかを示す対照表の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本技術の一実施形態において、位置的情報は、車両に対する位置、距離及び方位の少なくとも一つを含んでもよい。例えば、位置的情報が距離であるときは、第1センサによって検出された距離と、第2センサによって検出された距離とが、所定の関係で対応しないときに、第1センサによって検出されたジェスチャが無効とされてもよい。なお、所定の関係で対応しないとは、例えば、所定の誤差範囲内で一致しないことを意味する。
【0009】
本技術の一実施形態において、処理装置は、第1センサ及び第2センサの少なくとも一方によって検出された位置的情報に応じて、所定の動作の前に、ユーザに対する所定の報知動作を車両に実行させてもよい。例えば、ユーザが車両に対して近接しているときは、ジェスチャに応じた所定の動作を車両に実行させる前に、ユーザに対して注意を促す報知動作を車両に実行させてもよい。あるいは、車両の実行する所定の動作が、ユーザから見て死角となる位置で実行される場合は、車両の周囲に向けて注意を促す報知動作を車両に実行させてもよい。なお、ここでいう報知動作は、音声(音を含む)に限られず、例えば光や振動等を用いて実行されるものであってもよい。
【0010】
本技術の一実施形態において、処理装置は、第1センサ及び第2センサの少なくとも一方によって検出された位置的情報に応じて、所定の動作の少なくとも一つのパラメータを修正してもよい。この場合、一例ではあるが、そのパラメータには、車両が実行する所定の動作の速度であってもよい。例えば、ユーザが車両に対して近接しているときは、ジェスチャに応じた所定の動作を車両に実行させるときに、当該動作の速度を低下させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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