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公開番号2023013481
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-26
出願番号2021117694
出願日2021-07-16
発明の名称電気接続箱
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 3/16 20060101AFI20230119BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ヒューズプラーを常時保有する電気接続箱の製造コストを下げる。
【解決手段】電気接続箱1は、合成樹脂製のフレーム2と、フレーム2に組み付けられるヒューズと、ヒューズを引き抜くためのヒューズプラー4と、を備えている。ヒューズプラー4は、フレーム2に一体成形されており、一対の脆弱部5を介してフレーム2の垂直面62に連なっている。また、ヒューズプラー4は、フレーム2の水平面61から立設した板部7の上端よりも上にばね部42が位置し、かつ、板部7をヒューズプラー4側に仮想延長した仮想延長部が一対の挟持板41間を通過する状態で垂直面62に連なっている。ヒューズプラー4を水平面61側に倒してフレーム2から分離させる際、一対の挟持板41間に板部7が位置することで、ヒューズプラー4の落下が防止される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
フレームと、該フレームに組み付けられるヒューズと、該ヒューズを前記フレームから引き抜くための治具であるヒューズプラーと、を備え、
前記フレームは、水平面と、該水平面の端から下垂した垂直面と、前記水平面から立設した板部と、を有し、
前記ヒューズプラーは、前記フレームに一体成形されており、かつ、当該ヒューズプラーを容易に分離することが可能な脆弱部を介して前記垂直面に連なっており、
前記ヒューズプラーは、一対の挟持板と、これら挟持板同士を連結したばね部と、を有し、
前記ヒューズプラーが前記フレームから分離されていない状態で、前記ばね部が前記板部の上端よりも上に位置しており、かつ、前記板部を前記ヒューズプラー側に仮想延長した仮想延長部が前記一対の挟持板間を通過する
ことを特徴とする電気接続箱。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記板部の上端に爪部が設けられており、
前記フレームから分離させた前記ヒューズプラーを前記水平面に載置して前記一対の挟持板間に前記板部を通した状態で、前記爪部が前記水平面との間に前記ヒューズプラーを位置付けることができる
ことを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記ヒューズプラーは、一方の挟持板から他方の挟持板と反対側に延びた突出部を有し、
前記フレームは、前記水平面から立設した立設部を有し、該立設部には、上下方向に延びた溝が形成されており、
前記フレームから分離させた前記ヒューズプラーを前記水平面に載置して前記一対の挟持板間に前記板部を通した状態で、前記突出部を前記立設部の前記溝内に位置付けることができる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車に搭載される電気接続箱に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電気接続箱の一例として、特許文献1には、ヒューズやリレーが組み付けられるフレームにヒューズプラー収納部を一体に設け、このヒューズプラー収納部にヒューズプラーを常時収納する電気接続箱が開示されている。前記ヒューズプラーは、樹脂成形品であり、ヒューズをフレームから引き抜くための治具である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-124561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術においては、電気接続箱の構成部品としてヒューズプラーを備えている分、部品点数や組立工数が増加し、コスト高になってしまうという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、ヒューズプラーを常時保有する電気接続箱の製造コストを下げることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電気接続箱は、フレームと、該フレームに組み付けられるヒューズと、該ヒューズを前記フレームから引き抜くための治具であるヒューズプラーと、を備え、前記フレームは、水平面と、該水平面の端から下垂した垂直面と、前記水平面から立設した板部と、を有し、前記ヒューズプラーは、前記フレームに一体成形されており、かつ、当該ヒューズプラーを容易に分離することが可能な脆弱部を介して前記垂直面に連なっており、前記ヒューズプラーは、一対の挟持板と、これら挟持板同士を連結したばね部と、を有し、前記ヒューズプラーが前記フレームから分離されていない状態で、前記ばね部が前記板部の上端よりも上に位置しており、かつ、前記板部を前記ヒューズプラー側に仮想延長した仮想延長部が前記一対の挟持板間を通過することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ヒューズプラーを常時保有する電気接続箱の製造コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明ではないが、本発明の前提となる従来の電気接続箱の平面図である。
本発明の一実施形態にかかる電気接続箱の要部を示す斜視図である。
図2の電気接続箱の平面図である。
図3のヒューズプラーの分離方法の一例を説明する図である。
図4のヒューズプラーが水平面側に倒された状態を示す図である。
図5のヒューズプラーがフレームから分離する際の移動軌跡を示す図である。
図5のヒューズプラーが脆弱部から分離して水平面に載置された状態を示す図である。
図4のフレームから分離されたヒューズプラーの斜視図である。
図8のヒューズプラーがフレーム内に収納された状態を示す斜視図である。
図9の電気接続箱の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態にかかる「電気接続箱」について、図1~10を参照して説明する。
【0010】
図1は、本発明の前提となる従来の電気接続箱の平面図である。この電気接続箱501は、フレーム502と、フレーム502に組み付けられる樹脂ブロック503a,503b,503c,503dと、これら樹脂ブロック503a,503b,503c,503dの装着部31,32に組み付けられるヒューズ、リレー等の電子部品と、フレーム502に収納されるヒューズプラーと、フレーム502の上面に組み付けられて前記電子部品等を覆うカバーと、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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