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公開番号2023013399
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-26
出願番号2021117550
出願日2021-07-16
発明の名称シャッタユニットおよび撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 9/36 20210101AFI20230119BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】専用のアクチュエータを備えることなくノーマリーオープン方式とノーマリークローズ方式とを切り替え可能な低コストのシャッタユニットを提供する。
【解決手段】シャッタユニット(1000)は、第一の羽根部材(700)と、第一の方向に付勢されている第一の駆動部材(420)と、第二の方向に付勢されている第二の駆動部材(410)と、第一の付勢部材の付勢力に抗して、第一の駆動部材を第二の方向に移動させる第一のチャージ部材(320、321)と、第二の付勢部材の付勢力に抗して、第二の駆動部材を第一の方向に移動させる第二のチャージ部材(315)と、第一のチャージ部材および第二のチャージ部材に対して駆動力を供給するモータ(340)とを有し、モータは、第一のチャージ部材が第一の駆動部材を移動させる場合、第二のチャージ部材が第二の駆動部材を移動させる場合とは反対方向に回転する。
【選択図】図3(b)
特許請求の範囲【請求項1】
開口が形成された地板と、
前記開口を遮蔽する遮蔽状態と前記開口から退避する退避状態との間を移動可能な第一の羽根部材と、
第一の付勢部材により第一の方向に付勢されている第一の駆動部材と、
第二の付勢部材により前記第一の方向とは反対の第二の方向に付勢されている第二の駆動部材と、
前記第一の駆動部材に対する前記第一の付勢部材の付勢力に抗して、前記第一の駆動部材を前記第二の方向に移動させる第一のチャージ部材と、
前記第二の駆動部材に対する前記第二の付勢部材の付勢力に抗して、前記第二の駆動部材を前記第一の方向に移動させる第二のチャージ部材と、
前記第一のチャージ部材および前記第二のチャージ部材に対して駆動力を供給するモータと、を有し、
前記モータは、前記第一のチャージ部材が前記第一の駆動部材を移動させる場合、前記第二のチャージ部材が前記第二の駆動部材を移動させる場合とは反対方向に回転することを特徴とするシャッタユニット。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第一の駆動部材は、前記第一の羽根部材と一体で移動可能であり、前記第一の羽根部材が前記退避状態から前記遮蔽状態に移動するように付勢されていることを特徴とする請求項1に記載のシャッタユニット。
【請求項3】
前記第二の駆動部材は、前記第一の駆動部材と一体移動および別体移動の両方が可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のシャッタユニット。
【請求項4】
前記第一のチャージ部材は、第一のレバーと第二のレバーとを有し、
前記第一の駆動部材を移動させる場合、前記第一のレバーと前記第二のレバーとは一体となって移動し、
前記第二のチャージ部材が前記第二の駆動部材を移動させる場合、前記第二のレバーは移動し、前記第一のレバーは移動しないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシャッタユニット。
【請求項5】
前記第一のレバーが前記第一の駆動部材を前記第二の方向に移動させる場合、前記第一のレバーと前記地板との間で作用し、
前記第一のレバーが前記第一の駆動部材を前記第二の方向に移動させる以外の場合、前記第一のレバーと前記第二のレバーとの間で作用する第四の付勢部材を有することを特徴とする請求項4に記載のシャッタユニット。
【請求項6】
前記開口を遮蔽する遮蔽状態と前記開口から退避する退避状態との間を移動可能であり、露光動作の際に前記退避状態から前記遮蔽状態へ遷移する第二の羽根部材と、
前記第二の羽根部材と一体で移動可能であり、第三の付勢部材によって、前記第二の羽根部材が前記退避状態から前記遮蔽状態へ移動する方向に付勢されている第三の駆動部材と、
前記第三の駆動部材に対する前記第三の付勢部材の付勢力に抗して、前記第三の駆動部材を移動させる第三のチャージ部材と、
前記第二のチャージ部材および前記第三のチャージ部材と連結され、前記第一のチャージ部材を作動させる第四のチャージ部材と、を有し、
前記第四のチャージ部材の歯数は、前記第二のチャージ部材および前記第三のチャージ部材のそれぞれの歯数の整数倍であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のシャッタユニット。
【請求項7】
前記第四のチャージ部材の位相を検出する第一の光学検出手段と、
前記第三のチャージ部材の位相を検出する第二の光学検出手段と、を更に有することを特徴とする請求項6に記載のシャッタユニット。
【請求項8】
前記第四のチャージ部材は、前記第一のレバーを、前記第一の駆動部材から離間させる方向に移動させるカム面を有することを特徴とする請求項6または7に記載のシャッタユニット。
【請求項9】
前記第四のチャージ部材が前記第一のレバーを前記第一の駆動部材から離間させる方向に移動させる場合、前記第二のチャージ部材は、前記第二の駆動部材を移動させる場合と同じ方向に前記モータを回転させることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載のシャッタユニット。
【請求項10】
前記第一の駆動部材を前記第一の羽根部材が前記遮蔽状態となる位置に係止させる係止部材と、
前記係止部材が前記第一の駆動部材を係止した状態から走行可能な退避状態に遷移させる第一の係止解除部材と、
前記係止部材が前記第一の駆動部材を係止した状態から走行可能な退避状態に遷移させる第二の係止解除部材と、を更に有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のシャッタユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シャッタユニットおよび撮像装置に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、撮像装置のフォーカルプレンシャッタとして、電源OFF時に開口を開いた状態であるノーマリーオープン方式の作動と、電源OFF時に開口を閉じた状態であるノーマリークローズ方式の作動とを切り替え可能なシャッタユニットが知られている。このようなシャッタユニットは、羽根を駆動する駆動部材を、羽根と連動する部材とチャージ部材によりチャージされる部材とに二体化して構成されている。
【0003】
特許文献1には、前述の二体化構成に加えて、回転子の往復回転により羽根を駆動するモータを備えることで、ノーマリーオープン方式とノーマリークローズ方式とを切り替え可能なシャッタユニットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3914112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されたシャッタユニットでは、ノーマリーオープン方式とノーマリークローズ方式とを切り替えるための専用モータを用いるため、コストが増大する。
【0006】
そこで本発明は、専用のアクチュエータを備えることなくノーマリーオープン方式とノーマリークローズ方式とを切り替え可能なシャッタユニットおよび撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としてのシャッタユニットは、開口が形成された地板と、前記開口を遮蔽する遮蔽状態と前記開口から退避する退避状態との間を移動可能な第一の羽根部材と、第一の付勢部材により第一の方向に付勢されている第一の駆動部材と、第二の付勢部材により前記第一の方向とは反対の第二の方向に付勢されている第二の駆動部材と、前記第一の駆動部材に対する前記第一の付勢部材の付勢力に抗して、前記第一の駆動部材を前記第二の方向に移動させる第一のチャージ部材と、前記第二の駆動部材に対する前記第二の付勢部材の付勢力に抗して、前記第二の駆動部材を前記第一の方向に移動させる第二のチャージ部材と、前記第一のチャージ部材および前記第二のチャージ部材に対して駆動力を供給するモータとを有し、前記モータは、前記第一のチャージ部材が前記第一の駆動部材を移動させる場合、前記第二のチャージ部材が前記第二の駆動部材を移動させる場合とは反対方向に回転する。
【0008】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、専用のアクチュエータを備えることなくノーマリーオープン方式とノーマリークローズ方式とを切り替え可能なシャッタユニットおよび撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態における撮像システムの中央断面図と電気的構成を示すブロック図である。
本実施形態におけるフォーカルプレンシャッタの斜視図である。
本実施形態におけるフォーカルプレンシャッタの分解斜視図である。
本実施形態におけるフォーカルプレンシャッタの分解斜視図である。
本実施形態におけるチャージ系部品群と地板の斜視図である。
本実施形態におけるチャージ系部品群と地板の斜視図である。
本実施形態におけるブレーキユニットの分解斜視図である。
本実施形態における先駆動レバーユニットの分解斜視図である。
本実施形態における後駆動レバーユニットの分解斜視図である。
本実施形態におけるMG地板ユニットを取り外した状態のフォーカルプレンシャッタの正面図である。
本実施形態における駆動レバーユニットとカムギア、第一係止レバーと第二係止レバーとワンウェイレバー、逆チャージレバーの関係を示すセット位相における正面図と背面図である。
本実施形態における中間カムギアによるワンウェイレバーのチャージ完了時の正面図と背面図である。
本実施形態における逆チャージレバーによる先羽根レバーのチャージ完了時の正面図と背面図である。
本実施形態におけるモータ正転時の各部品の動きと信号状況を表すカム線図である。
本実施形態におけるモータ正転時の各部品の動きと信号状況を表すカム線図である。
本実施形態におけるフォーカルプレンシャッタをチャージ系部品群側から見た側面図である。
本実施形態におけるノーマリーオープン状態を示す平面図と断面図である。
本実施形態における中間カムギアのカムが第二係止レバーの被作動部に当接を開始した状態を示す平面図である。
本実施形態における撮影待機位相に到達した状態を示す平面図である。
本実施形態における第一係止レバーの被作動部が先幕チャージカムギアのカムと当接した状態を示す平面図である。
本実施形態における第一係止レバーによる先羽根レバーの係止が解除された状態を示す平面図である。
本実施形態における先幕チャージカムギアのカムが先ブレーキレバーのカムフォロアに当接を開始した状態を示す平面図と背面図である。
本実施形態における先羽根レバーが第二係止レバーに当接を開始している状態を示す平面図と、中間カムギアのカムがワンウェイレバーのカムフォロア部に当接を開始した状態を示す断面図である。
本実施形態におけるシャッタ先幕が重畳状態から展開状態に移行完了した状態を示す平面図である。
本実施形態における先駆動レバーユニットおよび後駆動レバーユニットがセット位置に到達した状態を示す平面図である。
本実施形態における撮影待機位相で停止した状態を示す平面図である。
本実施形態における先駆動レバーユニットと先羽根レバーが走行完了した状態を示す平面図と背面図である。
本実施形態における後駆動レバーユニットが走行完了した状態を示す平面図と背面図である。
本実施形態における先幕チャージカムギアのカムが第一係止レバーの被作動部を作動させ、係止解除を行った状態を示す平面図である。
本実施形態における先幕チャージカムギアのカムが先ブレーキレバーのカムフォロアに当接を開始した状態を示す断面図と背面図である。
本実施形態における先ブレーキレバーが動作待機位置に停止し、後幕チャージカムギアのカムが後駆動レバーのローラーに当接を開始した状態を示す平面図である。
本実施形態における先駆動レバー、先羽根レバー、および後駆動レバーの各レバーがチャージ完了されたセット位置の状態を示す平面図と断面図である。
本実施形態におけるモータに逆転方向の通電が行われてから、ノーマリーオープン状態に至るまでの各部品の動きや信号状況を表すカム線図である。
本実施形態における第二係止レバーが中間カムギアのカムボトムまで移動した状態を示す平面図である。
本実施形態における中間カムギアのカムがワンウェイレバーのカムフォロアに当接し、逆チャージを開始した状態を示す平面図と断面図である。
本実施形態における逆チャージレバーの押動部が先羽根レバーのローラーに当接を開始した状態を示す平面図と断面図である。
本実施形態における逆チャージ完状態を示す平面図と断面図である。
本実施形態における先羽根レバーのローラーが逆チャージレバーの押動部から離反した状態を示す平面図と断面図である。
本実施形態における中間カムギアの強制復帰カムが逆チャージレバーに当接している状態を示す平面図と断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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