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公開番号2023013266
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-26
出願番号2021117310
出願日2021-07-15
発明の名称ワカサギ釣り用電動リール
出願人グローブライド株式会社
代理人個人,個人
主分類A01K 89/017 20060101AFI20230119BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】錘の重さが分からなくても、最適な釣糸繰り出し速度に設定することが可能なワカサギ釣り用電動リールを提供する。
【解決手段】本発明のワカサギ釣り用電動リールは、リール本体と、前記リール本体に回転可能に支持され、釣糸が巻回されるスプール23と、スプール23を正転駆動/逆転駆動する電動モータ5と、電動モータ5の駆動を制御する制御部40と、を有する。制御部40は、錘が装着された仕掛けの自由落下時の繰り出し速度を算出し、算出された繰り出し速度に基づいて最適な繰り出し速度を算出して電動モータ5を逆転駆動させることを特徴とする。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
リール本体と、
前記リール本体に回転可能に支持され、釣糸が巻回されるスプールと、
前記スプールを正転駆動/逆転駆動する電動モータと、
前記電動モータの駆動を制御する制御部と、
を有するワカサギ釣り用電動リールにおいて、
前記制御部は、錘が装着された仕掛けの自由落下時の繰り出し速度を算出し、算出された繰り出し速度に基づいて最適な繰り出し速度を算出して前記電動モータを逆転駆動させることを特徴とするワカサギ釣り用電動リール。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記スプールの回転数で特定される水深情報と、前記錘が所定の水深に到達した時間から、前記自由落下時の繰り出し速度を算出することを特徴とする請求項1に記載のワカサギ釣り用電動リール。
【請求項3】
前記制御部は、仕掛けが自由落下される毎に繰り出し速度を算出し、その自由落下後の前記電動モータの逆転駆動を、前記算出された繰り出し速度に基づいて最適な繰り出し速度を算出して制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のワカサギ釣り用電動リール。
【請求項4】
前記電動モータの最適な繰り出し速度での逆転駆動は、仕掛けを落下した後、ワカサギがいる棚の手前の所定位置から行なうことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のワカサギ釣り用電動リール。
【請求項5】
前記棚の手前の所定位置で仕掛けを一旦停止させることを特徴とする請求項4に記載のワカサギ釣り用電動リール。
【請求項6】
前記最適な速度は、前記錘が装着された仕掛けの自由落下時の繰り出し速度以下であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のワカサギ釣り用電動リール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、釣糸が巻回されるスプールを電動モータにより回転駆動させるワカサギ釣り用電動リールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、結氷した湖の上で行なうワカサギの穴釣りやワカサギのボート釣り等においては、常時釣り竿を手で保持せずにリールに短い釣り竿を取り付け、台の上に載置した状態で
釣りを行なうことができるワカサギ釣り用電動リールが提案されている。例えば、特許文献1には、電動モータ(以下、モータとも称する)を正転及び逆転駆動して、誘い操作を自動で継続的に行えるワカサギ釣り用電動リールが開示されている。このようなワカサギ釣り用電動リールでは、遊泳層(ワカサギ等がいる層であり、以下、「棚」と称する)まで仕掛けを速やかに落下し、仕掛けが所定の棚に到達した際に、モータの回転を制御して上記した誘い操作を行なうことが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-030238号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記したワカサギ釣り用電動リールは、仕掛けを放出する際、及び、棚でワカサギの誘い操作(シャクリ操作)をする際、モータの回転を制御することで、釣糸の繰り出しが行うことができる。このようなモータによる釣糸の繰り出しに際しては、スプールの繰り出し速度(逆転速度)が実際の釣糸の繰り出し速度よりも速くなると、バックラッシュ現象が生じてしまう。
【0005】
このバックラッシュ現象は、実釣時に錘を軽いものに交換した際に起こり易い。すなわち、釣り人は、錘の重さに応じて釣糸繰り出し時のモータの回転速度の設定を適正値に変える必要があるが、このような設定変更操作は煩わしく、設定変更操作をしないと、軽い錘に変更した際にスプールが過回転となってバックラッシュし易くなる。また、棚でシャクリ操作をモータの制御で行なう際にも、適切な回転速度で制御しないと、バックラッシュが生じ易い。更に、錘の重さに適したモータの回転速度を設定しても、水流等の影響により、その設定速度ではバックラッシュが生じてしまうことがある。
【0006】
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、錘の重さが分からなくても、最適な釣糸繰り出し速度に設定することが可能なワカサギ釣り用電動リールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するために、本発明のワカサギ釣り用電動リールは、リール本体と、前記リール本体に回転可能に支持され、釣糸が巻回されるスプールと、前記スプールを正転駆動/逆転駆動する電動モータと、前記電動モータの駆動を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、錘が装着された仕掛けの自由落下時の繰り出し速度を算出し、算出された繰り出し速度に基づいて最適な繰り出し速度を算出して前記電動モータを逆転駆動させることを特徴とする。
【0008】
上記した構成によれば、仕掛けを自由落下させた際の繰り出し速度は、バックラッシュが生じないことから、この繰り出し速度を算出する。そして、その後、電動モータの逆転駆動で仕掛けを繰り出す際には、算出された繰り出し速度に基づいて最適な速度で電動モータを制御するため、電動モータの逆転駆動で仕掛けを繰り出す際、仕掛けの錘の重さが分からなくても、バックラッシュが生じることはない。
【0009】
なお、上記した構成において、最適な繰り出し速度は、仕掛けを自由落下させた際の繰り出し速度に基づいて決定され、電動モータを逆転駆動させた際に、仕掛けが落下する速度である。例えば、仕掛けを自由落下させた際の繰り出し速度に対して、それ以下の繰り出し速度となるように電動モータの逆転駆動を制御することで、バックラッシュの発生を確実に防止することが可能となる。また、最適な繰り出し速度での電動モータの逆転駆動は、例えば、スプールをフリー回転可能な状態(クラッチOFF)で自由落下させ、所定の深さ(棚)になった後にクラッチON状態にして行う場合、或いは、自由落下させた後に一旦仕掛けを回収し、その次の仕掛け投入を電動モータで行なう場合等が考えられる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、錘の重さが分からなくても、最適な釣糸繰り出し速度に設定することが可能なワカサギ釣り用電動リールが得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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