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公開番号2023013160
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-26
出願番号2021117133
出願日2021-07-15
発明の名称リールシート
出願人グローブライド株式会社
代理人個人,個人
主分類A01K 87/06 20060101AFI20230119BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】遊動フード及びナット部材の外径を大きくすることなく、簡易な構造でクリック音を発生するクリック機構を組み込んだリールシートを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のリールシートは、リール脚載置部と、竿杆の後端部分が嵌合、固定される開口孔が形成された筒状部とを備えたシート本体を有する。シート本体は、軸方向に移動してリール脚載置部に載置されたリール脚を固定する遊動フード60と、遊動フード60を回り止めした状態で軸方向に移動させるように遊動フードに嵌合するナット部材70と、遊動フード60とナット部材70の嵌合領域に設けられるクリック機構80とを備えている。クリック機構80は、ナット部材の内周面に形成され、クリック音を発生させる凹凸82と、遊動フードの外周面に形成され、凹凸82と係合する頂部90aを備えた板バネ90を設置する円弧状の凹所84とを備えている。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
魚釣用リールのリール脚を載置するリール脚載置部と、竿杆の後端部分が嵌合、固定される開口孔が形成された筒状部とを備えたシート本体を有するリールシートにおいて、
前記シート本体は、軸方向に移動して前記リール脚載置部に載置されたリール脚を固定する遊動フードと、前記遊動フードを回り止めした状態で軸方向に移動させるように前記遊動フードに嵌合するナット部材と、前記遊動フードとナット部材の嵌合領域に設けられるクリック機構とを備えており、
前記クリック機構は、前記ナット部材の内周面に形成され、クリック音を発生させる凹凸と、前記遊動フードの外周面に形成され、前記凹凸と係合する頂部を備えた板バネを設置する円弧状の凹所とを備えていることを特徴とするリールシート。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記板バネと円弧状の凹所は、前記円弧状の凹所内に前記板バネを設置した際、板バネの端面と凹所の内壁との間に隙間が生じるように形成されており、
前記ナット部材を回転操作した際、前記板バネは、前記凹凸と頂部の弾発係合によって押さえ付けられ、その端面が前記凹所の内壁に当て付くことを特徴とする請求項1に記載のリールシート。
【請求項3】
前記凹所には、前記板バネが配設された際、板バネが径方向外方へ抜けないように、凹所の内壁に傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のリールシート。
【請求項4】
前記板バネの頂部は、前記ナット部材の凹凸面に対して曲率半径が大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のリールシート。
【請求項5】
前記板バネの厚さTは、0.15mm~0.5mmに形成されており、前記凹所が形成される円周方向の範囲θは、50°~120°、凹所の深さDは、0.5mm~1.5mmであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のリールシート。
【請求項6】
上記した請求項1から5のいずれか1項に記載のリールシートを固着したことを特徴とする釣竿。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リールが装着される各種の釣竿に取り付けられ、リールを装着、固定するのに用いられるリールシートに関し、詳細には、遊動フードを移動させる際にクリック音を発生するリールシートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、リールを使用する釣竿の元竿杆の外周面に、筒状のリールシートを固定することが知られている。一般的にこのようなリールシートは、リール脚載置部の軸方向一端側に固定フードが設けられ、軸方向他端側に遊動フードが設けられた構造となっている。前記遊動フードはナット部材と回り止め係合しており、ナット部材を回転操作することで、遊動フードを固定フードに対して接近/離間させる構造となっている。
【0003】
上記した構造のリールシートには、ナット部材を回転操作した際、クラック音を発生させるクリック機構を設けたものが知られている。例えば、特許文献1には、ナット部材とリールシートとの間に、板バネを取り付けた支持部材を配設したクリック機構が開示されており、特許文献2には、ナット部材とリールシートとの間にコイルスプリングとボールパーツを取り付けた支持部材を配設したクリック機構が開示されている。いずれの構成も、ナット部材の内面に板バネ及びボールパーツが弾性係合する凹凸が周方向に亘って形成されており、ナット部材を回転操作することで、クリック音が生じるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-342123号
特開2001-145439号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のクリック機構は、ナット部材とリールシートとの間に弾性部材を取り付けるための支持部材を配設する構造であるため、遊動フードの外径が太くなってしまい、外観が低下すると共に機能的にも好ましくはない。この場合、遊動フードの外径を抑えようとすると、スクリュー外径を小さくする必要があり、使用できる範囲に制限がある。また、ボールパーツをコイルスプリングで付勢する構造は、部品点数が多く、コストも高くなり、構造的に不安定で故障などが生じ易い。
【0006】
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、遊動フード及びナット部材の外径を大きくすることなく、簡易な構造でクリック音を発生するクリック機構を組み込んだリールシートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するために、本発明に係るリールシートは、魚釣用リールのリール脚を載置するリール脚載置部と、竿杆の後端部分が嵌合、固定される開口孔が形成された筒状部とを備えており、前記シート本体は、軸方向に移動して前記リール脚載置部に載置されたリール脚を固定する遊動フードと、前記遊動フードを回り止めした状態で軸方向に移動させるように前記遊動フードに嵌合するナット部材と、前記遊動フードとナット部材の嵌合領域に設けられるクリック機構とを備えており、前記クリック機構は、前記ナット部材の内周面に形成され、クリック音を発生させる凹凸と、前記遊動フードの外周面に形成され、前記凹凸と係合する頂部を備えた板バネを設置する円弧状の凹所とを備えていることを特徴とする。
【0008】
上記したリールシートのクリック機構は、遊動フードとナット部材の嵌合領域に設けられており、クリック機構は、ナット部材の内周面に形成された凹凸と係合する頂部を備えた板バネを有している。この板バネは、遊動フードの嵌合領域の外周面に形成された円弧状の凹所に設置する構成であることから、従来のように、別途、支持部材を設ける必要が無く、また、凹所に設置した板バネの弾性によってクリック音を生じさせる構成であるため、構造が簡単で、遊動フード及びナット部材の外径を大きくすることもない。
【0009】
そして、上記した構成のリールシートは、各種の釣竿の竿杆(元竿杆)の外周面に固定することが可能である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、遊動フード及びナット部材の外径を大きくすることなく、簡易な構造でクリック音を発生するクリック機構を組み込んだリールシート、及び、そのようなリールシートが装着された釣竿が得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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