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公開番号
2023012991
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-01-26
出願番号
2021116825
出願日
2021-07-15
発明の名称
撮像装置
出願人
株式会社シグマ
代理人
主分類
H04N
23/65 20230101AFI20230119BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 AF処理に影響せず効果的に動画撮影時の消費電力を削減可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】 撮像素子から受信した動画像の画像信号を所定のフレームレートで画像処理回路に転送可能なFPGAを有する撮像装置において、FPGAは通信回路ブロック及びAF処理ブロックの駆動状況に応じてPLL回路ブロックの駆動を停止し、画像処理回路は1フレーム分の画像信号の転送完了から所定の待機期間の経過後、FPGAに対してPLL回路ブロックの駆動再開を指示し、画像処理回路は1フレーム分の画像信号のFPGAへの転送開始から画像処理回路への転送完了までのフレーム転送期間とAF処理ブロックにおける演算処理の開始から終了までのAF処理期間のうちいずれが早く終了するのかを検知し、それぞれ異なる計算式を用いて駆動停止期間を算出する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
撮像素子から受信した動画像の画像信号を所定のフレームレートで画像処理回路に高速転送可能な中間デバイスとしてFPGA(Field-Programmable Gate Array)を有する撮像装置において、
前記FPGAは、少なくとも、前記撮像素子と前記画像処理回路との間で画像信号の送受信を行う通信回路ブロックと、受信した画像信号に所定の画像処理を行う画像処理ブロックと、受信した画像信号を用いてオートフォーカスに関する演算処理を行うAF処理ブロックと、前記通信回路ブロックと前記画像処理ブロックと前記AF処理ブロックに対して高速クロック信号を出力するPLL回路ブロックとを有し、
前記FPGAは、前記通信回路ブロック及び前記AF処理ブロックの駆動状況に応じて前記PLL回路ブロックの駆動を停止し、
前記画像処理回路は、1フレーム分の画像信号の転送完了から所定の待機期間の経過後、前記FPGAに対して前記PLL回路ブロックの駆動再開を指示して前記PLL回路ブロックの駆動停止期間を終了させ、
前記画像処理回路は、1フレーム分の画像信号の前記FPGAへの転送開始から前記画像処理回路への転送完了までのフレーム転送期間と、前記AF処理ブロックにおける演算処理の開始から終了までのAF処理期間のうち、いずれが早く終了するのかを検知し、それぞれ異なる計算式を用いて前記駆動停止期間を算出すること特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記FPGAは、前記通信回路ブロックにおける1フレーム分の画像信号の転送処理と、前記AF処理ブロックにおけるAF処理とがいずれも完了していることを検知することで前記PLL回路ブロックの駆動を停止することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記画像処理回路は、前記待機期間として、少なくとも、1フレーム分の画像信号の前記画像処理回路への転送完了から次フレームの画像信号の前記FPGAへの転送開始までのフレーム転送休止期間と、前記PLL回路ブロックの安定化に要する期間とに基づいて算出されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、動画像を撮影可能で消費電力を低減可能な撮像装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、画像処理の中間デバイス(FPGA)を有する撮像装置において、FPGAから後段の画像処理デバイス(DSP)に撮影画像データを伝送するシリアル通信の際に、高速伝送を可能にするための高速クロック信号を生成する手段としてPLL回路(Phase-loocked loop回路)を用いる手法がある。
【0003】
しかしながら、PLL回路は一般に消費電力が大きいため、PLL回路を適切に制御することで消費電力を抑えることが望まれていた。
【0004】
例えば、特許文献1に開示の発明では、撮像素子と、中間デバイスと、画像処理デバイスを有し、撮像素子が連続して複数の画像信号を取得することで動画像を得る撮像装置において、中間デバイスは、クロック信号の速度の調整を行うPLL回路と、撮影された画像信号の中間デバイスへの伝送開始と伝送完了をPLL回路に知らせる同期信号生成回路と、PLL回路が調整したクロック信号で、画像処理デバイスと高速シリアル通信を行う高速シリアル送信回路と、を有し、PLL回路は、撮像素子が撮影した動画像の画像信号のうち、1枚分の画像信号の伝送が完了後に稼働を停止する休止期間を有し、PLL回路の休止期間は、連続した複数の画像信号の取得における所定のフレームレートに対して予め設定された時間であり、中間デバイスは、所定のフレームレートを与えられることで独立的にPLL回路の停止及び起動を行う構成としている。
【0005】
この発明によれば、動画像撮影時において、撮影画像信号の処理効率を下げることなく、消費電力を抑制した撮像装置を提供することができる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許6042676号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一方で、近年、自動合焦(AF)機能強化のニーズに対応するために、撮像素子内に像面位相差検出用の画素を搭載したデジタルカメラが一般化してきている。それに伴い、像面位相差AFの処理を担うDSP側の負担が増加している。そのため、後段のDSPで行っていた処理の一部を前段のFPGA側に移管することで、DSP側の負荷をFPGA(Field-Programmable Gate Array)と分担して行うように構成することが望まれる。
【0008】
このような、処理の一部(AF処理)をFPGAで担当する構成とした場合も、引き続きPLL回路の電力消費の低減は必要である。このような構成の場合、画像転送のブランキング期間中であってもAF処理用の回路ブロックが動作しているケースが起こりうる。そのため、特許文献1に開示されているように、画像転送の休止期間中にPLL回路を停止する制御をしてしまうと、AF処理中のPLL回路まで停止してしまい、誤動作につながるという問題点があった。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、AF処理に影響せず効果的に動画撮影時の消費電力を削減可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明を実施の撮像装置は、撮像素子から受信した動画像の画像信号を所定のフレームレートで画像処理回路に高速転送可能な中間デバイスとしてFPGA(Field-Programmable Gate Array)を有する撮像装置において、FPGAは、少なくとも、撮像素子と画像処理回路との間で画像信号の送受信を行う通信回路ブロックと、受信した画像信号に所定の画像処理を行う画像処理ブロックと、受信した画像信号を用いてオートフォーカスに関する演算処理を行うAF処理ブロックと、通信回路ブロックと画像処理ブロックとAF処理ブロックに対して高速クロック信号を出力するPLL回路ブロックとを有し、FPGAは、通信回路ブロック及びAF処理ブロックの駆動状況に応じてPLL回路ブロックの駆動を停止し、画像処理回路は、1フレーム分の画像信号の転送完了から所定の待機期間の経過後、FPGAに対してPLL回路ブロックの駆動再開を指示してPLL回路ブロックの駆動停止期間を終了させ、画像処理回路は、1フレーム分の画像信号のFPGAへの転送開始から画像処理回路への転送完了までのフレーム転送期間と、AF処理ブロックにおける演算処理の開始から終了までのAF処理期間のうち、いずれが早く終了するのかを検知し、それぞれ異なる計算式を用いて駆動停止期間を算出すること特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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