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公開番号
2023010134
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-01-20
出願番号
2021114041
出願日
2021-07-09
発明の名称
電力変換装置
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02M
7/49 20070101AFI20230113BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】中性点の電位変動を抑制可能な電力変換装置の提供。
【解決手段】一対の直流端子の間に直列に接続された第1コンデンサ及び第2コンデンサと、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサの間の中性点と前記一対の直流端子とに接続された複数の3レベルインバータを有し、前記複数の3レベルインバータの出力が直列に多重接続された多重インバータ回路と、前記第1コンデンサ及び前記第2コンデンサのうち、一方のコンデンサの電圧を、前記複数の3レベルインバータのうちの第1グループの3レベルインバータから出力させ、前記一方のコンデンサの電圧に重ねる他方のコンデンサの電圧を、前記一方のコンデンサの電圧と同じ極性で前記複数の3レベルインバータのうちの第2グループの3レベルインバータから出力させる制御装置と、を備える、電力変換装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
一対の直流端子の間に直列に接続された第1コンデンサ及び第2コンデンサと、
前記第1コンデンサと前記第2コンデンサの間の中性点と前記一対の直流端子とに接続された複数の3レベルインバータを有し、前記複数の3レベルインバータの出力が直列に多重接続された多重インバータ回路と、
前記第1コンデンサ及び前記第2コンデンサのうち、一方のコンデンサの電圧を、前記複数の3レベルインバータのうちの第1グループの3レベルインバータから出力させ、前記一方のコンデンサの電圧に重ねる他方のコンデンサの電圧を、前記一方のコンデンサの電圧と同じ極性で前記複数の3レベルインバータのうちの第2グループの3レベルインバータから出力させる制御装置と、を備える、電力変換装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、
前記第1コンデンサの正電圧を前記第1グループの3レベルインバータから出力させ、前記第1コンデンサの正電圧に重ねる前記第2コンデンサの正電圧を前記第2グループの3レベルインバータから出力させ、
前記第2コンデンサの正電圧を前記第1グループの3レベルインバータから出力させ、前記第2コンデンサの正電圧に重ねる前記第1コンデンサの正電圧を前記第2グループの3レベルインバータから出力させ、
前記第1コンデンサの負電圧を前記第1グループの3レベルインバータから出力させ、前記第1コンデンサの負電圧に重ねる前記第2コンデンサの負電圧を前記第2グループの3レベルインバータから出力させ、
前記第2コンデンサの負電圧を前記第1グループの3レベルインバータから出力させ、前記第2コンデンサの負電圧に重ねる前記第1コンデンサの負電圧を前記第2グループの3レベルインバータから出力させる、
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記第1グループの3レベルインバータは、前記複数の3レベルインバータのうちの奇数段目の3レベルインバータであり、
前記第2グループの3レベルインバータは、前記複数の3レベルインバータのうちの偶数段目の3レベルインバータである、
請求項1又は2に記載の電力変換装置。
【請求項4】
多重数が偶数の場合、前記第1グループの3レベルインバータの数は、前記第2グループの3レベルインバータの数と等しい、請求項1から3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
【請求項5】
多重数が奇数の場合、前記第1グループの3レベルインバータと前記第2グループの3レベルインバータとの個数差は、1である、請求項1から3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記制御装置は、前記複数の3レベルインバータの各々を、前記第1グループの3レベルインバータとするのか前記第2グループの3レベルインバータとするのかを切り替える、請求項1から5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、再生可能エネルギーの普及が進んでおり、多くの風力発電機を備えた大規模なウィンドファームも建設されている。風力発電機は、発電した電力を一旦直流に変換するコンバータと、その直流を交流に変換するインバータとを備え、さらにインバータによって発生する高調波電流を除去する高調波フィルタを備えている。しかしながら、高調波フィルタを備えた風力発電機が電力系統に連系されると、高調波フィルタのキャパシタンスと電力系統や変圧器のインダクタンスとによる共振が発生し、出力電圧が不安定になる場合がある。
【0003】
図1は、特許文献1に開示された共振抑制装置の構成図である。特許文献1には、高調波制御機能の一つとして共振抑制機能を備えた共振抑制装置(STATCOM:Static Synchronous Compensator)が提案されている。この共振抑制装置は、系統電圧v及び/又は風力発電機の出力電流i1の高調波成分にゲインを乗算して電流指令値i
*
を演算し、電流指令値i
*
とインバータ出力電流iとの偏差を検出して電流制御部へ入力する。電流制御部は、その偏差に対応した電圧指令値v
*
を出力し、電力系統に並列に接続されたインバータは、電圧指令値v
*
に応じた補償電流iを電力系統に供給することで、電力系統の高調波を抑制する。
【0004】
一方、STATCOMのような電力系統に接続される高電圧大容量の電力変換装置では、複数のインバータを直列または並列に接続して多重化する構成を採用することが多い。この構成によって、出力の高電圧化と大電流化を図ると共に、出力高調波の低減という利点がある。このうち、インバータを直列に多重接続する方式は、出力電圧波形のレベルの自由度が高いため、高調波電流を出力する用途に適している。また、直列数に応じて搬送波の周波数を下げることが可能で、半導体スイッチで発生するスイッチング損失を低減できる。
【0005】
直列に多重接続するインバータに、中性点クランプ式の3レベルインバータを採用する構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6164291号公報
特許第6178433号公報
【非特許文献】
【0007】
嶋村他、"NPCインバータの直流入力コンデンサ電圧の平衡化制御"、電気学会半導体電力変換研究会資料SPC-91-37
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、3レベルインバータは、直流電源回路の中性点に電流が流れる動作モードによっては、中性点電位が変動する。中性点電位が変動すると、半導体スイッチへの過大な電圧印加を招くおそれがある。
【0009】
本開示は、中性点の電位変動を抑制可能な電力変換装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の一態様では、
一対の直流端子の間に直列に接続された第1コンデンサ及び第2コンデンサと、
前記第1コンデンサと前記第2コンデンサの間の中性点と前記一対の直流端子とに接続された複数の3レベルインバータを有し、前記複数の3レベルインバータの出力が直列に多重接続された多重インバータ回路と、
前記第1コンデンサ及び前記第2コンデンサのうち、一方のコンデンサの電圧を、前記複数の3レベルインバータのうちの第1グループの3レベルインバータから出力させ、前記一方のコンデンサの電圧に重ねる他方のコンデンサの電圧を、前記一方のコンデンサの電圧と同じ極性で前記複数の3レベルインバータのうちの第2グループの3レベルインバータから出力させる制御装置と、を備える、電力変換装置が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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