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公開番号
2023010084
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-01-20
出願番号
2021113910
出願日
2021-07-09
発明の名称
スパークプラグ
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
個人
主分類
H01T
13/20 20060101AFI20230113BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】主体金具に応力が発生することを抑制できる技術を提供する。
【解決手段】軸線方向に延びる軸孔が形成された絶縁体と、軸孔に配置され、自身の先端部が軸孔の先端側に突出する中心電極と、絶縁体を内周側に保持し、外周面にネジ部が形成された筒状の主体金具と、一端部が主体金具に設けられた貫通孔に固定され、他端部が中心電極の先端部との間で放電ギャップを形成する接地電極と、を備えるスパークプラグであって、ネジ部は、貫通孔よりも軸線方向の後端側に位置する第1ネジ部と、貫通孔よりも軸線方向の先端側に位置する第2ネジ部と、を有し、主体金具は、第1ネジ部と第2ネジ部との間に位置してネジ山が全周に亘って形成されていない非ネジ部を有し、非ネジ部に貫通孔が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
軸線方向に延びる軸孔が形成された絶縁体と、
前記軸孔に配置され、自身の先端部が前記軸孔の先端側に突出する中心電極と、
前記絶縁体を内周側に保持し、外周面にネジ部が形成された筒状の主体金具と、
一端部が前記主体金具に設けられた貫通孔に固定され、他端部が前記中心電極の前記先端部との間で放電ギャップを形成する接地電極と、
を備えるスパークプラグであって、
前記ネジ部は、前記貫通孔よりも前記軸線方向の後端側に位置する第1ネジ部と、前記貫通孔よりも前記軸線方向の先端側に位置する第2ネジ部と、を有し、
前記主体金具は、前記第1ネジ部と前記第2ネジ部との間に位置してネジ山が全周に亘って形成されていない非ネジ部を有し、
前記非ネジ部に前記貫通孔が設けられていることを特徴とする、スパークプラグ。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のスパークプラグにおいて、
前記軸線方向において、前記第2ネジ部の長さは、前記第1ネジ部の長さよりも短いことを特徴とする、スパークプラグ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のスパークプラグにおいて、
前記第1ネジ部、前記第2ネジ部および前記非ネジ部は、一体に形成されていることを特徴とする、スパークプラグ。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のスパークプラグにおいて、
前記非ネジ部の外径は、前記ネジ部の谷径よりも小さいことを特徴とする、スパークプラグ。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のスパークプラグにおいて、
前記非ネジ部の平均肉厚は、前記ネジ部の有効径の8%以上であることを特徴とする、スパークプラグ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、スパークプラグに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
内燃機関に用いる点火用のスパークプラグとして、エンジンヘッドに取り付けられて、中心電極の先端と接地電極との間で火花放電を発生させるスパークプラグが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載のスパークプラグでは、主体金具において径方向に貫通する貫通孔が形成されており、径方向に沿って延びる棒状の接地電極が、その貫通孔に挿入されて固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-046660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のスパークプラグでは、接地電極を固定するための貫通孔が主体金具の周方向の一箇所に形成されるとともに、貫通孔よりも軸線方向の先端側にも主体金具の雄ネジが形成されている。このため、貫通孔が形成された領域は、雄ネジが形成されていないためエンジンヘッドの雌ネジと離間しており、冷却されにくい。この結果、貫通孔が形成された軸線方向の位置において、周方向において温度差が生じることに起因して熱膨張の度合いに差が生じてしまい、主体金具が曲がるような応力が発生するおそれがあった。このため、主体金具に応力が発生することを抑制できる技術が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することができる。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば、スパークプラグが提供される。このスパークプラグは、軸線方向に延びる軸孔が形成された絶縁体と、前記軸孔に配置され、自身の先端部が前記軸孔の先端側に突出する中心電極と、前記絶縁体を内周側に保持し、外周面にネジ部が形成された筒状の主体金具と、一端部が前記主体金具に設けられた貫通孔に固定され、他端部が前記中心電極の前記先端部との間で放電ギャップを形成する接地電極と、を備えるスパークプラグであって、前記ネジ部は、前記貫通孔よりも前記軸線方向の後端側に位置する第1ネジ部と、前記貫通孔よりも前記軸線方向の先端側に位置する第2ネジ部と、を有し、前記主体金具は、前記第1ネジ部と前記第2ネジ部との間に位置してネジ山が全周に亘って形成されていない非ネジ部を有し、前記非ネジ部に前記貫通孔が設けられていることを特徴とする。この形態のスパークプラグによれば、主体金具は、第1ネジ部と第2ネジ部との間に位置してネジ山が全周に亘って形成されていない非ネジ部を有し、非ネジ部に貫通孔が設けられているので、主体金具は、貫通孔が形成された軸線方向の位置において全周に亘ってエンジンヘッドの雌ネジと離間する。この結果、周方向において温度差が生じることを抑制できるので、熱膨張の度合いに差が生じることを抑制でき、この結果、主体金具に応力が発生することを抑制できる。
【0007】
(2)上記形態のスパークプラグにおいて、前記軸線方向において、前記第2ネジ部の長さは、前記第1ネジ部の長さよりも短くてもよい。この形態のスパークプラグによれば、軸線方向において第2ネジ部の長さが第1ネジ部の長さよりも短いので、より高温になりやすい軸線方向先端側に非ネジ部が形成される構成において、周方向の温度差を抑制でき、この結果、応力の発生を効果的に抑制できる。
【0008】
(3)上記形態のスパークプラグにおいて、前記第1ネジ部、前記第2ネジ部および前記非ネジ部は、一体に形成されていてもよい。この形態のスパークプラグによれば、第1ネジ部、第2ネジ部および非ネジ部が一体に形成されているので、第1ネジ部と第2ネジ部との位相がずれることを抑制できる。この結果、第1ネジ部と第2ネジ部との位相を合わせるために主体金具の製造工程が複雑化することを抑制できる。
【0009】
(4)上記形態のスパークプラグにおいて、前記非ネジ部の外径は、前記ネジ部の谷径よりも小さくてもよい。この形態のスパークプラグによれば、非ネジ部の外径がネジ部の谷径よりも小さいので、スパークプラグをエンジンヘッドに組み付ける際に、エンジンヘッドの雌ネジによって非ネジ部が削れることを抑制できる。
【0010】
(5)上記形態のスパークプラグにおいて、前記非ネジ部の平均肉厚は、前記ネジ部の有効径の8%以上であってもよい。この形態のスパークプラグによれば、非ネジ部の平均肉厚がネジ部の有効径の8%以上であるので、非ネジ部の強度が過度に低下することを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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