TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2023009897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-20
出願番号2021113553
出願日2021-07-08
発明の名称画像処理システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G06V 30/12 20220101AFI20230113BHJP(計算;計数)
要約【課題】 紙帳票をスキャンして電子化し、その記載内容に基づいて、電子化した経理/会計情報を経理/会計ソフトに送信する画像処理システムにおいて、紙帳票の項目ごとの金額等の情報と、紙帳票の合計金額など、所与の計算結果とを比較して検算する検算処理で税率計算など小数点を伴う値を計算する必要がる場合に、その小数点の端数処理によって、検算結果が正しいか否かの判定結果が異なる。しかしながら、結果を正しく検算するには端数処理の種類を手動で指定しなければならなかった。
【解決手段】 本発明の画像処理システムは、複数の電子化した経理/会計情報をもとに、どのような端数処理が採用されているかを学習する。さらに、その端数処理の学習結果と紙帳票をスキャンして電子化し、その記載内容に基づいて電子化した経理/会計情報を使った検算処理において、上記学習した端数処理を用いて検算処理を行う。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
帳票画像の文字認識処理を行い(S508)、
帳票画像の文字認識結果を構造化し(S509)、
上記、構造化された帳票画像の文字認識結果を用いて、所与の合算値を得て(S520-3)、
端数処理の種類を少なくとも過去の帳票の文字認識結果を用いた学習結果から特定し(S510-4、S700)、
さらに、上記構造化された情報と端数処理の種類をもとに合算値の計算行い(S510-6)、
そして、上記合算値の計算結果と、所与の合算値とを比較して、帳票画像の文字認識結果の数値の信頼性を判定する(S510-8)ことを特徴とする画像処理システム。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
請求項1の帳票画像の文字認識結果を構造化する処理は、一つ以上の項目の金額や税額を特定し、その項目の要素毎の文字認識結果を特定することで構造化されたデータを生成することを特徴とする画像処理システム。
【請求項3】
請求項1の端数処理の種類を少なくとも過去の帳票の文字認識結果を用いた学習結果から特定する処理は(S510-4、S700)、請求項1の合算値の計算結果の端数が一定値の閾値を上回るか下回るかの判定を含み、更に上記判定をもとに、端数処理の種類を特定し、それをもって学位驟雨結果として保存することを含むことを特徴とする画像処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スキャナやMFPやスマートフォンなどの画像読み取り装置が生成する画像の情報抽出手法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、紙帳票を撮像またはスキャン(以下、まとめてスキャンとする)して電子化し、該帳票の記載内容に基づいて電子データを生成する技術がある。生成する電子データの一例として、見積書などの経理、会計帳票から、帳票の中の明細の金額や合計金額を抽出する技術がある。この技術は、帳票画像から文字認識処理を実行し、その認識結果に基づいて生成された文字情報をもとに実現される。さらに上記技術は、生成された金額などの情報をユーザーに認識結果として示し、ユーザーによって確認された情報を経理や会計ソフトに入力する情報に変換される。以上のような技術によって、ユーザーが紙帳票に含まれる経理、会計情報を手作業で経理会計ソフトに転記する作業を簡便にする。
【0003】
さらに、帳票画像の文字認識結果に間違いがあった場合にも、検算をして間違いを判定し、これを修正、ないしユーザーに上記認識結果の確認を促す技術が従来からある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-117527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の手法では、金額などの端数処理が必要な場合に、正しく検算処理を行えないという課題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、金額などの文字認識結果に間違いがないかどうかを、帳票画像中に含まれる文字認識結果からあらかじめ検算し、文字認識結果の信頼性を判定する技術を備えた画像処理システムを提供することを目的とする。
【0007】
特に検算の際に起こる小数点の扱いに係る特許であり、業務慣例などによって異なる小数点の扱い(端数処理)を学習することで、文字認識結果の間違いの可能性がある場合と、業務の慣例の違いによる差異なのかを判定する技術にかかる件である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像処理システムは、帳票画像の文字認識処理を行い(S508)、帳票画像の文字認識結果を構造化し(S509)、上記、構造化された帳票画像の文字認識結果を用いて、所与の合算値を得て(S520-3)、端数処理の種類を少なくとも過去の帳票の文字認識結果を用いた学習結果から特定し(S510-4、S700)、さらに、上記構造化された情報と端数処理の種類をもとに合算値の計算行い(S510-6)、そして、上記合算値の計算結果と、所与の合算値とを比較して、帳票画像の文字認識結果の信頼性を判定する(S510-8)ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明を適用することによって、経理や会計の業務で重要な金額など数値の文字認識結果に対して、端数処理を考慮した検算を行うことができる。
【0010】
これによって、業務の慣例等の違いによる端数処理が原因の差異なのかを判定し、金額などの経理や会計の業務で重要な金額の値の信頼性を判定できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
デジタル認証システム
25日前
個人
改善会議システム
19日前
個人
パーソナルコンピューター
15日前
凸版印刷株式会社
メタルカード
8日前
株式会社東京
情報提供方法
5日前
個人
広告装置
今日
個人
広告装置
今日
キーコム株式会社
花火プリンター
12日前
株式会社大野
遺骨合祀システム
15日前
凸版印刷株式会社
ICモジュール基板
12日前
凸版印刷株式会社
金属製指紋認証カード
8日前
学校法人早稲田大学
触覚提示装置
25日前
株式会社サタケ
穀物乾燥機の選定システム
25日前
株式会社ノンピ
情報処理装置
12日前
個人
価値評価システム
14日前
株式会社アクト
投票システム
5日前
株式会社日立国際電気
通信システム
15日前
アイリスオーヤマ株式会社
調理装置
15日前
個人
広告装置およびプログラム
20日前
個人
取引システム、取引方法及びプログラム
8日前
個人
商品管理システム及びプログラム
20日前
富士通株式会社
異常検出
20日前
株式会社クラハシ
水産物の売買システム
15日前
株式会社SLA
太陽光発電装置管理システム。
20日前
個人
勤怠管理機能を有する勤怠情報連携ソフト
18日前
トヨタ自動車株式会社
方法
今日
キヤノン株式会社
電子機器および制御方法
19日前
株式会社シグマ
メモリ制御装置、携帯型電子機器
15日前
有限会社となりィ経営システム
住所補正システム
20日前
凸版印刷株式会社
帳票管理装置
1日前
富士通株式会社
計算機および計算方法
20日前
KDDI株式会社
情報処理方法
20日前
スリーフィールズ株式会社
作業判別システム
15日前
ルーツ株式会社
自動車売買促進サーバ
25日前
KDDI株式会社
情報処理方法
25日前
KDDI株式会社
決済処理方法
今日
続きを見る