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公開番号2023009739
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-01-20
出願番号2021113261
出願日2021-07-08
発明の名称スピーカユニット
出願人ヤマハ株式会社
代理人個人
主分類H04R 1/22 20060101AFI20230113BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 スピーカユニットにおいて、特定の帯域を対象とした高精細な音圧周波数特性の調整を可能にする。
【解決手段】 ヘッドホンドライバ100は、フレーム145に支持された振動板110と、フレーム145に外周部151が支持されたプレート150とを含む。プレート150は、当該プレート150と振動板110との間に外周部151により閉塞された空間BSを有し、中央に開口部152を有し、開口部152のエッジと外周部151との距離Lが8mm~42mmの範囲である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フレームに支持された振動板と、
前記フレームに外周部が支持されたプレートと
を含むスピーカユニットであって、
前記プレートは、
当該プレートと前記振動板との間に前記外周部により閉塞された空間を有し、中央に開口部を有し、前記開口部のエッジと前記外周部との距離が8mm~42mmの範囲である
スピーカユニット。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記開口部のエッジと前記外周部との距離が前記プレートの中心廻りの角度により異なる請求項1に記載のスピーカユニット。
【請求項3】
外来物の接触から前記振動板を保護する保護部が前記開口部に設けられた請求項1または2に記載のスピーカユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、ヘッドホン等に好適なスピーカユニットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1~3にはヘッドホンの音圧周波数特性を調整するための技術が開示されている。特許文献1に開示された技術では、ほぼ全域に亙って正面音孔の形成されたイコライザがヘッドホンの振動板の前面に配され、このイコライザと振動板との間に音響補正を行う側音孔が設けられる。また、特許文献2に開示された技術では、高音域の特性を調整するイコライザが振動板の前面に配置される。この特許文献2の技術においても、イコライザのほぼ全域に亙って音孔が設けられる(第1図参照)。また、特許文献3に開示された技術では、音響ユニットに対向し、かつ、ユーザの耳に接近した位置に音響イコライザが配置される。この音響イコライザには、孔と、不織布により覆われた孔が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実願昭55-123969号のマイクロフィルム(実開昭57-48777号公報)
【0004】
特開昭56-156099号公報
【0005】
特開平10-32892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ヘッドホン等のスピーカユニットの設計において、音圧周波数特性の指標として、拡散音場カーブ(Defused field curve)と自由音場カーブ(Free field curve)が活用される(以下、DF/FFという)。大まかに言えば、DFはダミーヘッドを残響室に置き、正面にスピーカユニットを置いた際のダミーヘッド内部のマイクで取得される放射音の音圧周波数特性であり、FFはダミーヘッドを無響室に置き、正面にスピーカユニットを置いた際のダミーヘッド内部のマイクで取得される放射音の音圧周波数特性である。これらの特性は残響室/無響室といった、両極端な環境での音場特性であり、設計者がヘッドホンの音圧周波数特性をチューニングする際の起点として考えられることが多い。
【0007】
DFカーブとFFカーブは、1~2kHz以上の高域において大きく異なった特性になる。このDFカーブとFFカーブの差が大きくなる高域では、ヘッドホンの筐体内部や、イヤパッドと頭部とで形成されるドライバユニット前面空間に音の定在波(音響モード)が発生し、放射音の周波数特性にピークディップを発生させることで特性が変化する現象が起きる。そこで、DFカーブやFFカーブを目標としてヘッドホンを設計する際には、周波数の高い特定の帯域を対象とした高精細な音圧周波数特性の調整が必要になる。
【0008】
しかしながら、上述した特許文献1~3の技術は、このような特定の帯域を対象とした高精細な音圧周波数特性の調整が困難であるという問題がある。
【0009】
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、スピーカユニットにおいて、特定の帯域を対象とした高精細な音圧周波数特性の調整を可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、フレームに支持された振動板と、前記フレームに外周部が支持されたプレートとを含むスピーカユニットであって、前記プレートは、当該プレートと前記振動板との間に前記外周部により閉塞された空間を有し、中央に開口部を有し、前記開口部のエッジと前記外周部との距離が8mm~42mmの範囲であるスピーカユニットを提供する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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