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公開番号
2023008157
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-01-19
出願番号
2021111492
出願日
2021-07-05
発明の名称
パウチ
出願人
凸版印刷株式会社
代理人
主分類
B65D
33/00 20060101AFI20230112BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】薬液が含浸された液体保持シートを内容物として収納し、ピンセット等を使用することなく取り出し、薬液の塗布が可能で、また意図しない部分に薬液の付着をさせることなく、必要な箇所への薬液の塗布が可能なパウチを提供すること。
【解決手段】パウチ本体と、パウチ本体に付帯するバンドからなり、パウチ本体は二つ折りの折り線以外の三方の周縁部をシールして製袋されており、バンドは、二つ折りの折り線を跨いで、両端部をパウチ本体の外側になる面に接着されており、液体保持シートは、パウチ本体の内壁に沿って、同様に二つ折りにされて収納されており、開封においては、三方のシール部を開放してパウチ本体を開き、収納された液体保持シートを露出させることが可能であり、開封した状態において、パウチ本体の積層フィルムと、バンドの間隙に手指を挿入可能であることを特徴とするパウチ。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
パウチであって、プラスチックフィルムを基材として、少なくとも一方の表面にはシーラント層を有する積層フィルムからなるパウチ本体と、パウチ本体に付帯するバンドからなり、
パウチ本体は積層フィルムのシーラント層同士を対向させて二つ折りに重ねて、二つ折りの折り線以外の三方の周縁部をシールして製袋されており、
バンドは、前記二つ折りの折り線を跨いで、両端部をパウチ本体の外側になる面に接着されており、
パウチ本体は、二つ折りの折り線と三方の周縁部のシールで囲まれて密封された空間に、薬液が含浸された液体保持シートを収納することが可能であり、
液体保持シートは、パウチ本体の内壁に沿って、同様に二つ折りにされて収納されており、
パウチの開封においては、三方のシール部を開放してパウチ本体を開き、収納された液体保持シートを露出させることが可能であり、
開封した状態において、パウチ本体の積層フィルムと、バンドの間隙に手指を挿入可能であることを特徴とする、パウチ。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記積層フィルムには、ガスバリア層が積層されて含まれることを特徴とする、請求項1に記載のパウチ。
【請求項3】
前記液体保持シートの素材は、不織布であることを特徴とする、請求項1または請求項2のいずれかに記載のパウチ。
【請求項4】
パウチ本体と前記液体保持シートとは、粘着剤を介して積層されていることを特徴とする、請求項1~請求項3のいずれかに記載のパウチ。
【請求項5】
パウチは、前記三方のシール部の開放は、積層フィルムに設けられた易開封機構によるものであることを特徴とする、請求項1~請求項4のいずれかに記載のパウチ。
【請求項6】
前記易開封機構は、ハーフカットまたはミシン目によるものであって、パウチ本体の三方のシール部の内側に開封予定線として施されていることを特徴とする、請求項5に記載のパウチ。
【請求項7】
前記易開封機構は、シール部のイージーピールによるものであって、パウチ本体の三方のシール部のピール強度が、1N/15mm~12N/15mmの範囲であることを特徴とする、請求項5に記載のパウチ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装材料のひとつである、パウチに関するものである。特にたとえば外用薬液のパッケージなどで、ピンセットなどを用いて内容物を取り出す必要がなく、また薬液塗布時に必要な部分以外に薬液が付着することなく使用することができるパウチに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
パウチは、プラスチックフィルムあるいはその積層フィルムを用いた包装容器であって、可撓性を有する包装材料である。例えば液体用の容器としても用いられ、飲料のほかレトルト食品などの食品分野でも広く用いられているほか、日用品やトイレタリーの分野でも、あるいは医療分野においても、さまざまな商品がスーパーマーケットやドラッグストア、コンビニエンスストアの商品棚をにぎわしている。
【0003】
パウチの利点は、缶や瓶など他の包装容器に比べて、価格が安いことや、さまざまな要求品質に対してきめ細かい材料設計で対応できる点、あるいは内容物充填前、及び流通や保管においても軽量で省スペースであることが挙げられる。またパウチは、廃棄物を減らすという観点からも環境適応型の容器であるといえる。
【0004】
またパウチの外側から見える層への高精細の印刷によって、商品のイメージアップや差別化を図ることができ、内容物に関する必要な情報を表示することが可能であり、バーコードの印刷などは、商品の流通や在庫管理、マーケティング情報の源泉ともなっている。
【0005】
パウチの中には、自立性を持たせたものも商品化されており、一般にスタンディングパウチと呼ばれている。自立性を有することにより商品の展示、陳列などに利点を有するほか、使い勝手にも利点を有し、たとえば、内容物の取り出しにおいても一層の利便性が図られてきた。
【0006】
パウチからの内容物の取り出しは、一般的にパウチの一部を手指などで引き裂くか、カッターやハサミ等の刃物を用いて切り裂くなどして、開口部を形成し開口部から取り出すことが可能である。この場合、内容物が液体であれば、内容液を注ぎ出して取り出すことができ、内容物が例えば菓子などの個体であれば、つまみ出して取り出すなどすることができる。
【0007】
そのほかにも、スパウトを装着するなどして、繰り返しの開閉を可能にしてあるパウチもあり、開封を容易にするための易開封機構を備えたパウチも利便性が高く、幅広く用いられている。
【0008】
また、特許文献1には、ウエットティッシュを密封したパウチの提案がなされている。これは、ウエットティッシュは不織布等の含浸基材にアルコール等の液体を含浸したもので、例えば手指をぬぐうために使用する。このためパウチからウエットティッシュを取り出す際には、手指でこれをつまんで取り出すことが一般的である。
【0009】
しかしながら、液体の中には手指で触れることに支障のあるものがある。例えばヨードチンキは着色しており、手指に付着した場合には付着部位の着色、あるいは着色を落とすことが容易ではなく不都合である。また医療用の液体の中には、例えば外用薬液などは、手指による接触、汚染を忌避するものもある。
【0010】
このように、手指でつまんで取り出すことができない場合には、液体を含浸した液体保持シートをピンセット等でつまんでパウチから取り出し、かつピンセット等でつまんだまま液体を塗布する。
(【0011】以降は省略されています)
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